認知を広げるためにYoutube広告は現在とても有効な手法ですが、
初めてYoutube広告をやりたいとなったときに費用の仕組みや実際にかかる費用について気になる方は多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事ではYoutube広告の広告費の仕組みから実際に必要になる費用、運用する際のポイントまでをまとめました。
「Youtube広告に興味があるが、必要となる費用の仕組みや必要となる費用がわからない」と困っている方はぜひ読んでみてください。
1.YouTube広告の仕組み
YouTubeの動画広告は、オークション形式で行うことが一般的です。
希望の広告枠に対して、費用の上限額を設定し、広告の品質を表す10段階の「品質スコア」とともに
Google広告側で自動で算出されて配信される広告が決定します。
たとえば同じ広告枠にX社が「費用が60円 品質スコアが7」で、Y社が「費用が70円 品質スコアが7」で入札していたとします。
この場合は品質スコアが同じなので、より高い金額で入札していたY社の広告が発信されます。
料金はX社よりも1円高い61円となるのです。
ただし最終的に必要な費用としては、これにプラスして反応数などに応じた料金が発生します。
詳しくは次の章で解説します。
2.YouTube広告の課金方法と種類
YouTube広告の種類と課金方法には様々な方法がありますが、
課金方法には主に4種類があり、
YouTube広告には主に5種類があります。
この章ではそれぞれの種類について詳しくみていきましょう。
2-1.YouTube広告の4つの課金方法
YouTube広告の課金方法には
「クリック課金(CPC)」
「インプレッション課金(CPM)」
「動画視聴課金(CPV)」
「1日あたりの広告費(CPD)」
があります。
「クリック課金(CPC)」
クリック課金はCPCともいい、Cost Per Clickの略です。
広告を1クリックするごとに課金される単位となっています。
「インプレッション課金(CPM)」
インプレッション課金はCPMともいい、Cost Per Milleの略です。
動画広告が1,000回表示されるごとに課金される単位となっています。
「動画視聴課金(CPV)」
動画視聴課金はCPVともいい、Cost Per Viewの略です。
動画1回再生ごとに課金されますが、再生の定義は「〜〜秒以上視聴」「最後まで視聴した場合のみ」などものによって変わります。
「1日あたりの広告費(CPD)」
1日あたりの広告費はCPDともいい、Cost Per Dayの略です。
広告を掲載すると1日ごとに固定費として課金されていきます。
2-2.YouTube広告の5種類
YouTube広告には
「バンパー広告」
「TrueViewインストリーム広告」
「TrueViewディスカバリー広告」
「アウトストリーム広告」
「マストヘッド広告」
の5種類があります。
「バンパー広告」
バンバー広告は、Youtube動画の再生前後や途中に再生されるスキップが不可能な6秒間の広告です。
短い時間で広告が終わるために、視聴者に大きなストレスを与えずに済みますが、
短い時間で視聴者に魅力を伝えなければいけません。
相場として1,000回表示されるごとに400円〜600円ほどの費用がかかります。
「TrueViewインストリーム広告」
TrueViewインストリーム広告は、バンバー広告と同様にYoutube動画の再生前後や途中に含まれる広告で、「再生開始5秒で広告をスキップできる」ということが特徴としてあげられます。
15秒見ないとスキップできない設定にすることもできますが、
ユーザーを不快な気分にさせる可能性も高いので注意が必要です。
料金目安は2~25円で、動画広告が30秒以上再生された場合、動画広告がクリックされた場合に料金が発生します。
「TrueViewディスカバリー広告」
TrueViewディスカバリー広告は、動画を探している場面で広告の動画タイトルとサムネイルが表示される広告です。
クリックすると広告の動画が流れ始めます。
強制的に流れる広告とは異なり自ら興味を持って見るユーザーで構成されるため、
広告を見るユーザーの質は良いのが特徴です。
料金目安は1クリックごとに3~20円ほどです。
「アウトストリーム広告」
アウトストリーム広告はモバイル専用の広告で、YouTube以外の外部のサイトやアプリ動画と連携して動画を載せることで広告を流すことができる広告の種類です。
YouTube以外の外部のユーザー等にも拡大、拡散されやすいのがメリットです。
動画再生時間が2秒以上&画面を占める広告の割合が50%以上で課金され、
