Update.2022.12.07

【徹底解説】動画制作の流れとスケジュール|必要な事前準備もこれを読むだけで安心!

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動画を制作するにあたって動画制作会社の利用を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、動画制作を依頼したいと考えているものの、「なにを準備すれば良いかわからない」「納品から発注までのスケジュール感が知りたい」と思っている担当者さんも少なくないでしょう。

そこで、今回は動画制作の流れやスケジュールをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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Contents

    1.動画制作全体の日数やスケジュール

     

    Workplace with tablet pc showing calendar and a cup of coffee on a wooden work table close-up

     

    基本動画制作は、「依頼→企画→撮影→編集→納品」の流れで行われます。そして、動画制作会社からの提案とそれに対するフィードバックを、依頼から納品まで繰り返しながら制作を進めていきます。

     

    1-1. 一般的な動画制作スケジュール

    各制作会社によって異なりますが、大体2〜3ヶ月を目安に考えておくといいでしょう。「撮影にかかる時間」「クライアントのチェックが必要な時間」は、動画制作にかかる時間で特に比重が大きいものとなります。そのため、この2つは、どこの動画制作会社に依頼しても、スケジュール感に差異はありません。ただ問題は、そこに至るまでの前段階がスムーズに進行するかどうかです。

    つまり、動画制作をスムーズに行うためには準備がとても重要となります。そこが疎かだったり行き当たりばったりで対応していたりすると、後々の工程に支障をきたすことになりかねません。

    前述したような、「動画制作のスケジュールは、大体2〜3ヶ月が目安」というのは、つまるところ、「動画制作のスケジュールは、大体2〜3ヶ月を目安に準備にとりかかるべき」となります。

    メインでもある「動画撮影の時間」と「チェック」を丁寧に行うために、余裕をもって臨めるようにしましょう。

    1-2.依頼事の注意点

    発注が決まってから実際に業務がスタートするのは、一般的に契約書の締結が完了してからです。会社の規模が大きくなると、契約だけで1ヶ月ほどかかる場合もあるので注意してください。想定外のトラブルが発生することを前提とし、余裕を持ったスケジュールで進めるのが理想的です。

    2.動画制作を依頼するまでのスケジュール

     

     

    2-1. 動画制作会社に依頼する前のスケジュール

    動画制作は、制作会社に依頼する前に自社で準備しなければならないことがあります。本記事では準備のうち最低限必要な3つをご紹介します。何も用意せずに丸投げすると、そもそも適切な制作会社が探しにくくなります。また、たとえ良い制作会社に巡りあっても、その後のキャッチボールが上手くいかず、制作会社の提案もブレてしまう可能性があります。

    スケジュール①目的を決めておく

    動画を作る目的、目標を決めておくことは動画制作における準備の絶対条件です。なぜなら、目的によって動画の方向性や戦略は大きく異なります。動画の目的は主に以下の3つに分けることができ、どれに該当するかを設定してください。

     

    ・認知(企業名や商品・サービスの認知拡大)

    ・比較・検討(企業や商品・サービスの価値を高めるブランディング)

    ・行動(サイト誘導や商品購入)

    スケジュール②予算を決めておく

    予算が曖昧だと制作会社もどんな映像にするかを決めかねるため、動画制作にかける予算も事前に決めておいてください。また、動画は追加料金が発生する場合があるので、あらかじめ上限を決めておくことをおすすめします。

    もし予算をハッキリと決められない場合は、制作会社に作りたい動画のイメージを詳しく伝え、どの程度の制作費が必要か聞きましょう。動画制作の費用の相場は以下を参考にしてください。

     

    >>>動画制作の費用相場

    スケジュール③納期を決めておく

    動画をいつまでに納品してもらうか、納期を決めておいてください。納期は修正が発生する場合もあるため、余裕を持ったスケジュールにすることをおすすめします。一度、制作した動画も確認時に修正が発生する可能性もあります。完成を延ばせないものに関しては、事前になぜその納期なのか理由を制作会社に伝えてください。

    2-2. 動画制作会社へ依頼後のスケジュール

    スケジュール④ヒアリング

     

     

    制作会社に依頼をした際、最初のやり取りがヒアリングになります。上記で決めた動画制作に対して打ち出した方針を、しっかりと伝えるために必要な段階であり、電話やメールだけでは分からない詳細な部分を話し合います。主に「動画を制作する目的」「どういった映像にしたいのか」「ターゲットはどんな視聴者なのか?」「動画の予算や納期」などを詳しく伝え、動画の方向性を決めていきます。

    ヒアリングの最重要項目は動画を作る目的を明確にすることです。先述したように曖昧な目的ではなく、ゴールから逆算した上での目的を伝えてください。

    また、配信媒体(公式サイト、SNS、テレビなど)によっても動画の世界観や適切な長さ、ターゲットが変わります。先に媒体が決まっていると具体的な提案を引き出せます。現時点で決めかねている場合は制作会社と相談してください。

