「HubSpotではどんな機能が使えるの?」
世界的に導入が続いているHubSpotではありますが、実際に導入するとなると、どうしたらよいかイマイチわからないという方が多いと思います。そこでHubSpotとは何なのか、というところから、具体的な機能や実際の導入の部分まで一気通貫に解説していきたいと思います!
1. HubSpotとは
2005年にアメリカで開発されたHubSpotは、マーケティング・セールス・カスタマーサポートの各ツールが利用できるCRMの総合プラットフォームです。現在では、世界120カ国以上・12万社以上の顧客が利用しています。
1-1. HubSpotとインバウンドマーケティング
HubSpotは、インバウンドマーケティングの効率を飛躍的に向上させる機能を多数持ち合わせています。インバウンドマーケティングと聞くと、「顧客自身が商品に対して価値を感じ、その顧客に対してアプローチを行う」というような、いわゆる「待ち」のマーケティング手法です。これを自社だけで行うのは少し難しい部分があるかと思われます。
その悩みを完全に解消してくれるのがHubSpotなのです。
実際の株式会社H&KにおけるHubSpotの導入事例はこちら
1-2. HubSpotの特徴
1. 低コストで始めることができる
Hubspotが提供している中核のサービス「HubSpot CRM」は、なんと無料です。多くの企業がお困りであろう顧客の一元管理を、無料で行うことができます。このプラットフォームに、Marketing Hub、Sales Hub、などの機能を連携させることにより、このHubSpotは真価を発揮します。
無料の機能「HubSpot CRM」と有料5機能を持つHubSpotですが、有料5機能もStarter、Professional、Enterpriseという3つの段階的な機能に分かれているため、企業の状態に沿った価格帯で使用することが可能です。
2. 完全一元管理
事業が成長するにつれて、部署間のデータ管理は煩雑になり、分断しがちです。HubSpotは、各部署で使用しているツールが、HubSpot CRMで自動的に接続されるため、各部署の一体化が可能になります。急成長フェーズにある企業にはピッタリの機能になっております。
3. 顧客との繋がりを強固に
・Attract:ユーザーを惹きつけるコンテンツや情報を発信して検索で見つけてもらう
・Convert:自社サイトの訪問者をリードに転換させる
・Close:適切なタイミングでアプローチやフォローをすることで購入に導く
・Delight:既存顧客の満足度を高めて、推奨者に育成する
これらはHubSpot社が提唱する、インバウンドマーケティングのフレームワークです。これに基づいて、CRMと5機能が制作されています。したがって、HubSpotには顧客を掴んで離さないノウハウが凝縮されていると言えます。
1-3. 誰でも使える?HubSpot
ここまで解説をしてきて、難しそうなツールだと思った方も多いかもしれません。しかしながら、HubSpotはユーザー目線に立って制作されています。そのため、細かい専門知識や解説書がなくても、スムーズに操作を行うことができます。
コストの面から見ても、自分の企業に沿った機能を選択して利用することができるようになっているため、導入の障壁が非常に低いツールとなっています。
株式会社H&Kでは、HubSpotの導入から運用支援までお客様と伴走いたします。
2. HubSpotの具体的な機能
ここからはHubSpot CRMと5つの機能について解説していきます。
2-1. HubSpot CRM
5つの機能を支えるCRMプラットフォーム。基本的な顧客データを管理する機能としてはもちろん、HubSpotの5つの機能が一気通貫で使用可能なプラットフォームとなっています。無料ツールの導入から始め、企業の成長の度合いや、部署での悩みに沿ってプランの変更を行うことができるツールです。
主な機能
・顧客、顧客企業情報の管理
・無料ウェブチャット
・リード管理
・マーケティング機能
・GmailやOutlookとの連携による業務効率化
・商談スケジュール設定
・広告機能
無料で始められるHubSpot、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
HubSpotの導入・運用は、HubSpotのダイヤモンドパートナーであるH&Kが適切にサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。
2-2. Marketing Hub
