Update.2023.03.27

地方・中小企業の採用課題の解決方法は?ポイントや対策法を理解して優秀な人材を獲得しよう!

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地方・中小企業では、都市圏に比べて、採用の難易度が高いです。
採用を成功させるためには、地方・中小企業の採用難易度が高い理由や課題を把握することが必要です。
この記事では、

・地方・中小企業の採用課題と解決方法
・地方・中小企業が意識するべきこと

についてご紹介します。ぜひご参考ください!!!

Contents

     

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    1. 地方・中小企業の採用環境

    Businesswoman doing conference presentation in meeting room-2

    地方・中小企業では進学や就職を機に地元を離れて都市圏へ転入する若者が増加していることや、賃金の格差があること、企業数が少ないことから地方・中小企業の採用活動は都市圏の企業や大手企業に比べると圧倒的に難易度が高くなります。

    都市部への人材流出で、地方での労働人口が減っていくことに目がいきがちですが、都市部での労働人口が減っていくことにも注意が必要です。
    都市部でも今後労働人口が減っていく予測になっています。

    これにより、地方から人材を引き抜きする可能性は高くなり、現在よりも採用は難易度が上がっていくでしょう。また、地方の有効求人倍率は2009年以降右肩上がりになっています。
    このように地方・中小企業の採用環境は都市圏や大手の企業の採用環境に比べると、難易度が圧倒的に高いです。

    しかし、全く太刀打ちができないわけではありません。
    地方・中小企業でも採用活動で大成功を収めている企業もありますので、諦める必要はありません。

    2. 地方・中小企業が抱える採用課題

    2-1. 労働人口減少によって人材が集まらない・優秀な人材が獲得できない

    知名度が全くないため、大手企業には勝てないという悩みを抱えている採用担当者も多いのではないでしょうか。
    日本国内には数百万単位の数の企業がありますので、求職者が
    すべての企業を知ることは非現実的です。

    採用するために、就職サイトで募集しても、他の求人に埋もれてしまう可能性が大きいことが、採用課題です。
    多くの求職者に出会う方法よりも、ターゲットとなる求職者と確実
    に会う方法が、重要です。

    2-2. 採用にコストをかけられない

    大企業が採用全体にかける費用は中小企業と比べると、非常に多いです。
    上場企業では採用費の総額平均が約1000万円以上なのに対して、非上場企業が約300万円と大きな差があります。採用に費用がかけられない企業では、効率的な採用を意識することが重要ではないでしょうか。

    2-3. 内定辞退が多い

    ここ数年の内定辞退率は新卒採用で60%以上です。
    内定辞退をした理由を聞いてみると、、、、

    採用担当者、面接官の印象が悪い・・採用担当者や面接官の印象が悪く、この企業で働くことに不安がある、このメンバーと一緒に働きたくないと感じられてしまった場合は、内定辞退につながりやすいです。
    面接のときに威圧的だなと感じ取られてしまうと、その企業のイメージが悪くなってしまい、内定承諾率が低下し、内定辞退率が大幅に上昇します。

    企業に対する不信感・・求職者は自分が働くことになる企業に対して期待をしていますが、同時に不安も抱えています。そのような状況で何らかの不信感が募ってしまうと内定辞退につながりやすくなるのです。
    例えば、内定をいただいた後に企業の口コミを調べると、悪い口コミが多かったといったようなことがあると内定辞退につながりやすくなります。

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    3. 採用課題の解決法

    3-1. 人材が集まらない・優秀な人材を獲得したい

    地方においては中堅・中小企業志望者の方が多い地域もあります。地方には大手企業が少ないため地元の中堅・中小企業で働きたい。と考えている方が多いという側面もあるでしょう。
    しかし、地方での説明会や移動に費用がかかるなど、「お金と時間がかかる」というのが一つの悩みどころではないでしょうか。

    その場合はweb説明会などのインターネットを介した集客を行うことや、地方に特化した人材サービスを活用すると良いでしょう。
    地方に特化した人材サービスの一覧 はこちらから!

    3-2. 採用コスト

    ダイレクトリクルーティング、採用代行の活用

    ダイレクトリクルーティングは、新しい採用手法であり、活用することで成果をあげている企業は多いようです。
    募集広告で応募者を待つのではなく、求人者が登録しているデータベースからマッチする人材を検索し、スカウトメールを送るという、従来とは逆の採用スタイルになります。
    コストも抑えられ、自社求人にマッチした人材に会える確率が高まります。知名度に影響されず、自社の魅力を求職者に届けられる点が大きなメリットです。

    採用代行サービスの活用によりリソースを補う方法もあります。選考プロセスにおいて、人員が不足していることから応募者を待たせてしまい、選考辞退が発生しているような状況であれば、活用するべきです。採用担当者が重要な採用業務に専念でき、機会ロスが減らせるのであれば費用が発生しても、活用する価値はあります。

    3-3. 内定辞退

    内定辞退が起きてしまう原因で一番大きいのは企業に対しての不信感です。

    悪い口コミを書かれないように労働環境、待遇を改善する必要があります。従業員がマイナスな評価を書き込めば、内定者の多くはこの企業で働きたくないと思うでしょう。
    求職者に内定を出した後はほったらかしにするのではなく、定期的に面談などコミュニケーションをとって、モチベーションを維持することができるようにしましょう。

    4. 学生の思考 中小企業が意識するべきことは?

