Update.2024.01.12

【初めての方へ】SNS広告とは?その特徴や相場費用を徹底比較!

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急速に普及しているSNS!新たなサービスも続々と出現しており、SNS広告でも、そのプラットフォームで広告配信するのが自社に最も適しているのか、判断に迷いますよね。予算が潤沢にあるのであれば色々試しながらトライアンドエラーを繰り返して、自社にとってどのSNS広告が最適なのか検証できますが、予算にも限りはあります。

本記事では、多数あるSNS広告の特徴や相場費用を比較し解説しますので、選択肢の判断材料になればと思います。

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Contents

     

    1.  

    1.SNS広告とは?

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    SNS広告は、SNSプラットフォーム上で配信されるデジタル広告です。SNSは、Facebook、Instagram、Twitter、LinkedIn、Pinterest、Snapchatなどのプラットフォームを指します。これらのプラットフォームは、ユーザーが友達やフォロワーとコミュニケーションを取り、コンテンツを共有し、情報を収集するための場所として広く利用されています。

    SNS広告は、これらのSNSプラットフォーム上で企業や個人が広告を表示し、特定のターゲットオーディエンスにアピールするための手段として利用されます。

    1.1.SNS広告の目的・他の広告との比較

    SNS広告の主な目的は、以下の点に焦点を当てています。

     

    【ブランド認知と露出】

    SNS広告は、ブランドや製品の知名度を高め、オーディエンスに認識させるのに役立ちます。広告をソーシャルメディア上で表示することで、多くのユーザーにブランドを露出させることができます。

     

    【トラフィックの増加】

    SNS広告は、ウェブサイトへのトラフィックを増加させるのに効果的です。広告をクリックすることで、ユーザーを企業のウェブサイトに誘導し、製品やサービスの詳細情報を提供します。

     

    【リード生成】

    SNS広告は、新しい顧客や見込み客のリストを構築するのに役立ちます。特にリードキャンペーンやフォームの利用を通じて、ユーザーから連絡先情報を収集することができます。

     

    【コンバージョン】

    SNS広告は、製品購入、登録、アプリのダウンロードなどの具体的な行動を促進するために使用されます。ユーザーが望んだ行動を実行することで、広告主は収益を増やすことができます。

     

    【エンゲージメント】

    ソーシャルメディア上でのユーザーエンゲージメントを向上させることもSNS広告の目的の一つです。コメント、いいね、シェアなどの反応を通じて、ユーザーとの対話を促進します。

     

    従いまして、他のWeb広告(特にリスティング広告)との違いとしては、

     

    ・エンゲージメント重視

    ・話題づくりがしやすい

     

    といった目的の違いがあります。

    一方、SNS広告には一般的な課題もあります。広告主は競争が激化しており、広告コストが上昇することがあります。また、ユーザーは広告に対して過度に広告疲れを感じることがあるため、クリエイティブなアプローチが求められます。

    1.2.SNS広告を利用するメリット

    SNS広告を利用すると、さまざまなメリットが得られます。

    以下はその主なメリットです。

     

    【ターゲティングの精度】

    SNS広告プラットフォームは、高度なターゲティングオプションを提供し、特定のデモグラフィック、興味、行動、地理的位置などに基づいて広告を表示できます。これにより、最も関連性の高いユーザーグループにリーチすることができます。

     

    【コスト効率の向上】

    SNS広告は、予算に合わせて調整できるため、広告主は広告費用をコントロールしやすく、効果的な広告キャンペーンを実施できます。また、クリック単価(CPC)や印象単価(CPM)に対して競争力のある価格で広告を掲載できることもあります。

     

    【リアルタイムデータと分析】

    SNS広告プラットフォームは、リアルタイムで広告のパフォーマンスデータを提供し、キャンペーンの進捗を監視できます。これにより、必要に応じて調整を行い、広告の効果を最適化できます。

     

    【エンゲージメントと対話】

    ソーシャルメディアはユーザーとの対話とエンゲージメントを促進するプラットフォームです。SNS広告を活用することで、ユーザーとの対話を通じてブランドとの関係を築くことができます。

     

    【自由なクリエイティブ】

    SNS広告は、テキスト、画像、動画、カルーセル広告など、さまざまなフォーマットを利用できるため、クリエイティブな自由度が高いです。広告メッセージやデザインをカスタマイズし、ブランドの個性を表現できます。

     

    【リード生成とコンバージョン】

    SNS広告はリードジェネレーションやコンバージョンの促進に役立ちます。ユーザーを特定の行動に誘導し、製品購入、登録、ダウンロードなどの目標を達成できます。

     

    【モバイルフレンドリー】

    SNS広告はモバイルデバイス上でも効果的に表示され、モバイルユーザーにリーチするのに適しています。モバイルトラフィックが増加している現代において重要です。

     

    これらのメリットを活かすためには、戦略的なSNS広告キャンペーンの計画と最適化が必要です。広告主はターゲットオーディエンスを理解し、クリエイティブな広告コンテンツを提供することが成功の鍵です。

    1.3.SNS広告を利用するデメリット

    SNS広告を利用する際には、いくつかのデメリットや課題も考慮する必要があります。以下は、SNS広告のデメリットの一部です。

     

