Update.2023.09.13

イベントマーケティングとは?種類やメリット、成功のポイントを解説

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イベントマーケティング」とは、企業や団体が主催するイベントを通じて、消費者や企業などに自社の製品やサービスを紹介するマーケティング手法のことです。

 

一見シンプルに見えるこの手法ですが、イベントマーケティングはマーケティングにおいてとても重要な役割を担っているのです。

 

この記事では、イベントマーケティングの重要性、イベントマーケティングの種類や行うメリットについて解説していきます。

 

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Contents

    1.イベントマーケティングとは

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    イベントマーケティングとは、企業や団体がイベントを主催し、自社の製品やサービスを対外的にアピールすることです。消費者や企業などの顧客と直接コミュニケーションをとれるので、見込み顧客の獲得や商談の創出などのマーケティング効果を得やすい手法になります。

    1-1.マーケティングにおけるイベントマーケティングの重要性

    マーケターにとってイベントマーケティングは、とても重要な位置を占めています。

     

    イベントマネジメント・プラットフォームを提供しているBIZZABOが1000人以上のマーケターを対象とした調査によると、41%のマーケターが、「イベントマーケティングは、ビジネスを成長させるためにもっとも重要なマーケティングチャネルだ」と感じています。

    また同調査では、回答者の85%が、「イベントは、自分たちのマーケティング戦略上欠かせない要素だ」と答えています。

     

    引用:マケフリ

     

    2.イベントマーケティングの種類

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    イベントマーケティングには以下の5種類があります。

     

    ・セミナー

    ・展示会

    ・ミートアップ

    ・体験型イベント(ワークショップ)

    ・交流会(フォーラム・シンポジウム)

    それぞれ解説していきます。

     

    2-1.セミナー

    セミナーとは、講演や研修などの形式で行うイベントのことです。セミナーの主催者や登壇者は、専門的な知識やスキルをセミナーの参加者に対して提供します。

    大きく分けて、次の4種類の手法が挙げられます。

     

    • ・自社セミナー・・自社だけで実施するセミナー
    • ・共催セミナー・・他社と共催で実施するセミナー
    • ウェビナー・・・Webを通じて実施するセミナー
    • ・共催ウェビナー・他社と共催で実施するウェビナー

     

    また、セミナーの目的によっても、以下の2種類に分類することができます。

     

    • ・情報提供型セミナー・・自社商品についてのセミナーを行い、受講者から良いフィードバックを得ることが目的
    • ・顧客獲得型セミナー・・自社商品を購入することによる効果を受講者に伝え、商談の機会を創出することが目的

     

    2-2.展示会

    展示会は、自社で開催する手法と、展示会運営会社や地方自治体が主催する展示会に出展料を払って参加する手法の2つがあります。

     

    展示会運営会社や地方自治体が主催する展示会の場合、出展料はかかりますが、自社で集客する必要がないため、自社でイベントを開催する場合よりも負担を減らすことができます。

     

    展示会の目的は主に、見込み客の獲得や育成、ブランディングになります。

     

    展示会に出展することで自社の製品・サービスに関心を示す顧客を獲得し、彼らの購買意欲を高めることが可能になります。加えて企業の価値やイメージをアピールすることで市場における自社のポジショニングを明確化させることができます。

     

    2-3.ミートアップ

    ミートアップとは、共通の目的を持った人たちが一同に会し、情報交換や意見交換を行う交流会のことを指します。

     

    セミナーよりも気軽に参加できる、カジュアルな交流会という位置づけになっており、講義形式のものや、食事会なども兼ねた雑談に近い形式のものなど、多様な形式のイベントが存在します。

     

    ミートアップの目的はセミナーや展示会と異なり、見込み客の獲得というよりもブランディング商品評価企業の採用活動の一環として実施される傾向が強いです。

     

    2-4.体験型イベント(ワークショップ)

    体験型イベントは、参加者が実際に商品・サービスの価値を体験することができるイベントです。住宅の内覧会、試食会、新製品のデモンストレーション、ワークショップなどが含まれます。

     

    体験型イベントに参加してもらうことで、実際に体験することでしか得られない商品やサービスの魅力を伝えることができます。

    そのため、商品やサービスに対する理解が深まり、魅力を感じ取った質の高い見込み客を獲得することもできます。



    2-5.交流会(フォーラム・シンポジウム)

    ユーザー交流会は、主に既存顧客との関係づくりに活用されるイベントです。

     

    すでに自社の商品・サービスを利用しているユーザーを集めて、顧客同士でナレッジ共有や情報交換などをしてもらい、コミュニティ形成の促進を図ります。

     

    よってユーザー交流会の主な目的としては、顧客同士または企業と顧客の関係性を深めることで、解約の防止や利用頻度の増加を促すことです。

     

    3.イベントマーケティングのメリット

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    3-1.一度にたくさんの見込み顧客と接触でき、顧客の認知を広げることができる

    イベントマーケティングのメリットは、「一度にたくさんの見込み客と接触できること」、つまりは営業活動の効率化です。

     