    4-1. 現代の学生は大手思考?中小思考?

    地方・中小企業の採用担当者は、「最近の学生は大手志向だから、なかなか中小企業を受けてくれないのでは」と悩まれている方もいらっしゃるかと思います。

    しかし、実際は大手思考ではなくやりたいことを優先する学生の人数も非常に多いため、地方の企業だから、中小企業だからといって諦める必要はありません。
    マイナビ大学生就職意識調査によると、

    「大手企業がよい」「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」学生:全体の51.5%
    「中小企業がよい」「自分のやりたい仕事ができるのであれば中小企業がよい」学生:全体の44.9%

    という結果がでました。

    4-2. 地方・中小企業が意識すべきこととは?

    会社選びにおけるポイントや志向性から中小企業がやるべき対策を考えていきましょう。

    マイナビ2022年卒大学生就職意識調査|株式会社マイナビ によると、楽しく働きたいという就職観持っている学生が非常に多いようです。プライベートを重視したり、社会のために頑張るというモチベーションで就職活動をしていることがうかがえます。

    一方で、「お金」や「出世」という願望を持って就職している学生は今の学生には少ないようです。

    仕事の魅力・楽しさ・やりがいをアピールできているか再検討する
    従業員との接点を設けるなどして、会社の魅力を伝えられるようにする

    といったことを意識してみましょう!!

    しかし、実際多くの学生は安定した企業に行きたがります。「大手志向=会社の安定」というイメージを抱いている方が非常に多いです。中小企業であっても老舗企業や業績の良い社、安定ている企業は多くあります。
    学生には特に、会社の業績や今後の事業展開などを通し、安定して働ける会社であることを紹介することは大事なポイントです。

    一方で就職したくない企業について調査してみると、

    「暗い雰囲気の会社」が一位でした。
    「笑顔がない」「既存社員があいさつしない」「働いている人たちが楽しそうではない」「愚痴が多い」などが暗い雰囲気だと感じることが多いと思います。
    会社の雰囲気を作るのはその企業で働いている従業員です。改善が必要だと思う場合は、早急に改善することをお勧めします。

     待遇面(福利厚生・給与・休日休暇・社風など)の変更は難しいことが多いです。しかし、従業員は貴重な人材です。将来の会社経営のための投資だと捉え、前向きに検討していただきたいです。従業員の離職防止につながるかもしれません。また、従業員のモチベーション向上によって業績が大幅にアップする可能性も十分あります。

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    5. 成功事例

     Mental health protection and care-1都市圏・大手企業より厳しい採用環境でも採用活動で成功している地方・中小企業は、どのような取り組みを行っているのでしょうか。成功事例を紹介します。

    ・A社
    ダイレクトリクルーティングを導入し、ログイン頻度の高い求職者を中心にメールを送信していきました。その結果20%以上の返信率を獲得し、工数削減にもなりました。

    ・工夫したこと
    返信が来た後はお礼やスカウトした理由を丁寧に伝えるといった工夫をすることで成果を上げることができました。

    ・B社
    会社の情報を自由に発信できる取り組みを行いました。その結果、面白い視点を持っている学生を集めることに成功しました。

    ・工夫したこと
    若手や内定者に情報発信を任せたことです。その方が学生に共感してもらえるのでは?と考え運用を任せています。「入社理由」「魅力」を若手の視点で発信することで、自社の魅力が十分に伝わり、エントリー数が増加しました。

    6. まとめ

    いかがだったでしょうか。
    地方・中小企業は都市圏・大手企業に比べると採用難易度が高くなります。しかし、工夫を行えば優秀な人材を確保したり、人材不足で悩む必要がなくなるかも知れません。

    優秀な人材・人手不足の場合はweb説明会などのインターネットを介した集客を行うことや、地方に特化した人材サービスを活用すると良いでしょう。
    採用コストでお悩みの場合はダイレクトリクルーティングを活用してみましょう。
    内定辞退でお悩みの場合は内定後も定期的のコミュニケーションを取るなどして、内定者が不信感を募らせないようにしましょう。

    現代の学生は出世やお金目当ての就職活動を行っている学生が少ないため、

    仕事の魅力・楽しさ・やりがいをアピールできているか再検討する
    従業員との接点を設けるなどして、会社の魅力を伝えられるようにする

    といったようなことを検討するだけで採用活動の成果が大幅に上昇するかも知れません。
    本記事に記載したことをを意識して採用活動を行ってみてください!

    最後に
    H&Kでは採用コンサルティングサービスを展開しています。
    無料相談も受け付けておりますので、採用についてお困りの方はお気軽にご連絡ください!

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。