採用を行う際に、ダイレクトリクルーティングサービスのスカウト機能を使いたいと考えている採用担当者の方も多いのではないでしょうか?ただ、スカウトは候補者一人ひとりに個別で行わなくてはいけないためかなりの時間がかかってしまいます。
そこで今回の記事ではそのような採用担当者に向けて、そもそものスカウト代行の意味からスカウト代行サービスの選び方まで詳しく解説しました。
スカウト代行サービスを提供しているオススメ会社も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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1.そもそもスカウト代行とは
スカウト」とは求人媒体に登録している候補者へと、メッセージを送って積極的にアプローチする攻めの採用手法です。
別名でダイレクトリクルーティングともいいます。
その「スカウト」を代行するサービスがスカウト代行サービスです。
スカウトは候補者の選定から候補者のスカウト受け取り後の対応、面接日程の調整まで行う必要があるため、とても工数がかかり、採用担当者の負担になりやすいです。
そのようなスカウトを代行してもらうことで、採用担当者の負担を減らすだけでなく、採用業務をおこなってきた知見に基づいたプロが代行してもらえるため、リソース不足やノウハウ不足を補うことができます。
2.スカウト代行サービスの料金形態
スカウト代行サービスの料金形態は月額制と従量課金制の主に2つに分類されます。
月額制はスカウト代行サービスだけでなく、採用戦略から行うサービスが多いです。
月20万円〜が平均的な料金です。
従量課金制はスカウトの配信数によって金額が変化するサービスです。
1通あたり1,500円が平均的な料金となっています。
これらの料金は扱うサービスによっても変わるので、複数のサービスを検討してみましょう。
3.スカウト代行サービスが対応してくれる7つの業務
実際にサービスを扱う場合、スカウト代行サービスが対応してくれる業務には
・採用戦略設計
・媒体選定
・スカウトメールの文面作成
・候補者選定
・面接日時の調整
・データ集計・振り返り
の主に7サービスがあります。
ここからは、それぞれの業務について詳しく解説していきます。
3-1.採用戦略設計
採用戦略設計とは、スカウトで採用するポジションの選定からKPIの設計や選考フローまでの全体を設計することをいいます。
今までの経験やノウハウが試される業務であり、初めてダイレクトリクルーティングを利用する企業は苦労することも多い業務です。
スカウト代行サービスによっては採用戦略設計から携わってくれるサービスもあります。
3-2.媒体選定
スカウト媒体には様々な種類があります。
どの媒体を使うべきなのか、適切な媒体を選定しなくてはいけません。
このスカウト媒体の選定はスカウト代行会社に頼むことをお勧めします。
なぜならスカウト媒体を提供している会社の営業担当に相談した場合は、自社の採用にあっていようとなかろうと、その媒体をおすすめするからです。
スカウト代行会社に頼むことで圧力がかかっていない、有益な第三者の意見を取り入れることができるでしょう。
3-3.スカウトメールの文面作成
実際に候補者にアプローチする場合はスカウトメールを送らなくてはいけません。
スカウトメールの文面作成では、ターゲットや媒体に合わせた返信率の高い効果的なスカウトメールの作成を行います。
多くの実績とデータに基づいた、採用のプロが行うスカウトメールの文面作成サービスはとても頼りになるでしょう。
3-4.スカウトメールを送る候補者の選定
スカウトメールを送ることができる数は限られていますので、どの候補者にアプローチするかはしっかりと考えなくてはいけません。
スカウトメールを送る候補者の選定では、採用ポジションに関連した知識をどれだけ持っているかが如実に現れる部分です。
そのため代行してもらう場合はその分野の代行会社の知識や経験がどれだけあるのかを、見定めてから依頼するようにしましょう。
3-5.面接日時の調整
スカウトした候補者から返信がきた後の日程調整も依頼できます。
依頼できる範囲は、初回面談のセッティングまでが基本となり、その後の日程調整はオプションで依頼できる場合が多いです。
3-6.振り返り
返信率等のKPIを元にスカウトをより改善するための振り返りを行います。