     

    スケジュール⑤見積もり・提案

     

     

    ヒアリングの後、制作会社は見積書や提案書を作成します。提案書には動画の大まかな流れ・アウトラインを説明する簡単なラフ画が書かれていることが多いです。上の6つは見積書・提案書に書かれている内容です。曖昧な内容になっていないか吟味してください。

    動画制作における各工程での人件費(スタッフやキャスト)、詳しい台本を作る企画費、スタジオや機材などの諸費用の合算によって動画の制作費が決まる仕組みとなっています。

    スタッフの人件費は、時間や日数によるものや、著名なクリエイターを起用するかなどによっても金額が変わります。また、動画制作では内容の修正や撮影スケジュールの遅延、特殊な機材のレンタルなどでオプション費用が発生するケースも少なくありません。見積書に追加費用の項目があるかも確認しておきましょう。また、料金表を比較するだけでなく、「動画の完成クオリティ」や「適正価格であるか」なども、直接の会話を通じて確認しておきましょう。

     

    スケジュール⑥動画制作を正式に発注

    見積もりの内容や、必要なことの提案がひとまずできたところで、正式に動画制作を依頼します。

    一般的に、ここで契約書や機密保持順守の書面の取り交わしなどを行います。

    もし新たな要望などが発生した場合は、この段階で伝えておきましょう。

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    3.動画制作のスケジュール

    続いて、制作会社に動画制作を依頼してから、完成品が納品されるまでのスケジュールを紹介します。

    ここは、制作会社側が制作作業を進めていくところになり、前項で決めたあらゆることを形にしていく作業です。

    スケジュール①企画

    ここでは、制作会社がクライアントからヒアリングした内容をまとめ、動画のコンセプトや構成を練っていきます。

    その決めた内容を一旦クライアントに戻し、了承がとれた段階で、次のフェーズに移ります。

    企画は動画コンテンツを作るうえで土台となるセクションであるため、綿密に進めていきましょう。

     

    スケジュール②シナリオ作成・コンテ作成

    動画をどう展開していくかを、視覚的なイメージで捉えやすくするための作業を行います。シナリオを書いて、一連の流れを決めるとともに、動画の印象を決める絵コンテも同時に作成します。

    たとえば、シナリオが同じ内容の動画だったとしても、キャラクターが“人”なのか“アニメーション”なのかで大きく印象が変わります。そのため、制作会社には、ラフスケッチのようなものでいいので、シナリオと一緒に絵コンテも作成してもらうようお願いしてください。

     

    スケジュール③動画撮影

    動画全体のシナリオができれば、いよいよ次は動画の撮影に移ります。

    基本的に、前段階で作成したシナリオ通りに動画の撮影が進んでいきます。ただ、撮影する中で気になる点が出てくる可能性があるため、撮影現場に立ち会って一つひとつの工程を確認しながら進めていくことをおすすめします。

     

    スケジュール④映像編集

    動画の撮影が一旦終われば、編集作業に入ります。

    撮影した素材から不要な部分をカットする場合や、演出として最適と感じれば映像の一部分をつなぎ合わせることもします。また、テロップ入れや字幕の割り振りといった演出を施し、動画をみやすく加工するのがこのフェーズの主な工程です。

    もし、編集の段階で映像素材が足らないという判断になれば、前の動画撮影の工程に一度戻ります。

     

    スケジュール⑤音入れ・ナレーション

    撮影した動画に、BGMや効果音を入れます。また、必要に応じてナレーションを加えて、動画の内容をよりわかりやすくみせることもできます。

     

    スケジュール⑥試写

    動画制作を開始してからの一連の工程を、ここで最終確認します。

    ここで、これまでの工程に戻って修正を加えるのかどうかをクライアントと一緒に決めます。

    クライアントが納得のいく内容であれば、最後のフェーズに移ります。

     

    スケジュール⑦納品

    クライアント(依頼者)が指定したファイル形式で、制作会社から納品されます。

     

    以下が、動画コンテンツで使われることが多いファイル形式になります。

    AVI(.avi):マイクロソフト社が開発したWindows標準のファイル形式
    MOV(.mov):Apple社が開発したMac標準のファイル形式

    WMV(.wmv):マイクロソフト社が開発したストリーミング配信を前提とした動画ファイル形式

    MPEG4(.mp4):Windows、Mac問わず、幅広く普及している動画ファイル形式

    FLV( .flv ):Adobe社が開発した動画ファイル形式

    4.まとめ

    意外と一連の流れやスケジュールを確認すると、依頼者側で準備することが多いことが分かったかと思います。

     

    事前に動画制作の流れやスケジュールを知っておくことで

    1.余裕をもってスケジューリングできる

    2.制作会社とスムーズにコミュニケーションが取れる

    3.無駄な費用・時間が発生しない

    などのメリットがあります。

     

    もし、何か相談したい事がある方は、ぜひ一度弊社株式会社H&Kまでご相談ください!

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。