
「オウンドメディアを立ち上げる際の設計」
今後のサイト集客が”ほぼ決まってしまう”と言ってもいい設計の場面で集客戦略を考えずに、コンテンツ制作を始めていませんか?
オウンドメディアの設計ができていないサイトは、
「コンテンツを作っているけれどもユーザ数が増えない」
「集客はうまくいくけど受注につながらない」
といった壁に突き進んでいくことになります。
そこで今回は、最小限のコンテンツ数でPVを最大化獲得するためにはどのような設計が必要なのかお話ししていきます!
このブログのライティング者

今枝 拓海(Takumi Imaeda)
株式会社H&K マーケティングコンサル事業部
地域活性化のスタートアップで飲食店様のPR事業などに携わったあと、広告会社でSEOやマーケティングの設計に従事。現在は、H&Kでマーケティングコンサル事業部にて、MAやSFAの設計やサイト集客の最大化施策などを担当。HubSpot認定資格者。
@Imaeda Takumii
\サイト3ページまで無料で制作できます/
そもそもオウンドメディアって必要?
まずは、「そもそもオウンドメディアって必要か」という点に注目する必要があります。
弊社ではマーケティングの全体設計から行うことが多いのですが、マーケティングには様々な施策がありますよね。
・SEO/オウンドメディア ・リスティング広告 ・SNS ・メールマーケティング ・MAによるスコアリングとナーチャリング など |
オウンドメディアはマーケティング施策の中の1つです。マーケティング全体設計→各施策に落とし込むという流れの中で、”オウンドメディアが適切”なのか、または”広告やSNSが有効”なのかを判断していかなければなりません。
安定した自然流入を確保できると、広告費が削られるなど長期的な資産にもなるので、オウンドメディアが有効なケースは多いです。以下では、オウンドメディアを立ち上げる戦略→実行の流れを説明していきます。
オウンドメディア立ち上げ【4ステップ】

オウンドメディアを立ち上げる際には、最終的な目標が必要です。リソースは限られれていますので、最終目標を軸に必要なリソースを振り分けていきます。
オウンドメディアの立ち上げは、図解の4ステップを踏むことで成果の出る構築が行えます。
Step1.市場の調査、オウンドメディアの目標設定

オウンドメディアを立ち上げる際には、
- ■市場分析
- ■競合分析
- ■キーワード調査
- ■サイト構造に落とし込み
を考えます
市場分析で市場のニーズを探し、競合分析でどのような企業やサイトが競合なのかを把握します。実際に使う分析フレームワークは、3C分析(自社、競合、市場)が適切です。
市場のニーズは、検索上ですと「検索キーワード」がニーズを反映しているので、自社サービスに関連したキーワードの検索数をキーワードプランナーなどで調べることで調査をすることができます。
例えば、「東京 レストラン」というキーワードを調査してみると、検索数は月間2,400ということがわかります。検索数≒市場ニーズということを考え、ターゲットに合わせたサイト設計にしましょう。
競合の分析は、関連キーワードで検索してみて、上位に上がってくる他社サイトや市場シェアなどを確認します。
分析の結果で、最終的なゴール(受注数、問い合わせ件数など)を決定します。
Step2.オウンドメディアを設計する【サイト設計】

サイトの設計は、先ほどもお話ししたキーワードプランナーによる検索キーワードの調査に基づいて設計(キーワード設計)を行います。
手順としては、まずサイトの軸となる検索ボリュームの多い「プライマリーキーワード」を決定します。その後、プライマリーキーワードに関連してくるキーワードを一気に洗い出します
次に、それらのキーワードと目標指標に合わせてサイトの設計を行います。このサイト設計(キーワード設計)が、サイト集客の根幹になってくるので慎重に設計図を作りましょう。
※例えばBtoBの企業ですと、リードの獲得が指標になる場合が多いので、お問い合わせにつながるサイト設計になります。
一覧にしたキーワードの中から、お問い合わせに繋がりやすい検索キーワードを対策して集客し、お問い合わせまで導線を設計します。
Step3.コンテンツを制作する【制作面】

次に、コンテンツの制作です。
サイト自体のデザインやコーディングももちろんですが、その他に重要なコンテンツとして、「集客用 記事」や「ダウンロード用資料」などの制作が挙げられます。これらを丁寧に作り上げることで、サイトのSEOが結果的に上がってきます。
しかし、ここで注意しなければならないのは、コンテンツ制作をサイト設計なしで取り組むのはおすすめしないという点です。
というのも「記事を100記事外注で作成したのに、まったく集客できない!」という事態になりかねないので、時間や費用はかかりますが、しっかりサイトの設計を行いましょう
サイト設計をもとにコンテンツを制作する際には、ペルソナの設定やニーズの深堀りなどに加えて、SEOを意識したアウトプットが必要になってきます。
具体的に言いますと、「顧客目線に立ったユーザーファーストな設計」にすることが重要です。
どのようなタッチポイントで訪問ユーザーをナーチャーリングしていき、自社の顧客にするかを考えます。具体的なフェーズで落とし込む際には、「カスタマージャーニー」を設計することが有効になってきます。カスタマージャー二ーでは、Googleなどの検索エンジン上だけでなく、SNSや広告などの施策も合わせて設計します。
カスタマージャーニーシート例)

また、ユーザーニースを満たすコンテンツを制作するために、H&Kでは記事コンテンツの構成シートを用いています
Step4.オウンドメディアの最終目標から数値設計と分析
現状の結果を分析するには、最終目標となる「売上の向上」や「広告費の削減」といった数値に着目していきます。
数値の設計例)

この例の場合、最終的な受注金額から逆算して、必要な「商談数数」や「リード(見込み顧客)数」を割り出すことができます。最終目標の数値から、細かい数値に因数分解することで、施策に落とし込むことができます。
現状と数値目標との乖離があるのであれば、どのようにそのギャップを施策によって改善していくかを考えます。
分析の際にはGoogleAnalyticsなどのツールを利用して、ユーザー数の日々の変動や離脱率の高い記事コンテンツを見直したりしていくことが長期的な安定集客に重要になります。
オウンドメディア構築は正しいプロセスで

オオウンドメディア構築は本記事の4ステップで達成できます。
まとめですが、オウンドメディアの立ち上げは、
- Step1.市場調査、オウンドメディアの目標設定
- Step2.サイト設計
- Step3.コンテンツ制作
- Step4.最終目標から逆算・分析
といった点が重要になります。
限られたリソースで多くの成果を出すには、目標からの設計を行い、本当に必要な施策を見極めるしかありません。調査→設計→制作→分析のフローは多くのマーケティング活動で利用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
オウンドメディア構築に関しての相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください!
\サイト3ページまで無料で制作できます/