    営業には主に訪問型営業と来店型営業の2つがあり、イベントマーケティングは後者にあたります。

    1日に訪問できる件数に限りがあり、交通費などの経費もかかる訪問型営業と異なり、来店型営業であるイベントマーケティングは一度に多くのユーザーと直接接触することができ、効率化が図れます。

    さらに、イベント参加者が自身のSNSでイベントの情報をシェアすることで、リーチ数を広げることもできます。

     

    3-2.自然にリードクオリフィケーションができる

    リードクオリフィケーションとは、顕在化した見込み客(リード)の中から、商談化する可能性が高い見込み客を選別する行為です。

     

    イベントに参加する顧客は、その時点である程度企業の商材やイベントのテーマに興味関心がある状態です。

    そのため、訪問型営業を受けたりウェブサイトから流入した顧客よりも購買意欲が高い傾向にあり、商談や販促活動など次の段階へと進みやすい可能性が高いのです。



    3-3.オフラインでは顧客への効果的な印象付けができる

    イベントマーケティングの中でも特に対面で行われるものでは、自社の製品やサービスの価値を強く印象付けることができます。

     

    商材に関しても、実際に触って使用感を確かめてもらうことで、より効果的に魅力を知ってもらうことができます。

     

    さらに、直接顧客と対面して商材の説明ができるため、商品やサービスについての深い理解を促すことができます。

     

    3-4.データマーケティングに生かせる

    参加者の性別や年代、職業といった情報を収集することで、データマーケティングに生かすことが可能です。

    顧客管理ツールの活用との相乗効果で、今後の販売戦略を練る際に大いに役立てられるでしょう。



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    4.イベントマーケティング成功のポイント

     

    4-1.イベントマーケティングを行う目的・目標を明確にする

    イベントを成功させるうえで、まずはイベントマーケティングを実施する目的を明確化する必要があります。

     

    前述のとおり、イベントマーケティングにはさまざまな手法があります。無事に成功させるためにはこれらの中から目的に応じて最適な手法を選ぶ必要があります。目的が曖昧なままでイベント企画を始めてしまうと、意思決定にブレが生じてしまうため、「何のために開催するのか」を明確にし、チーム内で認識を揃えておく必要があります。

     

    また、あらかじめイベント参加者からの受注件数や売り上げを、KPI・KGIなどの定量的な目標を設定し、決めておくことも大切です。どの指標をどの程度達成したいのか、具体的な数値を決めておくことで、イベント終了後に効果測定しやすくなります。

     

    目的や目標を明確にすることで、イベントの企画をスムーズに立てることができます。

     

    4-2.イベントの企画を立てる

    イベントマーケティングを実施する上での目的や目標が明確になったら、具体的な企画を練っていきます。

    イベントの企画を立てる際には、6W2Hのフレームワークを使って進めていくことで、抜け漏れなく企画書に落とし込んでいけます。

     

          • Why    イベントを開催する目的
        • Who      イベントの主催者・協力者
        • Whom   アプローチしたいターゲット
          • What     イベントの種類(手法)
    • When   イベントの開催日時および告知日時
    • Where     イベントの開催場所
    • How      イベントの内容
    • How much イベントの予算

     

    この中で、特に注力しておきたいのが「When」「Who」の部分です。

     

    Who・・「誰に向けてイベントを開催するか」という、ターゲットを明確にすることが大切です。

    ターゲットを明確にすることで、コンテンツの内容や来場者へのアプローチ方法を決定しやすくなります。

     

    When・・「いつ告知するか」という部分に関しても重要ですが、より重要なのは告知方法です。イベントの成功には、コンテンツの内容に加えて、お客様を十分に集められたかによって大きく左右されます。ターゲット層に応じた最適な告知方法を選択しましょう。

     

    加えて、セミナーを開催する際には、『イベントマーケティングの種類』において触れた、「情報提供型セミナー」「顧客獲得型セミナー」のどちらを企画するのか、意識しつつ企画することも大切です。

     

    4-3.事前準備を綿密に行う

    イベントマーケティングを成功させるためには、事前の準備を綿密に行うことが必要不可欠です。具体的には、以下のようなことを行います。

     

    • 会場や機材の手配
    • プロモーションの計画、タイムスケジュールの作成
    • 人員の配置、受付方法の確認
    • ターゲットに向けた情報発信の準備、リハーサル
    • 顧客管理ツールの準備

     

    いずれもイベント本番の流れを想定して、会場からプログラムの進行方法まで策定していきましょう。

     

    まとめ.

    9-4

    本記事では、イベントマーケティングの種類やメリット、イベントマーケティングを成功させるためのポイントについて解説しました。

    一口にイベントマーケティングと言っても多様な開催方法が挙げられます。効果的なイベントを運営するために、自社が行うイベントマーケティングの種類、目的を決めるなど、事前準備は欠かさないようにしましょう。

     

    イベントマーケティングを行う際に顧客管理ツールの導入を検討している、より効果的なイベントマーケティングを行いたい際には是非、当社H&Kまでご相談ください。

     

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。