はじめに
皆さん動画広告がどのようなものか正しく理解していますか?
2010年代からYouTubeのインストリーム広告をはじめ、多くの動画広告が出現しました。
そして、現在ではウェブ広告の中で最も効果的な施策の1つとなっています。
例えば、株式会社サイバーエージェントの「2020年国内動画広告の市場」によると、動画広告の市場は2020年で2,954億円、2024年には6,856億円に達すると予測しています。
広告の市場は2020年で2,954億円、2024年には6,856億円に達すると予測しています。
※引用:株式会社サイバーエージェント|「2020年国内動画広告の市場調査」
しかし、具体的に動画広告がどのようなものであるか正しく理解できている人は少ないのではないでしょうか。そこで、この記事では動画広告とはどのようなものか、メリット・デメリット、種類について説明していきます。
この記事はこんな方にお勧めです。
- 動画広告がどのようなものか知りたい方
- 動画広告のメリット・デメリットを知りたい方
- 動画広告を取り入れてみたいと考えている方
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2.動画広告のメリット・デメリット
動画広告を用いることには多くのメリットがあります。そして、それと同時にデメリットもあります。
ここでは、メリットとデメリットを正しく理解していきましょう。
メリット
まずは、動画広告を用いることのメリットから説明していきます。
メリットとして挙げられるのは、
- 多くの情報を届けることができる
- 拡散力がある
- 効果検証がしやすい
の3つです。
多くの情報を届けることができる
動画は一般的に、静止画やテキストより短時間で多くの情報を伝えることができるとされています。
例えば、アメリカの調査会社、Forrester Researchの研究では、1分間の動画で伝えられる情報量は180万ワード、WEBページ3600枚分であるとも言われています。
そのため、動画広告を利用すると、テキストのみの広告よりも多くの情報を伝えられるようになります。
また、商品の使い方やメリットなど、文字だけではうまく伝えられない情報も、映像や音声で簡潔に伝えることができます。
拡散力がある
インターネット動画広告は、広告を好意的に受けとめたユーザーにSNSをはじめとしたインターネット上で広告が拡散され、高い効果を生むこともあります。
効果検証がしやすい
動画広告は、インプレッション数(広告の表示回数)、再生数、再生時間、クリック数など、動画を視聴したユーザーの行動を定量的に計測することができます。配信した広告動画の効果を分析し、次の取り組みを考えることはさらなる成果の獲得につながります。
そのため、「ターゲットとして想定しているユーザーに視聴されているのか」や「どの時間で離脱されているか」などの細かなデータ収集とデータをもとに改善していくPDCAを効率的に回していく必要があります。
動画広告を出稿させて満足せずに、効果的な動画広告を配信し続けるためにはどのようなデータが必要かも把握しておきましょう。「認知」「検討」「行動」など、動画広告を出稿する目的によってチェックするべき項目は異なります。以下の表を参考に見るべきデータを分析してください。
デメリット
次に、動画広告を用いることのデメリットについて説明していきます。
デメリットとして挙げられるのは、
- ・ノウハウやリソースが必要
- ・スキップされる可能性がある
の2つです。
ノウハウやリソースが必要
広告を作るには、動画制作の知識や経験のある人材が必要になります。
また、テキスト広告やバナー広告と違い、コストも時間もかかります。
例えば、静止画の広告だと媒体数などにもよりますが、サイズが異なるバナーの制作だけになるため、事前の内容のすり合わせを含めても最短1週間以内で制作が完了する場合もあります。
しかし、動画広告になると、どのような動画内容にするか、キャストはどうするか、ロケ地はどうするか等の事前準備が必要です。撮影後の編集作業も必要になってくるので、最短でも数週間かかります。
このように、動画広告を制作するときは、認知拡大や購買促進など、動画広告を作る理由や、コスト計算を行うことが切です。
もし、自社内に動画制作のノウハウを持つ人材がいない、不足しているという場合には、外注の必要も出てきます。
スキップされる可能性がある
テレビCMは番組の間に強制視聴されますが、動画広告はYouTubeでは数秒以降スキップすることが可能です。
そのため、興味がなければすぐにスキップされてしまいます。
また、Facebook・Instagram・TwitterなどのSNSに表示される広告でも、YouTube広告と同じように、興味がなければそのままスクロールされ視聴されない可能性があります。
そのため、どのようにしてユーザーに興味を持ってもらえる動画広告にするか工夫する必要があります。
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動画広告の種類
動画広告にはさまざまなものが存在しますが、
- ・インストリーム広告
- ・アウトストリーム広告
の2種類に分けられます。
さらに、アウトストリーム広告は、
- ・インバナー広告
- ・インリード広告
の2種類に分けられます。
インストリーム広告
インストリーム広告とは、現在主流の動画広告フォーマットで、YouTubeなどの動画サイトにて動画コンテンツと同じ画面で配信できます。
そして、インストリーム広告には
- ・プレロール広告
- ・ミッドロール広告
- ・ポストロール広告
の3種類があり、挿入される場所や目的が異なります。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とはWebサイトのバナーやアプリのフィードなどに配信される広告のことです。
インバナー広告
インバナー広告とは、バナーの広告枠に出稿できる動画広告のことです。
インバナー広告の特徴として、動画がコンテンツの視聴有無に関わらず自動的に流れることです。音声は基本的に流れず、クリックすると音が流れます。
例えば、デスクトップ版Yahoo!のトップの右上にある広告がインバナー広告になります。
インバナー広告では、メディアの来訪者に向けてバナー枠で広告を配信するため、YouTubeなどの動画サイト以外でも動画広告の配信が可能です。
そのため、インストリーム広告ではリーチできないようなユーザーにターゲティングしたいときにはおすすめの手法となっています。
インリード広告
インリード広告とは、記事やフィードの間に差し込まれている動画広告のことです。
インバナー広告との大きな違いは、画面に表示されないと動画広告が流れないことです。
例えば、Instagramストーリーの広告がインリード広告になります。
インリード広告は、コンテンツの間に挟まれた場所に挿入され、スクロールをした時点ではじめて動画広告が流れます。そのため、広告がユーザーの目に止まりやすいという特徴があります。
また、インリード広告では広告動画が配置された場所までスクロールされて、はじめて動画の冒頭が再生されるため、物語性のある動画などは、ユーザーが動画の結末を気にして最初から最後まで広告を見てもらえる可能性が高まります。
まとめ
最後まで記事をご覧いただきありがとうございます。
動画広告とはどのようなものか、メリット・デメリット、種類について理解することができたのではないでしょうか。
そして、さらに興味がでてきた方は、実際に動画広告を外注する際にはぜひH&Kに相談してみてはいかがでしょうか。
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