Update.2024.01.12

Twitter広告(X広告)の始め方!費用感や上手な運用方法を解説

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サービス名を「X」に変更した旧Twitterですが、広告運用している人はまだ少ないのではないでしょうか?Twitterユーザー数や現状約6,000万人です。世界的に見ても日本のTwitter利用者数の順位はアメリカに続いて世界第2位です。

利用者層を見ても男女比は同じぐらいで、年齢別に見ても10代、20代が高いものの幅広い年代に利用されています。日本では幅広い層にリーチできるメディアとも言えるでしょう。

本記事ではTwitter広告を最大限活用するために基本的情報から成果を出すための運用方法まで解説しています。

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Contents

     

    1.  

    1.Twitter広告の基本

    本章ではTwitter広告の基本について解説します。Twitter広告の仕組みや費用感、リーチできるユーザー層について、まずは知りましょう。

    Twitter広告の基本を知れば、その応用の仕方や運用方法などについて詳しく知ることができます。Twitter広告を成功させるためには、戦略的なアプローチと継続的な最適化が必要です。また、Twitterの広告ポリシーを守ることも忘れずに行いましょう。

    1.1.Twitter広告とは?

    Twitter広告は、企業や個人がTwitterプラットフォーム上で実施する広告キャンペーンのことを指します。Twitter広告を使用することで、ビジネスは自分たちの製品、サービス、イベント、コンテンツなどを広め、目標のオーディエンスにリーチすることができます。

    数あるSNS広告の中でTwitter広告の特徴は3つあります。

     

    ①若年層にリーチできる

    Twitterのコアユーザーは10代・20代です。若年層が多いのがTwitterの特徴で、若年層をターゲットとしている商材やサービスは相性が良いプラットフォームと言えるでしょう。

     

    ②興味関心をターゲティング条件にできる

    Twitterはフォロワーやツイートなど本人の趣味や嗜好性が顕著に表れる特徴があります。Twitter広告では、そういった興味関心をターゲット条件にする精度が他の媒体と比べても高いので、ピンポイントなターゲティングが可能となります。

     

    ③2次拡散が期待できる

    Twitterの最大の特徴は、リツイートによる拡散性が高いことです。Twitter広告でもリツイートや「いいね」ができる仕様になっています。しかも、リツイートされたTwitter広告はリツイート後は費用がかからないので拡散すればするほど低コストで多くの方にリーチできます。Twitterは関心が近しい人同士がつながっているので、リツイートや「いいね」など情報拡散がしやすいプラットフォームになっています。

    1.2.Twitter広告の費用感

    Twitter広告には出稿費用の最低額がありません。入札タイプが3つあります。

     

    ①自動入札

    最小限の費用で最大限の効果が得られるように自動で入札金額を決定する入札方式です。予算は決まっているが入札額をいくらにするのか悩んでいる場合は、自動入札を選択すると良いでしょう。

     

    ②上限入札単価

    支払対象となるアクションごとに支払っても良い上限の単価を設定します。入札単価の上限が決まっていて、その範囲内で成果をより細かくコントロールしたい場合には向いている入札方式です。

     

    ③目標入札単価

    「フォロワー」、「ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン」を目的とするキャンペーンで利用することができる入札方式です。上限入札単価と異なり1日あたりの平均額が目標に近づくように自動的に調整されます。

     

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    参照:https://business.twitter.com/ja/help/troubleshooting/bidding-and-auctions-faqs.html

     

    Twitter広告は最低出稿金額が決まってないとはいえ、月の予算は最低でも10万円程度をご準備いただくことをお勧めします。アクションによって費用感は全然ことなるのですが、目安としてはクリック課金であれば1クリック24円~200円、インプレッション課金であれば1,000インプレッションあたり400円~650円となります。

    1.3.Twitterユーザー層

    <SNS利用状況>

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    参照:総務省「令和4年 情報通信に関する現状報告」

     

    上記のデータからSNSの必要性は年代が若ければ若いほど重要性が増しています。

     

    <SNS別、年代別利用率>

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    Twitterは10代が67.4%、20代が78.6%と非常に高く若年層の利用率が高いことが分かります。しかし40代でも44.8%となっていますので、幅広い年代層にリーチできると考えて良いでしょう。

     

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    →【初めての方へ】SNS広告とは?その特徴や相場費用を徹底比較!

