Update.2023.01.18

【例文付き】スカウトメールを使いこなして欲しい人材をゲットしよう!

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ダイレクトリクルーティングにおいて欠かせない『スカウトメール』。
新型コロナウイルスによって求職者が増加した今、欲しい人材が埋もれてしまうこともあります。そこで、ターゲットに直接アプローチできるスカウトメールの有効的な活用術を伝授したいと思います。
本記事では、スカウトメールの書き方や開封率を上げるためのポイント、再送する時に気を付けたいことなどを例文とともに紹介しているので、ぜひご参考ください!

Contents

     

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    1. スカウトメールとは

    スカウトメールとは、「企業が求めている人材に対して送るダイレクトメール」のことです。応募をただ待つのではなく、自らアプローチし、自社に興味を持ってもらったり、応募を促したりする目的で活用されています。経験豊富な人材や、ニッチな専門職種の人材の確保に加え、企業の知名度が高くない場合など、求人広告で多数の応募者を見込めない際に役立つ採用方法です。
    ただし、スカウトメールを送信したからと言って必ずしも良好な反応が返ってくるとは限らず、無視されたり、断られたりする可能性もあります。

    1-1. なぜスカウトメールを使うべきなのか?

    では、なぜスカウトメールは有効的だと言われているのでしょうか?その理由は2つあります。

    1つ目は、「人材不足」です。
    少子高齢化が進む現代では労働力人口が減少し続けています。そのような中、企業同士で優秀な人材の取り合いが続いており、求職者からの応募を待っているだけでは、企業が本当に求める人材と出会うことは難しいと言えます。そのため、求める人材に直接アプローチすることで他社との差別化を図ったり、母集団を形成してミスマッチを防止したりできるスカウトメールが注目されています。

    2つ目は、「潜在層へのアプローチが可能」であることです。
    最近では、新型コロナウイルスの影響により、即戦力を必要とする企業が増えたり、応募が集中して狙った人材が埋もれたりする事態も発生しています。しかし、スカウトメールを利用することで、常に採用情報をチェックしている就業者や、何気なく転職を考えている人たちのような転職潜在層にもアプローチが可能となり、自社に適した人材に絞って採用することができます。

    1-2. スカウトメールの種類

    一口にスカウトメールと言っても、送り方によって大きく3種類に分けられます。それぞれ見ていきましょう。

    ◯対複数

    1.オープンオファー

    オープンオファーは、すべてのユーザーへ送信するスカウトメールであるため、募集人数が多い場合に有効的です。多くの人に同様の文面を一斉送信するため手間がかからず、企業の認知度を高める効果があります。しかし、求職者にとっては特別感がなく、返信率も低くなるでしょう。

    2.条件一致オファー

    条件一致オファーとは、年齢や現住所、学歴、職歴、資格の有無などで絞り込み、このような条件の一部が一致しているユーザーへ送るスカウトメールのことです。オープンオファーと比べると、求職者により強くアプローチでき、自分が企業の理想像に当てはまると感じやすいため、開封率や返信率が高くなります。しかし、あくまで条件の一部が一致しているだけなので、確実に理想像と合致しているかどうかは、その後の採用プロセスを経るまで定かではありません。

    ◯1対1

    3.完全一致オファー

    完全一致オファーとは、すべての条件が一致したユーザー、すなわち「求める人材」へ送るスカウトメールのことで、スカウトメールのうち最もよく用いられます。採用担当者が条件に合致する人を一人一人精査し、それぞれの求職者に応じた文面を作成してメールを送信します。上記2つに比べて対象者は少なくなりますが、当てはまる人材は自社にとって理想的である可能性が高く、非公開求人でのスカウトであることが多いため、「特別感」を出すことができます。また、スカウトメールを受け取った求職者もそのことを理解したうえで返信することが多いため、入社する意欲が高い状態で採用プロセスが進められます。