見込み客を「Atrract」するための機能を担う、MA(マーケティングオートメーション)ツールです。インバウンドマーケティングの全てを司る機能と言っても過言ではないでしょう。
具体例をあげてみます。
・特別な知識がなくても、Webサイトやライティングページの作成が可能
・SEOの知識がなくても、最適なキーワードを分析し、提案してくれる
→より多くの訪問者を獲得
・訪問者を逃すことなく、次の案内を行い、リードを育成
こんなところまでできるのか、と驚いた方もいるかもしれませんが、これはMarketing Hubの一部です。他にも、
・一人ひとりに合わせたアプローチを選定
・顧客に沿った内容のメール送信
などを、このツールが自動で行ってくれます。
2-3. Sales Hub
営業活動を効率的に行うことができるツールです。
「この顧客の資料どこにあったっけ?」
「何に興味を示して、Webサイトに飛んできたのかわからない・・・」
そんな悩みから解放するのがこのツールです。
主な機能
・Google/officeカレンダーが、営業スケジュールを一括管理
・Eメールトラッキング
→相手がメールを開封したのかどうか確認できる
・プレイブック作成
→全員が営業のコンテンツを閲覧できるツールを作成しチーム全体の業務効率化を図る
→ノウハウが秀逸に組み込まれているため、新人育成にも活用可
・コミュニケーションインテリジェンス
→一般的な顧客との通話をAIが自動的に分析し、どういう発言が顧客を引きつけているのかを自動的に割り出 し、業務効率化へと繋げる
業務効率化の促進と、生産性の大幅な向上が感じられると思います。
2-4. Service Hub
こちらは、顧客を「満足させる」機能です。
顧客と長期にわたって良好な関係を築き、口コミ等によって新たな見込み客を引き込むには顧客満足度の維持は欠かせません。顧客からのフィードバックの結果をみて、改善策を打つことで、さらなる顧客満足度の向上を図ることができます。
主な機能
・ウェブチャットコミュニケーション
・顧客フィードバックアンケート/カスタムアンケート
→CSAT(顧客満足度)、NPS(ネットプロモータースコア)、CES(顧客努力指標)の観点から、製品やサービスのクオリティの向上、顧客の求めるものがはっきりと見えてくる
・カスタマーサービスの自動化
・チケット機能
→重要な顧客対応は「チケット」として優先順位づけを自動的に行い、タスクの漏れを防ぐ
自社の利益を追い求めるだけでなく、顧客に対して最適なアプローチをすることができるService Hub。
ぜひ、ご利用してみてはいかがでしょうか。
2-5. CMS Hub
CMSとは、Contents Management System(コンテンツ マネジメント システム)を略したもので、Webサイトを構築する際に必要となるHTMLやCSSといったコードの専門知識がなくても、コンテンツ作成、管理、更新までが行えるシステムのことです。
CMS Hubは、訪問者にとって魅力的なWebサイトを制作するための機能が揃っています。
主な機能
・ドラッグ&ドロップエディター
→直感的な操作でサイトを制作することができるため、使用者にとって非常に易しい
・Webサイトのパフォーマンス管理/SEO推奨
→Webサイトの最適化と、SEO対策のアドバイスを受けることができる
・標準SSLによるセキュリティ強化
・ローカル環境でのWeb開発
常に顧客に対して魅力的なWebサイトを提供し続けることができると共に、無休体制のセキュリティ強化と脅威検出も行われているため、安全性と信頼性が高いサイトを作成することが可能になります。
インバウンドマーケティングが重要視されている中で、Webサイトは争いが必至です。ぜひ、魅力的なWebサイトを作ってみましょう。
HubSpotの導入・運用は、HubSpotのダイヤモンドパートナーであるH&Kが適切にサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。
2-6. Operations Hub
最後に、HubSpotと他のアプリを連携して、データを同期させることができるOperation Hubを紹介します。Operation Hubを導入すると、アプリ連携、顧客データ整理、データ集合の定義などの情報を自動的に1つのCRMプラットフォーム上で対応できます。
部署間で情報の行き違いがあったり、データが一部門だけに集積されているような「歪み」状態にあると、組織として連携を取ることが難しくなります。その悩みを解消するのがこのツールです。
主な機能
・データ同期
→HubSpot CRM上でデータを自動的に共有