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    2.Twitter広告の種類(広告メニュー)

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    Twitter広告の種類には6種類あります。2次拡散を狙った拡散目的のプロモ広告。フォロワーを獲得しアカウントを強化するフォロワー獲得広告、短期間で認知度を上げるTwitter Amplify。広告出稿までのスピードが速いクイックプロモート。ユーザーの視認性が高いファーストビュー。プロモトレンドの効果性をさらに高めるプロモトレンドスポットライト。

     

    Twitter広告の種類

    メリット

    デメリット

    こんな方にオススメ!

    プロモ広告

    二次拡散が期待できる

    二次拡散されたものは削除できない

    短期間で高い効果を発揮したい

    Twitter Amplify

    ユーザーの視認性が高い

    費用が高い

    ブランディングを行いたい

    Twitterテイクオーバー

    短期間で知名度を向上

    費用が高い

    ブランディングを行いたい

    Twitterライブ

    リアルタイムでユーザーを動かせる

    ライブ配信なのでやり直しが効かない

    短期間でリアルタイムにメッセージを届けたい

    Twitterダイナミック商品広告

    売上に直結しやすい

    設定が難しい(複雑)

    売上を比較的短期間に伸ばしたい

    コレクション広告

    様々な商品を1つの広告で表示できる

    商品ラインナップが豊富でないと意味がない

    ECの売上を全般的に伸ばしたい

     

    2.1.プロモ広告

    プロモツイートはタイムラインに表示できる広告です。通常のツイートと同じようにユーザーは「いいね」やリツイートがしやすくなります。

    プロモツイートのメリットは、ユーザーによる二次拡散が期待できることです。通常のツイートと同じようにタイムラインに表示されるので、広告色が少なく、リツイートしやすく拡散性が高まります。なお、リツイートされた広告は課金対象にならないので、コストメリットも期待できます。

    ただし、拡散された広告は削除できないので、ネガティブにリツイートされると逆効果になります。よって投稿する前は通常以上に炎上しないか、仮に炎上したとしても影響がないか確認する必要があります。

    2.2.Twitter Amplify

    Twitter AmplifyはTwitterで動画広告が配信できる種類の1つで、「Amplifyプレロール」と「Amplifyスポンサーシップ」の2つがあります。

    Twitter Amplifyのメリットは動画広告なのでユーザーの視認性が非常に高くブランディングには最も効果的な広告の1つです。

    ただし、動画の制作費用や広告出稿費用が高く、ブランディング目的なので売上には直結しないためROIが出しにくいという側面があります。ブランディング目的であることを、ある程度割り切って予算を取る必要があります。

    2.3.Twitterテイクオーバー

    Twitterテイクオーバー以前はプロモトレンドと呼ばれた広告で、短期間で認知度を高める目的で、トレンドの最上位に表示される広告です。1日1社限定で24時間表示されます。

    プロモトレンドのメリットは約2,500万インプレッションの広告枠を独占できることです。枠を買い取る広告になるので表示回数は前後しますが広告費用は変わりません。

    ただし、枠を独占する分費用が高くなります。利用するタイミングによって広告費用は変わりますが最低でも800万円からとなっているので、相当まとまった予算を用意しないと広告が出稿できません。

    2.4.Twitterライブ

    TwitterライブはTwitter内に特設ページを設けてライブ配信ができる広告です。企業側が一方的にライブ配信するだけではなく、ユーザーと音声で交流することができ、意見交換や雑談など様々なトークをすることもできます。

    Twitterライブのメリットはユーザーと交流が深められるので広告意識が低く認識されユーザーのエンゲージメントを高めることが可能となります。特設ページを「スペース」と呼びますが、スペースではライブ配信だけでなくツイートを共有したりすることも可能です。

    ただし、ライブ配信であるが故に撮り直しができません。仮にエンゲージメントの低いユーザーが参加してしまってクレームのような意見を出されても取り返しがつかないので、そういったリスクを考慮して活用しましょう。また、定期配信をする方がユーザーの認識性は高まりますので、運用上の負荷も高くなります。

    2.5.Twitterダイナミック商品広告

    Twitterダイナミック商品広告は商品データをもとにクリエイティブを自動生成し、TwitterユーザーのWeb行動データをもとにユーザーの興味関心に基づいてパーソナライズ配信される商品広告です。