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    2. スカウトメールの書き方のコツ

    続いて、スカウトメールを作成する際に抑えたいポイントを紹介します。
    スカウトメールは文面から考えるのではなく、
    ①誰に
    ②何を
    ③どのように
    の順番で考えることで、より効果的なものを作成することができます。

    ①誰に
    「誰に送るのか」を考える上で重要なのが、「ターゲットを具体的にイメージすること」です。
    スカウトメールを送る相手の性別、年齢、経験職種、転職動機など、できるだけ具体的にイメージしましょう。性別の違いや、経験があるかないかで、仕事や会社のどこを魅力に感じるかが異なります。つまり、誰に向けてスカウトメールをつくるのかによって、「何を、どのように伝えるのか」が変わってくるのです。
    また、検索軸を明確にすることも大切です。オファー職種と希望職種の一致を見逃さずに送信対象を絞ることで、応募率がかなり高まります。ただし、検索条件を絞りすぎると候補者の数が減ってしまうので、優先度の高い条件を軸に、調整しましょう。

    📍ワンポイントアドバイス
    送り先を「Web履歴書の更新日が3ヶ月以内の人」にすることをおすすめします。
    求人サイトに登録したばかりや、Web履歴書を更新したての求職者は、転職活動を活発に行っていると言えます。そのため、企業からのスカウトメールの確認やレスポンスも早く、開封される可能性が高いでしょう。

    ②何を
    「何」を決める上で大切なことは「会社紹介はなるべく端的に書くこと」です。
    メールに会社の説明を詳しく書いても、知らない企業から届いたメールを最後まで読む人は少ないと思います。また、求職者のもとには大量のスカウトメールが届くので、その中で記憶に残りやすい文面にしなければなりません。
    興味を持ってくれれば、会社のホームページを見てくれるはずなので、自社ならではの魅力を分かりやすく書き、ホームページのURLを貼っておきましょう。

    ③どのように
    最後に「どのように」伝えるのかを考えます。
    魅力は見せ方次第で、読み手に与える印象が大きく変わります。以下の要点を抑えて書きましょう。

    |特別感を出す
    スカウトメールは最後まで読んでもらえないことが多いため、いかに冒頭に伝えたいことを記載できるかが鍵となります。職務経歴や自己PRをしっかり読み込んで、「あなただからオファーしました」という特別感を出しましょう。
    この際も長文にならないように、スカウトに至った評価ポイントをコンパクトに記載するのがおすすめです。

    |スカウト文面は相手に寄り添う内容にする
    新卒の場合は、気になったら応募してみる人が多いですが、転職活動は不安を抱えながら行っている人や、慎重に行っている人が多数です。そのような求職者に自社の求人とマッチしていることを気づいてもらうためにも「スカウトメール」は効果的です。
    その際、自社の求人と候補者のスキルや経験がどれだけマッチしているかを記載することで、「自分にもできるかもしれない」という求職者の気持ちを後押しすることに繋がります。

    📍ワンポイントアドバイス
    スカウトが承認された場合は、いきなり面接ではなく、ラフな面談を実施しましょう。最初から堅苦しく面接を行うと、求職者がエントリーを躊躇うかもしれないので、お互いを知るために軽く話せる場を設けるのがおすすめです。

    2-1. 返信率を上げるポイント

    先程も述べたように、求職者は自分のために送ってくれたことや、自分の履歴書(プロフィール)を読んだことがわかる内容が書かれていれば、少なからず興味を持つはずです。
    しかし、一人一人に時間をかけてすぎるのは現実的ではありません。そこで、カスタマイズする部分と流用をうまく組み合わせて作成しましょう。

    特に「スカウトした理由」「業務内容」「待遇」を入れると返信してもらいやすくなるので、明確に伝えることを意識しましょう。ただし、簡潔にわかりやすく書くように心がけてください。
    ここからは、ポイントごとに解説していきます。