次に採用に繋げるためには振り返りを行うことは必須ですが、採用するポジション数や利用媒体数が多いと、集計作業も大変です。
そこで、スカウト代行会社によっては振り返りの集計作業も行います。
振り返りを行う頻度に関しては、1ヶ月に1回程度行うケースが多いですが、配信開始のタイミングであれば、頻繁に連絡することでミスマッチを防ぐことができるので、もっとお願いしてもいいかもしれません。
4.スカウト代行サービスのメリット・デメリット
スカウト代行サービスにはメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを吟味した上でスカウト代行サービスを実際に扱うかどうか検討してみましょう。
4-1.スカウト代行サービスのメリット
スカウト代行サービスのメリットには
・採用にかかる工数を削減できる
・採用の質が上がる
・プロのノウハウが得られる
の3点があげられます。
採用にかかる工数を削減できる
採用にかかる工数を削減できるのがメリットの1つです。
スカウト配信では人材の選定から、候補者との連絡まで行うためかなりの運用工数を必要とします。
そのような中でスカウト文面の質も送付する候補者の選定も必要なため、かなりの人数と時間が必要なことは想像できると思います。
そこでスカウト代行サービスを利用することで、採用戦略〜振り返りまでの工数削減をしつつ効果的に採用活動を行うことができるのです。
採用の質が上げることができる
スカウト代行サービスに任せることで、優秀な人材を高い確率で採用することができます。
スカウト代行サービスでは蓄積された過去のデータからターゲットに刺さる方法を考え出すので、工数を少なく効率よく自社が欲しい人材を獲得できる確率があがるのです。
プロの採用ノウハウが得られる
スカウト代行サービスを利用することで、採用のプロから採用方法を学ぶことができます。
採用に関してわからないことを聞いてみれば、教えてくれるため自社の採用ノウハウに蓄積することができます。
過去の採用の失敗についてもなぜ失敗したかなどの相談を乗ってくれることも多いため、自社での採用クオリティーをあげたい場合は一度使ってみてもいいかもしれません。
4-2.スカウト代行サービスのデメリット
スカウト代行サービスのデメリットには
・依頼する企業によって結果に差が出る
・コミュニケーション量が増える
・任せきりにしてしまうとノウハウが溜まらない
の3点があげられます。
依頼する企業によって結果に差が出る
スカウト代行サービスは依頼する企業によって結果に大きく差が出ます。
そのため適当に依頼する企業を選んでしまうと思うような結果にならないことがあります。
スカウト代行サービスを依頼する企業のおすすめの選び方は後ほど解説しますが、
主に
「運用実績数がどれくらいか」
「運用会社が得意とするターゲット層と取りたいターゲットが合致すること」
「サービスの対応範囲が適切なこと」
の3点に注意して選びましょう。
コミュニケーション量が増える
外部に委託するということはコミュニケーションしなければいけない量が増えるということです。
「うまく伝わっていなかった」ということにならない様、定期的にMTGなどを行い、代行サービス会社との認識のずれがないようにしていかなくてはなりません。
任せきりにしてしまうとノウハウが溜まらない
メリットに「プロの採用ノウハウが得られる」と書きましたが、代行サービスに任せきりになってしまうと、逆に全くノウハウがたまらないことになり、サービス解除後に自社で採用業務ができないということがあります。
いずれは自社で採用業務を行うことを考えている場合は、
任せきりにはせずに分からないところなどあれば質問をして、
積極的に業務にかかわるようにしましょう。
4-3.オススメのスカウト代行サービス提供会社7選
ここからはオススメのスカウト代行サービス提供会社7選、紹介します。
それぞれのサービス提供会社の特徴を知り、自社にあった会社に依頼してみましょう。
株式会社ダイレクトソーシング
LinkedInに関して、正規代理店として日本初の運用ノウハウを持つ株式会社ダイレクトソーシング。
ダイレクトリクルーティング採用に特化したサービスを展開しており、多様なスカウト媒体に対応が可能です。
料金体制:料金は初期費用なし、成果報酬なし、月額料金のみ。詳細は要問い合わせ。