相場として1,000回表示されるごとに400円〜600円ほどの費用がかかります。
「マストヘッド広告」
マストヘッド広告はYouTubeのホーム画面のトップに大きく表示される、とても目立つ広告です。
それに加え、パソコンやスマートフォンなどの全てのデバイスから視聴可能なため、
費用は1日で数百万必要だったりととても高額ですが、
「短期間でターゲットを取り囲みたい」などといった場合に有効な手段といえるでしょう。
料金体制としては日数ベースで課金されるCPD方式と
1,000インプレッションごとに課金されるCPM方式を選択することができます。
3.動画広告作成の際に実際にかかる費用表
これまで紹介してきた広告とそれぞれの費用を表でまとめます。
4.静止画広告とYouTube広告の費用対効果
動画のクオリティー次第ではありますが、
静止画広告よりも高いインプレッションを得やすいのが動画広告のメリットです、
これは音や動きを用いてアプローチできるので、高クリック率につながることが考えられます。
実際にFacebookの調査によると、静止画広告と動画広告の両方を用いた配信の方が静止画広告単体よりもCV率が17%高くなったそうです。
このように動画広告はCV率を高める効果があります。
5.YouTube広告で費用対効果を高める5つのポイント
YouTube広告を実際に運用する際には、効果が最大限になるように運用していくべきです。
では実際にYouTube広告で費用対効果を高めるためにはどのようなことに気をつけなければいけないのでしょうか?
ここでは費用対効果を高める5つのポイントについて解説します。
5-1.ターゲットを明確にし、伝えるメッセージを考える
ターゲットに一番行動してもらいやすいメッセージを考えるためには、そもそもターゲットを明確にしないと話がすすみません。
Youtubeにおけるターゲティングには
・オーディエンスターゲティングと
・コンテンツターゲティング
の2種類の方法があります。
オーディエンスターゲティングは、人を絞り込むターゲティング方法で、
コンテンツターゲティングは、配信場所を絞り込むターゲティング方法です。
・オーディエンスターゲティング
オーディエンスターゲティングは年齢、性別、世帯年収、閲覧履歴などを元にユーザー情報を絞り込むことでターゲットを絞り込む方法です。
例としては、閲覧履歴として赤ちゃん用の服に関する情報をよく見ているようであれば、新しい家族が増えることが予測できます。その情報から出産後の条件に合いそうな不動産広告がよく流れるようにするといったターゲティング方法です。
・コンテンツターゲティング
コンテンツターゲティングは配信場所としてどのYouTubeチャンネルサイト、アプリ、メディアで配信するかを
絞り込むことでターゲットを絞り込む方法です。
例としては、大きいサイズの洋服を販売する場合に購入者は大きいサイズの洋服しか着ない人となるので、大食いのグルメサイトと連帯させるといったターゲティング方法です。
5-2.目的に合った広告の選定
今まで書いてきたように広告にはさまざまな種類があります。
例えば高価格でもいいから短期間で認知を集めたい場合は、マストヘッド広告が適切です。
伝えたいメッセージを元として目的に合った広告を選定し、
最も費用対効果の高い方法を選定しましょう。
5-3.最初の数秒で惹きつける動画を作成
Youtube広告はスキップすることができるものが多く、最初の数秒で視聴者を惹きつけることができないと最後まで見てもらえない可能性が高まります。
最初の数秒でインパクトを残し、ターゲットを惹きつける動画を作成することが大切になります。
5-4.分析ツールで動画の効果測定を行う
広告の効果検証は分析ツールをうまく活用することで行えます。特に広告とHubSpotと連携することで広告の効果を簡単に分析することができます。例えば、Googleアナリティクスだけでは計測できない広告経由のコンバージョンチェックやROIといったデータを可視化しターゲティングなどの見直しが可能となります。
しっかりとした分析を行い、より良い動画制作を目指しましょう。
5-5.社会的な評価について言及する
広告を出す際に社会的な評価について言及するとユーザーの安心感を得ることができます。
「〜〜でNO.1に載った」「〜〜も認めた」などが具体例です。
まとめ
ここまでYoutubeの広告費や、費用対効果を最大限に高めるための方法について考えてきました。
ただ、実際に自社の商品の魅力を伝えるためにYoutube広告を出したいと思っても、
いまいち効果が得られるのか不安なことも多いと思います。
株式会社H&Kでは効果の出る広告の出し方をオーダーメードで提案、作成いたします。
まずは無料の相談会にお越しください。