    ポイント(1)候補者に合わせた送信者を設定する
    例えば採用したい相手がエンジニアであれば、最高技術責任者や開発責任者、中小企業による募集なら社長や代表取締役から送ると熱意を感じてもらいやすいため効果的です。

    ポイント(2)冒頭にスカウトした理由を入れる
    求職者が最も重視しているポイントなので、簡潔にスカウトした理由を入れます。
    <例文>
    ・〇〇様のプロフィールを拝見し、□□なところに惹かれ、一緒に働きたいと思い、スカウトメールをお送りいたしました。
    ・職務経歴書にて、□□のご経験を拝見しました。〇〇様がこれまでに培われたスキルや能力を当社で生かしていただきたく、ご連絡いたしました。

    ポイント(3)業務内容と募集背景を書く
    業務内容はできるだけイメージしやすい形で書きます。募集背景の説明では「人手が足りない」「急募」など、ネガティブな印象の言葉は避けて、ポジティブな言葉を選びましょう。
    <例文>
    ・現在は△△市を中心に4店舗展開しておりますが、今後さらに○○県に出店していく予定であり、マネジメントスキルの高い方を求めております。そこで、〇〇様にこの地域の管轄をお任せしたいと考えております。
    ・当社では現在、総務部が△△を兼務しております。ですが、事業拡大と働き方改革を両立するにあたり、□□部を新設したため、〇〇様のように人事のキャリアを積まれた方に人事部長をお任せしたいと考えております。

    ポイント(4)将来の展望や自社の思いを語る
    経営理念や将来のビジョンは必須事項ではありませんが、入れると文面の熱量が上がります。特に社長や経営層からスカウトメールを送る場合には説得力があるでしょう。
    <例文>
    ・弊社では、「誰かのために行動する」ことを一番に考え、事業を行っております。「誰かを喜ばせたい」という思いをお持ちの方は、ぜひ弊社で叶えましょう!

    ポイント(5)次にしてほしい行動へ誘導する
    最後に、次の行動へ誘導する必要があります。これをしなければ、相手はどのような行動を起こしてよいのか分からず、応募を諦める可能性があるからです。
    例えば、電話で応募すべきなのか、メールを返信するべきなのかなどを記載しましょう。
    もし、面談などを行う場合は、対応可能な曜日や時間帯を記載したり、予約フォームを添付したりしておけば、より丁寧な印象を与えられます。
    加えて、応募後の流れも書いておくと相手は安心して応募できます。面接の回数や採用・不採用の決定に要する日数などを記載しましょう。

    2-2 ターゲット別に使えるスカウトメールの例文

    ・営業募集で「未経験者」を採用したい場合

    件名:
    【3ヶ月で未経験入社の社員全員が月給2万円UP】トップセーラーが営業ノウハウを伝授致します!

    本文:
    □□様
    はじめまして。株式会社◯◯採用担当の△△と申します。
    あなたのWeb履歴書を拝見させていただき、入社後わずか半年で店長に昇格していらっしゃることに大変驚きました。
    そこで培った能力をぜひ当社の営業で活かしていただきたいと思い、ご連絡を差し上げました。
    少しでも興味がありましたらこのメールにご返信よろしくお願いいたします。

     

    当社で働く魅力の一部をご紹介させてください。

    =========================

    ◎充実の研修で、未経験入社の全員が1ヶ月以内に初成約!
    トップセーラーのノウハウを惜しみなく学べる研修があります。私自身も営業未経験で当社に入社しましたが、その充実度には驚きました。実際、これまでに8名の営業未経験者全員が入社後1ヶ月以内に成果を出しています。

    ◎入社3ヶ月・半年で昇給の機会!
    未経験の方は月給23万円からスタートしていただきますが、入社3ヶ月と半年で昇給のチャンスをご用意しているので、成果次第で早期に昇給可能となっております。実際、これまでに中途入社した営業未経験者8名が、入社3ヶ月後に月給2万円以上アップした例もございます。

    =========================

    いかがでしょうか?
    研修制度の整っている会社で、早期に昇給して稼ぎたい!
    そんな考えをお持ちなら、ぜひ当社で一緒に働きましょう!