    Twitterダイナミック商品広告のメリットは、その商品に興味関心の高いであろうユーザーへ向けて商品広告が配信されるので売上に直結しやすいという点です。

    ただし、商品広告なので商品データがあること、その商品データを登録する際に設定項目が多く他の広告と比べて設定方法が複雑で難しいという側面があるので、広告配信経験が一定程度以上求められます。

    2.6.コレクション広告

    コレクション広告はヒーロー画像と呼ばれるメイン画像と、その下に表示される小さなサムネイル画像でカタログのように見せることができる商品広告です。サムネイルは水平スクロールで閲覧も可能です。

    コレクション広告のメリットは1つの広告配信で複数の商品を表示することができ、サムネイル画像ごとにリンク先を変えることができるので、広く全般的に取り扱っているカテゴリー商品をアピールすることができます。

    ただし、複数商品のサムネイル画像を表示させるには、それだけ商品画像を読み込ませる必要があるので、設定にはそれなりの負荷が掛かります。商品データがあれば動的にクリエイティブを生成するので、画像制作負荷は掛かりませんが、読み込ませる回数は増えます。

    3.Twitter広告の出稿方法

    Twitter広告の出稿方法は広告の種類によって多少違いはありますが、基本的には以下の手順で出稿できます。

    ①キャンペーンの目的を設定する

    ②ターゲティングを設定する

    ③クリエイティブを設定する(広告の種類によっては動的に生成する広告もある)

    ④広告グループを設定する

    以下、それぞれの方法を詳しく見ていきます。

    3.1.Twitter広告のキャンペーンの目的

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    広告キャンペーンの目的は大きく「ブランド認知度の向上」「検討」「コンバージョン」の3つに分かれます。それぞれのカテゴリーの中に詳細な目的が9つあり、どれかを選ぶ必要があります。出稿前に「この広告は何が目的なのか」をしっかり検討しておきましょう。

    3.2.Twitter広告のターゲティング

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    Twitter広告は最適なユーザーにターゲットを絞って広告を配信できるように上記のターゲティングの種類があります。

    Twitter広告の特徴の1つはユーザーの興味関心に合わせてターゲティングができる点があります。例えば自社のTwitter公式アカウントをフォローしている人を調べて、自社のファンにはどんな興味関心を持っているい人が多いのかを分析したり、その人たちのツイート内容を分析したりして、適切なターゲティングができるよう分析は怠らないようにしましょう。

    また、上記のターゲティング手法以外にも以下のようなデモグラ情報でターゲティングすることもできます。

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    Twitterユーザーが自分で登録しているプロフィール情報からターゲティングができるので、自社のブランドや商品と相性の良い属性を選びましょう。

    3.3.Twitter広告のクリエイティブ

    Twitter広告の種類によっては(特に商品広告)商品データを読み込ませてクリエイティブを自動生成する広告もありますが、特にブランディング目的の広告であればクリエイティブは非常に重要です。広告の表示順位は基本的に「広告スコア」と呼ばれるスコアで順位が決まります。

    広告スコアとは、「品質スコア」と「入札金額」の掛け合わせで決まります。

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    作成した広告には以下の3点から「品質スコア」が付けられます。

    ・共感度

    ユーザーがその広告に反応しているのか、クリックや「いいね」やリツイートといったユーザーの反応が頻繁にあると品質スコアが高まります。

    ・関連性

    ツイートの内容(広告)がオーディエンスの興味関心に合致していると品質スコアが高まります。

    ・リーセンシー

    最新の話題をツイートしているか、を判断されて品質スコアを付けています。Twitterは「いま」起きていることを見つける場所であるという前提があります。古い話題は表示させない方向に動くので更新頻度を高めましょう。

    「品質スコア」と「入札金額」のバランスを見て、広告スコアを高め、キャンペーンを成功させるよう意識してください。

    3.4.Twitter広告の広告グループ

    Twitter広告は広告グループを使って、様々なオーディエンス、クリエイティブ入札タイプをひとつのキャンペーンにまとめて管理することが可能です。キャンペーンの数が多いと逆に分析や管理が大変になるので、広告グループを使って俯瞰的に管理できるようになっています。

