Update.2024.01.12

Shopifyメールで売上UPを目指す!おすすめメルマガアプリも紹介

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はじめに

Shopifyにメール機能があるのをご存じですか?ECの売上アップにメールマーケティングは欠かせません。メールマーケティングの手法を駆使してShopifyでの売上アップを目指しましょう。

本記事では、Shopifyと連動したメール配信ツールをご紹介しつつ、EC売上アップに有効なメールマーケティングの手法を解説します。

Contents

    1.Shopifyでメール配信をする方法

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    Shopifyでメール配信をするにはShopifyメールを使用するか、連携アプリを導入するか、方法が2つあります。どちらを選択するか、メリット・デメリットがあるので、本記事ではその方法について紹介します。

    1.1.Shopifyメール

    ShopifyメールはShopifyが提供するメール配信機能で、日本語版は2020年5月にリリースされています。Shopifyメールは、Shopifyで獲得した顧客データを使ってメールマガジンを送付できるため、メールマーケティングを可能にします。Shopifyメールをうまく活用すれば、顧客管理とメールマーケティングの一元化を実現できます。

    その特徴は5つあります。

     

    特徴① 毎月10,000通まで無料

    Shopifyメールは毎月10,000通まで無料で送信できます。10,000通を超えた分は1,000通単位で従量課金制となり価格は以下の通りです。

     

    ~300,000通

    $1

    300,001通~750,000通

    $0.65

    750,001通~

    $0.55

     

    他のメール配信システムと比較しても相当安いです。

     

    特徴② 配信済みメールの分析も可能

    Shopifyメールは配信済のメールの分析ができます。

     

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    ダッシュボードから開封率やコンバージョンの確認ができ、一通ごとに顧客の行動を細かく分析もできます。メルマガ配信のPDCAを回して、セグメント毎の反応も分析することができます。

     

    特徴③ Shopifyの管理画面内で完結する

    Shopifyの管理画面内で完結することが一番の特徴だと思います。外部のメール配信システムだとShopifyの画面とメール配信システムの画面が別になるので業務効率が悪いです。

     

    特徴④ Shopifyの顧客データと連動している

    Shopifyのメール配信機能となるので、Shopifyで管理している顧客データと連動しています。よってShopifyにある顧客データを使ってセグメント配信ができますし、標準でセグメントグループも設定されており、「全購読者」「既に購入済み」「未購入」の3分類は簡単に選択することができます。他にも「商品ジャンル」や「最終購入日」や「購入金額」「購入回数」などのセグメント条件も選べます。

     

    得票⑤ すぐに使えるテンプレートやデザインを選べる

    Shopifyメールでは直ぐに使えるメールデザインテンプレートが豊富で、一部のテンプレートではストアのロゴや商品説明やURLなどを自動で反映されますので、業務効率がアップします。

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    Shopifyメールを使用して購読者にメールを送信するには、以下の要件を満たす必要があります。

     

    ・Shopifyでオンラインストアを所有していること。

    ・オンラインストアの販売チャネルを持っていること。

    ・アクティブで有料のShopifyサブスクリプションプランを利用していること。

    ・決済サービスを設定していること。

    1.2.アプリ連携

    Shopifyメール以外でもアプリストアでメール配信アプリをダウンロードしてアプリ連携する方法もあります。配信性能や使い方などで特徴があるので適切なアプリを選択しましょう。具体的には次の章でご紹介します。

    Shopifyメールではなく、敢えてアプリ連携する一番の理由は、メール以外にもLINEやFacebookなど多数のアプリ・システムと統合できるのが、敢えて外部アプリにする理由です。

    目的に合わせてどちらを選択をするか検討しましょう。

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    2.Shopifyでおすすめのメール配信アプリ3選

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    2.1.おすすめ①:Klaviyo(クラビヨ)

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    Klaviyoはセグメントを行うのにユーザーの属性や行動履歴などを活用して非常に細やかなセグメントをすることができるのが特徴です。収集したデータを活用して最適な配信時間や内容を分析したり、メッセージ内容の自動生成ができたり、設定時間で自動配信する機能などもあり、機能的には充実しています。