    営業募集で「経験者」を採用したい場合

    件名:
    【平均月収40万円】新規開拓なし・受注確率80%超えの営業募集です!

    本文:
    □□様
    はじめまして。株式会社◯◯ 代表の△△と申します。
    あなたのWeb履歴書を拝見させていただきました。
    営業として活躍してきたあなたに、ぜひ当社でその能力を活かしていただきたくご連絡を差し上げました。
    当社で働く魅力の一部をご紹介させてください。

    =========================

    ◎新規開拓は一切なし!依頼はお客様の方から寄せられます
    当社の営業が提案する◯◯は、特許を取得している独自の商材であり、他社に真似できない強みがあるので、お客様の方から毎日依頼が寄せられます。そのため、新規開拓の必要は一切ございません。受注確率は80%を超えています!

    ◎歩合給もあるので、平均月収は40万円!
    営業経験がある□□様をお迎えするにあたり、月給は27万円以上からのスタートをお約束!
    詳細な給与は、面接でしっかりとご相談の上、決定致します。また、当社には歩合給もあり、成果次第で収入UPも可能!

    =========================

    いかがでしょうか?
    「経験を活かして、収入UPをしたい!」
    「強みのある商材を扱いたい!」
    そんな考えをお持ちなら、ぜひ当社で働いてみませんか?


    育児離職などからの復帰を望む「経験者」を採用したい場合

    件名:
    【毎日18時ピッタリで退社】育児と仕事を両立を当社で実現させませんか?

    本文:
    □□様
    はじめまして。株式会社◯◯の営業担当△△と申します。
    □□様のWeb履歴書を拝見させていただきました。
    子育てと両立できる仕事を探しているなら、ぜひ当社をご検討ください!

    実は私も子育てと両立できる仕事を探す中で、当社と出会いました。
    転職で譲れなかったのが、
    「晩御飯をつくるために必ず18時には仕事を終われること」
    「いざという時にちゃんとお休みを貰えること」
    ですが、そのどちらも、当社でちゃんと実現できています!

    □□様もぜひ当社で育児と仕事を両立させましょう!

    少しだけ当社で働く魅力をご紹介させてください。

    =========================

    ★子育てに理解のある社員ばかりです!
    私と私の上司をはじめ、育児と両立しながら働いている社員がたくさんいます。
    そのため、子供が熱を出した場合など、急遽休まなければならなくなっても、周りは快く受け入れてくれます。有給消化率100%!運動会など、子供のイベントには全て参加可能です。

    ★残業はほとんどなし!
    当社の扱う◯◯は、特許も取得している独自の商材ですので、他社に真似できない強みがあります。さらに受注確率も80%を超えているので、社員全員が勤務時間内に成果を出して仕事を終えています。
    残業はほぼありません!月の残業時間を合計しても3時間以下です。18時になったら部長も課長もリーダーも、みんな退社しています。

    =========================

    いかがでしょうか?
    「育児と両立できる会社で働きたい!」
    そんな考えをお持ちなら、ぜひ当社で働いてみませんか?


    テレワークOKなど、働きやすさを訴求する、ITエンジニア(経験者)向けの文面例

    件名:
    開発へのこだわりも、スケジュール調整も自分次第!★フレックス制/テレワーク相談可

    本文:
    □□様
    株式会社◯◯採用担当の△△です。
    SE・PG職のご経験がある□□様の履歴書を拝見し、ぜひ弊社でご活躍していただきたいと思い、スカウトメールをお送りしました。
    弊社は、大手企業内のプロジェクトを通じて、インフラ構築プロジェクトをサポートする企業です。フレックスタイム制を導入しているため、自由に働いて頂けます。