    【広告費用の増加】

    一部のSNS広告プラットフォームでは、競争が激化しており、広告費用が増加していることがあります。特に人気のあるターゲットオーディエンスを狙う場合、クリック単価(CPC)や印象単価(CPM)が高くなることがあります。

     

    【クリエイティブがより求められる】

    SNS広告はクリエイティブなアプローチが求められます。広告コンテンツが魅力的でない場合、ユーザーは広告を無視する可能性が高いため、クリエイティブな制作やデザインに時間とリソースを投資する必要があります。

     

    【平均的なクリック率の低さ】

    平均的なクリック率(CTR)はSNS広告で比較的低いことが一般的です。ユーザーは広告に対して広告疲れを感じることがあり、クリックしない傾向があります。そのため、広告の効果を最大化するためには、ターゲットオーディエンスに魅力的な提案を行う必要があります。

     

    【プライバシーとデータの懸念】

    SNS広告はユーザーデータを活用してターゲティングを行うため、プライバシーとデータの懸念が浮上することがあります。一部のユーザーは、データの収集とプライバシー侵害に対して懸念を抱く可能性があります。

     

    【リアルタイムの対応が必要】

    SNS広告はリアルタイムで反応を得ることができ、迅速な対応が求められます。キャンペーンのパフォーマンスデータを監視し、必要に応じて調整するためのリソースと時間を確保する必要があります。

     

    【ネガティブな反応の拡散】

    SNS広告はユーザーからネガティブな反応を受けることがあります。不快と感じる広告や広告ブロッカーを使用するユーザーが存在するため、ブランドの評判に悪影響を及ぼす可能性があります。

     

    これらのデメリットを考慮しながら、SNS広告戦略を検討し、効果的なキャンペーンを計画することが重要です。

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    2.SNS広告の特徴比較

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    本章では、それぞれのSNS広告プラットフォームの特徴を比較します。同じSNSであっても、ユーザー層やそのSNSの使われ方、出稿フォーマットの違いや相場費用など、様々な違いがあります。

     

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    →Facebook広告とは?出稿方法やターゲティングの方法を解説

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    2.1.SNS広告・配信目的比較

    SNS広告はそれぞれのプラットフォームのユーザーの使い方・目的などに応じて広告目的に違いがあります。

     

    SNS

    配信目的

    X(旧Twitter)Twitter(X)

    ・バズらせて話題性を高める

    ・話題性がとれる製品、サービスを広める

    Instagram

    ・画像やビジュアル性の高いファッションやコスメなどと相性が良い

    ・若者の女性で反応が高いユーザー層に訴求する

    Facebook

    ・幅広い層がおりターゲティングの精度を重視する

    ・比較的年代の高い層がおりビジネス目的のユーザーにリーチする

    LINE

    ・利用者数が国内では最も多いので幅広い層へリーチする

    ・老若男女に幅広く訴求する

    TikTok

    ・若年層に非常に人気でアクティブユーザーへリーチする

    ・バズらせて話題性を高める

    YouTube

    ・動画広告がメインでブランド認知度を高める

    ・幅広いユーザー層にリーチする

     

    上記の配信目的の違いがあるので、皆さんが配信したい目的に合わせて使い分けるのが良いでしょう。

    2.2.SNS広告・ターゲティング比較

    配信目的の違いと同様にSNSごとにユーザー層に特徴があるので、リーチしたいターゲットに合わせて使い分けるのが良いです。

     

    SNS

    属性

    ユーザー層の特徴

    X(旧Twitter)Twitter(X)

    10代後半~30代男女

    ・リツイートによる拡散性が高い

    ・10台~20代の4割が毎日利用している

    Instagram

    若年層の

    女性

    ・おしゃれな写真などビジュアル性の高い投稿が多い

    ・カルーセル投稿も多く1度に複数の画像や動画を投稿する

    Facebook

    中年層の

    男性

    ・ビジネス目的に人脈づくりをするための名刺代わり

    ・コミュニティ形成がしやすい

    LINE

    幅広い層の男女

    ・メール代わりにメッセージのやり取りをしている

    ・スタンプや短文で伝えたいことを伝える

    TikTok

    若年層の

    男女

    ・おもしろ動画でバズらたい

    ・ユーザー参加型キャンペーンにも積極的に参加する

    YouTube

    幅広い層の男女

    ・お役立ち動画や趣味のあう動画を検索する

    ・動画広告にも不快感を示さない傾向が強い

     

    上記を参考に、どんな特性を持ったターゲットへリーチするのか、配信目的と合わせて検討してみてください。

    2.3.SNS広告・出稿形式比較

    SNS広告の出稿形式は基本的にプラットフォーム毎の違いはなく、画像、動画を使用し、インフィード広告、ディスプレイ広告、タイアップ広告といった出稿形式があります。

    また、広告の作り方もカルーセルやファッションといった一部のプラットフォームで有効な広告の作り方もあるので、以下に、各プラットフォームで良く使われる出稿形式をご紹介します。

     