・プログラマブルオートメーション
→リードの割り当て、担当地域の管理、契約の更新、販売後の対応といったあらゆるビジネスプロセスに、JavaScriptベースのカスタムオートメーションを実装することができる
組織において、さらに細分化されたチーム間では、情報の分断が起こることが一般的です。しかしながら、それでは組織が一つの方向に向かって進めない場合もあり、組織の成長を妨げてしまいます。その壁を取り除き、組織成長ひいては顧客満足度の向上を図ることができるOperation Hub。ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
3. HubSpotの導入
ここまで、HubSpotの機能について解説してきました。
ここからは、実際の導入部分についてお話しします。
3-1. HubSpotが向いている企業
1.ROIの高いCRMツールを入れたい企業
無料で使えるCRMもあり、Starter、Professional、Enterpriseという自社に見合った料金プランを選択することができます。スタートアップや小規模な企業においても、導入障壁は低くなっています。
また、現在CRMやマーケティング支援ツールを利用している企業においても、HubSpotにリプレイスすることにより、費用削減がみられるかもしれません。ROIを高めたい企業様には、ぜひおすすめしたいツールとなっております。
2.SEO対策に力を入れたい企業
Service Hubのセクションで前述した通り、Webサイト制作を自動で行い、SEOチェックも自動で行うため、マーケティングの効率がグンと伸びます。また、操作性が優れているという点においては、マーケティング初心者にとって非常にありがたい機能だと考えられます。
何度も申し上げますが、インバウンドマーケティングにおいて、HubSpotは欠かせない存在だということですね。
3.組織一丸となって成果を伸ばしていきたい企業
部署間のコミュニケーションのズレが、
・組織全体のスピード感の低下
・顧客管理の抜け漏れの多さ
・収益が思うように伸びていかない・・・
このような結果に結びついてしまいます。
顧客情報一元管理、その情報を組織全体で共有できるスペースを作る、といった観点からもHubSpotは絶大な力を発揮します。タスクの重複を避け、一人ひとりが自分のやるべきことを明確に行うことができてこそ、勢いのある成長を遂げることができるはずです。
3-2. HubSpotの価格表
ここで再三申し上げてきました、HubSpotの価格について紹介します。
※年間一括払いの場合
このように、自社の状況に合わせて価格帯や機能を選択できるようになってます。
軌道に乗ってきたら機能をさらにグレードアップさせたり、自前でできるようになったから、価格を一つ下げたり。非常に便利なツールです。
HubSpotの導入・運用は、HubSpotのダイヤモンドパートナーであるH&Kが適切にサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。
3-2. HubSpotの口コミ
代表的な口コミをいくつか紹介します。
・他のCRMから切り替えたところ作業効率が上がった
・無料CRMながら、中小企業なら必要十分の機能が備わっている
・オールインワンシステムのため、情報やデータ統合が簡単
・世界的に利用されている安心感がある
・無料版だと機能が制限される
・英語の表記が多く、理解するまでに時間が少々かかる
・機能が膨大なため、完全に理解して活用するまでには、多くの学習時間が必要
便利なツールである反面、機能が多すぎるという悩みもあるみたいです。
自社にとって一番有効な使い方を見つけ、作業の効率化を図ってみましょう。
株式会社H&Kでは実際に導入の支援から、運用支援まで総合的に行っております。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
HubSpotはCRM・MA等のツールがオールインワンで使えるプラットフォームです。
無料のCRMに、自社の必要なツールを併用することにより、効果を最大化できます。
効率の良いインバウンドマーケティングやセールスには、
・顧客の徹底的な管理
・顧客満足度の最大化
・部署間での必要情報の共有
これらのことが不可欠になってきます。
HubSpotを活用して、ビジネスパワーをさらに高めていきましょう。
HubSpotの導入・運用は、HubSpotのダイヤモンドパートナーであるH&Kが適切にサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。