    ◎予算や納期も自ら調整可能
    「今日は6時間だけ」「明日は9時間頑張る」など働き方は自由です。希望次第ではテレワークも可能ですので、ワークスタイルも決まっておりません。営業担当がいないので、スケジュールも自分次第で調整できます。

    ◎月給30万円以上、賞与年2回、休日120日
    給与は経験、能力に応じて調整するシステムとなっております。働く時は働き、休む時は休む。そんな考えを大切にしています。

    少しでも興味を持っていただけますと幸いです。
    □□様からのご応募をお待ちしております。


    ・大型トラックのドライバー(経験者)向けの文面例

    件名:
    【大型免許保有・ドライバー経験者限定】即戦力を求めています!◎家族手当◎社宅あり

    本文:
    □□様
    はじめまして。
    株式会社◯◯採用担当の△△と申します。
    WEB履歴書を拝見し、□□様なら、当社で即戦力として活躍していただけるのではないかと思い、メッセージをお送りしました。
    □□様にお任せしたいのは、トラックドライバーの仕事です。東海から関西までの範囲に、精密機器や部品の原料などを配送いただきます。

    ◎平均月収は38万円以上で、スキル・ご経験を考慮し決定いたします。

    ◎トラックは一人一台ずつ決まっているので、自分のペースで仕事ができます。

    ◎当社はほどよい横のつながりを大切にしています。年3回の親睦会や、入社後の研修を通して、同じ仕事をするもの同士、疑問や不安を解消したり、困った時には助け合ったりできる関係を築けます。

    □□様からのご応募を心よりお待ちしております


    ・介護・医療サービス系職(経験者)向けの文面例

    件名:
    【特別スカウト】○○のご経験がある□□様のお力をお貸しください

    本文:
    □□様
    はじめまして。◯◯グループの代表をしております△△と申します。
    WEB履歴書拝見させていただき、今までの経歴を拝見して、大変興味を抱きました。
    そのため、□□様とぜひ一度お話をさせていただいて、弊社の事業に興味をもっていただきたいと考えております。
    少しでも興味がありましたらメールでも電話でも構いませんので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
    よろしくお願いいたします。

    =========================

    弊社はデイサービスや高齢者向けの介護に加え、配食サービス、就労支援、保育園など様々な事業に携わっています。
    詳しくは弊社のHPをご覧ください。
    (HP URL)


    ここまでターゲット別に使えるスカウトメールの例文を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
    いくつかの例文を組み合わせるのもおすすめです。

     

    📍ワンポイントアドバイス
    スカウトメールには、入れるべき「ポジティブワード」と避けるべき「ネガティブワード」があるんです!
    そこで、こちらもターゲットごとに分けて紹介していきたいと思います。

    ◯営業・管理・事務系
    ポジティブ
    土日祝休み、残業なし(少なめ)、幹部候補、有給消化率高

    ネガティブ
    急募、大量採用、ベンチャー、マルチタスク

    ◯ITエンジニア・クリエイティブ系
    ポジティブ
    前職の給与保証、フレックス勤務、年齢、性別関係なく評価

    ネガティブ
    急募、大量採用、早期キャリアアップ

    ◯販売・サービス・美容系
    ポジティブ
    地域密着、未経験歓迎、幅広い年齢層

    ネガティブ
    大量採用、早期キャリアアップ、実力主義、歩合制

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    3. 開封率を上げる件名とは

    皆さんはメールが届いた時、一番最初にどこを見ますか?
    ずはり、「件名」ですよね!
    スカウトメールを送っても開封されなければ何の意味もありません。そのため、スカウトメールを作成するにあたって「件名」はとても大きなポイントになります。
    他のメールに埋もれないためにも、
    ①親近感・特別感
    ②わかりやすさ
    の2点を意識しましょう。