    【X(旧Twitter)Twitter(X)】

    テキスト広告が打てる唯一のSNS広告です。(テキスト広告が有効かどうかは別として)

    拡散性が高いSNSという特徴があるので、シンプルに視認性の高い画像広告をインフィードで出稿するケースが多いです。

     

    【Facebook/Instagram】

    どちらもMETA社が提供しているので出稿形式に違いはありません。FacebookはYouTubeの自社チャンネルでビジネス目的の動画を配信してFacebookで拡散させるケースが多いのに対して、Instagramはビジュアル性の高い、いわゆる「インスタ映え」する画像や動画をインフィードは勿論ですが、ストーリズ、発見タブといった変わった出稿形式が多く使われています。

     

    【LINE】

    LINEの出稿形式の特徴は3つあります。

    ①Smart Channel(トークリスト)

    LINEのトークリストの画面最上部に表示され、一番利用者が多い広告です。

    ②LINE NEWS

    ラインアプリ内のニュースタブのトップページ、記事ページ、各運営メディアの記事ページに掲載されます。

    ③タイムライン

    女性の利用が多く、通常の使用者を利用するため、広告らしくない配信ができます。

     

    【TikTok】

    TikTokはユーザーが15秒動画を投稿するサービスなので基本的には動画広告が多いですが画像広告も配信はできます。以下の4つの配信形式があります。

    ①起動画面広告

    すべてのTikTokユーザーに起動時に表示されるもので、1日1社限定で高額。

    ②チャレンジ広告

    企業側でテーマとなる#(ハッシュタグ)を用意し、その#にあわせた動画をユーザーに作成して投稿してもらう参加型広告。拡散を狙えるが高額。

    ③インフィード広告

    投稿欄の「おすすめ」に表示される動画広告で、一般投稿と同じように掲載され、広告だと気付かれないことも多い。

    ④運用型広告

    ユーザーの一般投稿にブレンドされて配信。TikTok以外のアプリへ広告配信が可能。

     

    【YouTube】

    YouTubeですから基本的には動画広告を配信している企業が多いです。ただし、同じ動画広告でも30秒間ずっと見せる広告や途中5秒で広告スキップができる形式など、費用に応じて配信時間をユーザーに選ばせる、も若しくは、強制するといった選択ができます。

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    3.SNS広告の相場費用比較

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    費用相場はSNS広告の各プラットフォームで全く違うので、以下の比較表を参考にしてください。

     

    SNS

    相場感

    課金形式と相場費用

    X(旧Twitter)Twitter(X)

    普通

    インプレッション課金  400円~650円

    エンゲージメント課金  40円~100円

    フォロワー課金     40円~100円

    クリック課金      24円~200円

    Instagram

    比較的安い

    インプレッション課金  500円~1000円

    クリック課金      40円~100円

    動画再生課金      4~7円

    インストール課金    100円~150円

    Facebook

    比較的安い

    インプレッション課金  100円~500円

    クリック課金      100円~200円

    LINE

    高い

    クリック課金、インプレッション課金、友達追加課金の3形式がありますが、費用相場としては非常に幅があり入札方式のため競争によって高くなる傾向があります。

    詳しくはこちらをご参照ください。

    入札方法と入札価格について ― LINE for Business

    TikTok

    普通

    起動画面広告      1日1社限定で例外的に高額

    インプレッション課金  100円~1,000円

    クリック課金      30円~100円

    再生課金        5~60円

    期間契約型(こちらも例外的に高い)

     チャレンジ広告    1000万円前後

     インフィード広告   42万円~625万円

    YouTube

    安い

    クリック課金      2円~20円

     

    費用よりもプラットフォームの特徴やターゲット層と商材との相性などをSNS広告の目的に合わせて検討することが重要だと私は考えています。いくら費用を抑えられたとしても、目的となる例えばコンバージョンが全く出なくて広告効果も低くなるのでは本末転倒なので、あくまで予算を組む上での参考値としてください。

    また、最後に当社がFacebook広告運用を支援している事例をご紹介します。

    ECCベストキャリア様は総合教育機関ECCグループで人材派遣・人材紹介を担っている企業で、BtoB向けに日本語研修サービスの拡販するために、費用対効果の高いアプローチとインバウンドマーケティングでコンスタントに集客できる仕組が必要でした。Facebook広告だけで全てを解決している訳ではないですが集客部分で大いに成果が出せました。

    ご興味ある方は是非ご覧ください。

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    事例紹介ページを見る

    4.まとめ

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    いかがだったでしょうか。SNS広告と一言で言っても様々なプラットフォームがあり、それぞれのサービスに合わせてユーザー層の違いや使い方の目的が違っています。

    これからSNSを始めるのであれば、広告の目的、例えば商品サービスの購入を目的とするのか、商品サービスの認知度向上を目的とするのか、自社の商品サービスがターゲットとしているユーザー層はどのプラットフォームと相性が良いのかなど、様々な観点で検討してください。効果が最大化できるSNS広告を運用しましょう。

    H&KではSNS広告だけではなく、SNS公式アカウントの運用も含めて、目的に沿った最適な配信方法や運用方法のご提案をしています。ご興味ある方は是非お声がけください。

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。