    ただし、料金が比較的高めで、利用料金はメールの配信数に応じた従量課金制となっています。

    2.2.おすすめ②:Omnisend(オムニセンド)

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    Omnisendは上記で紹介したKlaviyoよりも手軽に安価で利用することができます。最初に自分で作成したメールをフローに設定して自動配信をすることも可能です。

    また、顧客の購買履歴やキャンペーンごとの顧客の行動履歴を分析しセグメント分けができセグメント毎にメールを配信することも可能です。

    料金体系はシンプルでミニマムの機能で月15,000通までは無料で利用できます。

    2.3.おすすめ③:Privy(プライビー)

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    Privyはメール配信以外にもポップアップ機能もあります。ストア上でポップアップでメルマガ会員登録を促すことができるので、メルマガ会員を増やしたい時にはおすすめのShopifyアプリです。

    メール配信についてもメルマガ自動配信やカスタマーサポート関係のメールも自動配信できるので、基本的なメール配信機能はあります。

    ポップアップ機能の利用だけであれば月平均5,000PVまでは無料で利用できます。

    メール配信機能は配信ボリュームに応じた従量課金制となっています。

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    3.Shopifyで売上アップするためのメールマーケティング手法

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    ここではShopifyで売上アップをするためのメールマーケティングの代表的な3つの手法について解説します。

    3.1.メルマガ一斉送信

    メルマガ(メールマガジン)の一斉配信は、大量の受信者に同じ内容のメールを送信する手法です。以下に一般的な一斉配信方法を説明します。

    【受信者のリスト作成】

    配信対象となる受信者のリストを作成します。これは、登録フォームやウェブサイトから集めたメールアドレスを含むデータベースなどから作成します。リストには、配信を受け取ることを許可した人のみを含めるように注意してください(スパムメールと見なされないようにするため)。

    【メールの作成】

    一斉配信するメールの内容を作成します。タイトルや本文、画像などを含め、必要な情報を記載します。配信する内容に応じて、情報の整理やフォーマットに注意しましょう。

    また、「●●様」など同じ文面であっても極力パーソナライズできる箇所を用意して「自分宛てに送られているんだ」と感じられる件名や本文にするのが良いでしょう。

    【メールテンプレートの利用】

    多くのメール配信サービスでは、カスタマイズ可能なメールテンプレートを提供しています。これを利用すると、デザインやレイアウトの作業を簡略化できます。

    【スケジュール設定】

    配信する日時をスケジュールに設定します。一斉配信を予約しておくことで、自動的にメールが送信されるようになります。

    【テスト送信】

    実際の配信前に、自分のメールアドレスなど少数のテストアドレスに対してメールを送信し、メールの内容や表示に問題がないか確認します。

    【一斉配信の実行】

    設定した日時になると、メール配信サービスがリストに含まれる全ての受信者にメールを送信します。

    【成果の分析】

    配信後に成果を分析することが重要です。開封率、クリック率、反応率などの指標を確認し、次回の配信改善に活かします。

     

    なお、一斉配信を行う際にはプライバシーに注意し、法律や規制に違反しないようにしてください。特にEUの一般データ保護規則(GDPR)などの法律を順守することが重要です。今後も新たな規制が導入されている可能性もあるため、最新の情報を確認することが大切です。

    3.2.シナリオメール

    シナリオメールは、特定のタイミングやトリガーに基づいて、予め設定した一連のメールが自動的に配信される手法です。一連のメールが連続して配信されるため、ユーザーエンゲージメントを高め、自動化されたマーケティングキャンペーンに適しています。以下に、シナリオメールを配信する方法を説明します。

    【シナリオの設計】

    配信するメールの内容や配信タイミングを含むシナリオを設計します。例えば、新規ユーザー登録時にウェルカムメールを送信し、数日後に関連するコンテンツを提供するメールを送信するようなシナリオを考えます。