    ①親近感・特別感
    件名にスカウトしたい求職者の名前を入れたり、求職者が目指している職種を書いたりすることで、なぜ自分なのか、どこを評価されたのかが分かり、特別感を抱きやすくなります。さらに、素直に会いたいという気持ちを表現したり、他者との差別化ポイントを具体的に記載することで、より関心を持ってもらえます。
    また、未経験からスキルを必要とする専門職を目指している人など不安が大きいと考えられる場合は、未経験でも成果を出すことができた実例や、実績のある研修が響きやすくなります。

    ②わかりやすさ
    件名は文字数が限られるため、端的に書く必要があります。ターゲットが魅力に感じる部分と、自社の募集の魅力をミックスしたり、強調したい箇所に【 】をつけたりして、最も効果的な内容を記載しましょう。

    4. 再送する時に気を付けること

    4-1. 再送対象者の優先順位

    スカウトメールを再送する際、闇雲に2通目、3通目を送付してもあまり効果は期待できません。
    まずは再送対象者に優先順位をつけて、返信が見込みやすい方から順に再送していきましょう!

    優先度高
    初回スカウトメールが未開封
    スカウト再送はスカウト初回送付時に「未開封」の方から優先的に送付した方が良いと言えます。未開封の方は文面を全く見ていないので、件名で興味を引き、開封してくれれば、一番返信の可能性が高いと考えられるからです。

    優先度中
    初回スカウトメールを開封済み→反応×
    開封後返信が無かった方に対して、同じ文面のメールを再送しても返信は期待できません。前回とは違う角度からの内容にしたり、自社において何か変化が起きていればその内容を盛り込んだりしましょう。

    優先度低
    初回スカウトメールを開封済み→辞退
    辞退をした方へ送付をする場合は、必ず辞退理由を確認し、その辞退理由をカバーできる場合のみ再送しましょう。一度辞退された方は同じ会社から送られてきても開封する可能性が低いので、どうしても欲しい人材や自信がある場合に再送することをおすすめします。

    スクリーンショット 2023-01-06 20.42.30

     

    4-2. 書くべき内容・文面

    初回送付時と同じような内容やテンプレート感が強い文面のメールを再送すると、求職者へ悪い印象を与えてしまうので、なるべく新しい内容を盛り込むようにしましょう。

    会社・もしくは会社が募集を行っていることへの認知が低い

    主に未開封の方や初回送付から期間が空いている方が当てはまると考えられます。このような方に対しては、初回送付時と内容を変えず、1からアプローチする感覚で送付しましょう。
    ただ、以前と同じ件名では開封されない可能性が高いので、件名を工夫するのがおすすめです。

    認知はしているが、会社への関心が無い/認知・興味関心はあるが、面談に参加するほどでは無い

    主に開封後に返信が無い方や、過去に辞退したことがある方が当てはまります。
    このような方へ再送をする時は主に「本文」の切り口を変える必要があります。
    具体的な方法としては、
    1.スカウトの送付者を変える(採用担当者からCEO)
    2.訴求する魅力を変える(1部分に絞る、相手のプロフィールを見て興味がありそうな内容にする)
    3.より具体的な情報を記載してみる(イメージがつきやすい内容にする)
    4.新しい採用コンテンツのURLを挿入する
    5.スカウト送付の目的をカジュアル面談から変える(気軽に参加できる複数人のイベントなど)
    6.アップデートした情報を盛り込む(新規事業の情報や資金調達など)
    などがありますが、会社によって最適な方法が異なりますので、自社の強みを存分に伝えられるコンテンツを盛り込んでみてください。

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    5. まとめ

    今回は「スカウトメールを書く時のポイント」について解説しましたが、いかがでしょうか?
    ここまで詳しく分けて述べてきましたが、大きくまとめると、

    ・誰に、何を、どのようにの順で考える
    ・件名にこだわる
    ・特別感を出す
    ・会社についての内容は端的に書く
    ・次にすべきアクションが分かりやすい

    の5つが大切だと言えます。
    最低でもこの5つのポイントだけは守って、開封率、返信率ともに高いスカウトメールを作成しましょう!

    この記事が少しでもお役に立てますと幸いです。

     

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。