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    4.Twitter広告の運用ポイント

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    最後にTwitter広告の運用ポイントを5つご紹介します。Twitter広告の特性を生かして、キャンペーンを成功できるように、以下の5つの運用ポイントはしっかりと押さえましょう。

    4.1.オーディエンスを明確にする

    Twitter広告に限らずマーケティング全般に言えることですがオーディエンスを明確にしましょう。特にTwitter広告はユーザーのプロフィール情報や興味関心などターゲティングするための情報が多岐に渡り様々な選択が可能となります。

    それ故にオーディエンスがブレると本来リーチしたいユーザーにリーチできなくなる可能性もあります。自社のTwitter公式アカウントをフォローしている人がどんな人たちで、そのユーザーのツイート内容などを分析し、データに基づいてオーディエンスを明確にするよう心掛けましょう。

    4.2.色んな広告フォーマットを活用する

    複数の広告フォーマットを活用しましょう。X社も自社のビジネスサイトで「広告フォーマットを3種類以上使用すると、広告キャンペーンの認知度が20%、購買移植が7%向上します。」と公言しています。

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    4.3.検索には出てこない感情や思考をターゲティングに活用する

    オーディエンスを明確にしたら、検索には出てこない感情や思考をターゲティングに活用しましょう。Twitter広告の特徴の1つはターゲティングの精度が高いことです。

    キャンペーンを成功させるには、この特徴を活用しなければなりません。せっかくターゲティング手法や属性情報が多岐に渡って活用できるようになっているので、最大限活用しキャンペーンを成功させましょう。

    4.4.勝ちクリエイティブを見つける

    様々なクリエイティブを試して「勝ちクリエイティブ」を見つけましょう。広告スコアの説明をしたとおり「品質スコア」は広告の表示順位を高める重要な要素の1つです。

    「3R」と呼ばれる共感性、関連性、鮮度を念頭に置いてクリエイティブを作成しましょう。

    また、鮮度が品質スコアに影響する以上は、見つけた「勝ちクリエイティブ」が未来永劫勝ち続けることはありません。常に広告の品質スコアをチェックしてスコアが低下する前に新たな「勝ちクリエイティブ」を生み続ける必要があります。

    4.5.Twitter公式アカウントをしっかり運用する

    Twitter広告の解説をしてきましたが、前提条件として公式アカウントがしっかり運用されている必要があります。米国時間2023年8月11日にフォロワー獲得広告が撤廃されました。

    その背景には広告頼みでフォロワーを増やすのではなく基本となるアカウント運用をしっかりやって欲しいというX社の意図があると言われています。

    「いま」を見つける場所ですから鮮度の高いツイートを投稿しつづけることが重要です。また、投稿頻度だけではなく、オーディエンスの興味関心と合致しているかも重要です。広告の品質スコアのロジックはアカウント運用にもそのままそもまま当てはまるので品質スコアはアカウント運用でも意識して運用しましょう。

    また、最後に当社がTwitter広告運用を支援している事例をご紹介します。

    ECCベストキャリア様は総合教育機関ECCグループで人材派遣・人材紹介を担っている企業で、BtoB向けに日本語研修サービスの拡販するために、費用対効果の高いアプローチとインバウンドマーケティングでコンスタントに集客できる仕組が必要でした。Twitter広告だけで全てを解決している訳ではないですが集客部分で大いに成果が出せました。

    ご興味ある方は是非ご覧ください。

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    →事例紹介ページを見る

     

    5.まとめ

    いかがだったでしょうか。Twitter広告はターゲティングの精度が高く、低予算で始められ、様々な業種・業界で活用できる広告手法です。

    ユーザー層が若年層比率が高いという特徴はありますが、オーディエンスが合致するのであれば、どんどん挑戦しましょう。広告運用は運用すればするほど「コツ」が掴めてきます。ターゲティングの方法やクリエイティブの作り方などは経験値に勝るものはありません。

    マーケティングの王道ではありますが、しっかりデータ分析し、オーディエンスを明確にして、クリエイティブを丁寧に作成し、キャンペーンを成功させましょう。

    なお、H&KではTwitter公式アカウントの運用からTwitter広告の運用までサポートしています。ご興味のある方は気軽にお声がけください。

    →サービスの詳細を見る

    また、デジタルマーケティングに関するご相談があればお気軽にお問い合わせください。

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。