    【シナリオメールの作成】

    シナリオ内の各メールの内容を作成します。ウェルカムメール、フォローアップメール、プロモーションメールなど、それぞれのメールに適した内容やコールトゥアクション(CTA)を考慮しましょう。

    【シナリオの設定】

    選択したメール配信サービスを使用して、シナリオを設定します。通常、シナリオ機能を使用して、特定のトリガー(例:新規登録、購入、特定の行動)に応じてメールが配信されるように設定します。

    【タイミングとセグメントの設定】

    各メールの配信タイミングや受信者のセグメント(例:登録日による分割)を設定します。これにより、ユーザーにとってより適切なタイミングでメールが送信されるようになります。

    【テスト送信】

    シナリオが正しく設定されていることを確認するために、テスト送信を行います。トリガーが発生した場合に正しくメールが送信されることを確認しましょう。

    【シナリオメールの実行】

    シナリオが設定された通りに稼働するようになったら、実際にシナリオメールを開始します。トリガーが発生すると、シナリオに基づいて自動的にメールが配信されます。

    【モニタリングと最適化】

    シナリオメールの効果を定期的にモニタリングし、成果を分析します。開封率、クリック率、コンバージョン率などの指標を追跡し、必要に応じてシナリオを最適化して改善していきましょう。

     

    シナリオメールは効率的なマーケティング手法であり、ユーザーエンゲージメントを向上させるのに役立ちますが、セグメントやタイミングの設定、コンテンツの質などが重要な要素となります。しっかりと計画を立て、適切な配信サービスを使用することが成功への鍵となります。

    3.3.ステップメール

    ステップメールは、顧客の一定のアクション(例えば「会員登録」や「サンプル申込」など)を起点に、一連のメールを一定のステップや段階に分けて配信するマーケティング手法です。各ステップでは、特定の目標に合わせた内容や情報を提供することが一般的です。以下にステップメールを配信する方法を説明します。

    【ステップメールの設計】

    配信するメールの内容やステップの数を含むステップメールの設計を行います。ステップごとに受信者に提供したい情報や目標を考慮して、ステップの順序と内容を決定します。

    【ステップメールの作成】

    ステップメール内の各メールの内容を作成します。各ステップでは、受信者に対して特定の価値や情報を提供することが重要です。CTAを設定して、受信者の行動を促進することも忘れずに。

    【スケジュール設定】

    各ステップメールの配信タイミングを設定します。ステップ間のインターバルを考慮して、受信者に適切なタイミングでメールが送信されるようにします。例えば、3日ごとに1つのステップを配信するなど。

    【セグメントの設定(任意)】

    必要に応じて、受信者をセグメントに分けることができます。例えば同じアクションであっても20代男性と30代女性ではステップを分けるといったイメージです。これにより、受信者の興味や行動に基づいて、よりパーソナライズされたステップメールを配信できます。

    【テスト送信】

    ステップメールが正しく設定されていることを確認するために、テスト送信を行います。各ステップの内容やタイミング、リンクの動作などを確認しましょう。

    【ステップメールの実行】

    ステップメールが設定された通りに稼働するようになったら、実際にステップメールを開始します。ステップごとに自動的にメールが配信されるようになります。

    【モニタリングと最適化】

    ステップメールの効果を定期的にモニタリングし、成果を分析します。各ステップの効果やコンバージョン率などを追跡し、必要に応じてステップの内容やタイミングを最適化して改善していきましょう。

     

    ステップメールは、受信者との関係構築や商品・サービスの導入、セールスファネルの構築などに役立つ効果的なマーケティング手法です。正確なタイミングで適切な情報を提供することが重要なため、しっかりと計画を立てて実行してください。

    4.まとめ

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    いかがだったでしょうか?Shopifyに限らずメールマーケティングはECビジネスにおいて売上をアップさせるのに必須といってもよいマーケティング手法です。自社のフェーズや目的に合わせて最適なメール配信アプリを採用し、適切なメールマーケティング手法を駆使してShopifyストアの売上アップを目指しましょう

    本記事があなたのShopifyストアでメールマーケティングを実施するのに少しでもお役に立てば幸いです。

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。