株式会社ONE
株式会社ONEは求人広告代理店だけでなく採用代行サービスや、スカウト代行サービスを行っています。採用代行では担当するチーム全員が業界経験者のため、業種や業界ごとの細かい仕事内容の理解度も高く、それを活かした採用代行が得意です。
料金体制:要問い合わせ。
株式会社VOLLECT
株式会社VOLLECTのサービスの1つである「PRO SCOUT」はダイレクトリクルーティングに特化したサービスです。
料金体系は従量課金制となっており、PanasonicやSONYなどの有名企業の導入実績が豊富です。
返信率向上のためにABテスト等を用いた運用も行ってもらえます。
料金体制:1通1000円~の従量課金制
(使用媒体数やポジション数、業務範囲によって変動
ボリュームディスカウントあり)
株式会社ビズリーチ
株式会社ビズリーチでは、即戦力人材の採用を得意としています。
全国47都道府県で導入実績があり、大企業から中小企業まで、幅広い企業の様々なニーズに対しての実績があります。
料金体制:要問合せ
(月額のデータベース利用料金と、採用1人あたりにつき成果報酬が必要)
株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアでは、累計10,000社、年間800社以上の採用代行実績があり、新卒・中途・アルバイトといった全ての層に対して採用代行を頼むことができます。
スカウト代行サービスとしてはエンジニア特化のサービスを提供しています。
夜間や休日でも常に採用専門のオペレーターが300人常駐しており、求職者を逃さないための工夫がされています。
料金体制:料金は初期費用15万円〜+月額23万円〜。成功報酬なし。
株式会社Attack
株式会社Attackは面接以外の採用業務をサポートし、具体的な戦略立案も行います。
対応可能な採用チャネルも多岐に渡り、人材紹介からダイレクトリクルーティングまで支援してもらえます。
料金体制:要問合せ
(ベーシックプラン、アドバンスプラン、エンタープライズプランの3プラン。スタートアップ企業限定サービスあり。)
株式会社Dig HR
株式会社Dig HRでは、
採用・組織にマーケティング理論を応用した独自ノウハウを使った人事コンサルティングを行います。
コンサルタントは全員人事とマーケティングをどちらも経験したプロフェッショナルのみのため、圧倒的クオリティーで採用支援をすることができます。
料金体制:要問合せ
5.スカウト代行サービスのおすすめの選び方
スカウト代行サービスを提供している会社には他にも様々な企業があります。
そこで最後におすすめのサービスの選び方について解説していきます。
5-1.運用実績数がどれくらいか
まずは運用実績数の量について見てみましょう。
運用実績数は採用成功データの蓄積量に比例します。
運用実績数が多ければ多いほど、過去の経験やノウハウに基づいた運用をおこなうことができるので、より運用成功する可能性が高くなります。
実績はあってもスカウト代行サービス以外の運用実績がサイトに載せられていることも多いので注意してください。
5-2.運用会社が得意とするターゲット層と取りたいターゲットが合致すること
エンジニア特化の運用を行っている会社もあるように、運用会社によって得意とする業種や業界は異なります。
自社がどのような人材を求めているのかをよく考え、そのターゲット人材のスカウト経験はあるのかどうかは確認しておきましょう。
5-3.サービスの対応範囲が適切なこと
提供して欲しいサービスと運用会社が対応できるサービスの対応範囲が合致しているかどうかをしっかりと確認しましょう。
また運用を行っていると、行っている最中に最初とは違う課題が新たに発生することがあります。
急なフローの変更にも対応ができるといった柔軟性があるかどうか、変更を依頼してから変更されるまでの期間はどれくらいなのかといったことも確認してみてください。
6.まとめ
ここまで、スカウト代行サービスについて詳しく説明してきました。
弊社、株式会社Dig HRではスカウト代行に関する実績も多数あり、マーケティング理論を活かした独自の方法でスカウト代行を行っています。スカウト代行サービス選びに迷っている採用担当者の方、そもそもスカウト代行サービスを必要かどうか考えている採用担当者の方、ぜひ、お気軽に無料相談にお越しください。