HubSpotはCRMを中心に、インバウンドマーケティングを行う際に必要な機能を揃えた1つのプラットフォームです。実際に耳にしたことはあるけど導入するまで理解が及んでいない方が多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、
・HubSpotについて詳しく知りたい
・HubSpotブログを実際に使ってみたい
・実際に使ってみたいけど導入する意味があるのかわからない
という方に向けて「HubSpotブログ」について詳しく解説していきます。本記事を読むことによってHubSpotブログの概要から作成方法までわかるようになり、顧客獲得を効率的に行うことができるようになります。
H&Kは世界で最も使われているHubSpotのダイヤモンドパートナー(日本で3社のみ)に昇格しました。
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1.HubSpotブログ機能とは?
1-1.HubSpotとは
HubSpotは導入にもあるようにCRMを中心に、インバウンドマーケティングを行う際に必要な機能を揃えた1つのプラットフォームです。CRM(Customer Relationship Manager)とは顧客との関係性を管理することでそれにより利益の最大化を図るものです。細かく分けられた機能を使用用途に合わせて使うことで、自社に最適なプラットフォームを作ることができます。全てのツールを自社開発しているためツールが直線的でプラットフォーム全体に一貫性を与えることができます。
1-2.HubSpotブログ機能
HubSpotのブログ機能を使えば、
・ブログコンテンツの作成が簡単にできる
・ウェブ検索やSNSを通じた読者の獲得
・記事中にCTA(Call-To-Action)を埋め込むことで読者登録を促せる
ことが期待できます。大まかなメリットを挙げたところで、次は具体的なメリットについて取り上げていきます。
2.HubSpotブログ機能のメリット
HubSpotブログ機能にはたくさんのメリットがあります。そこで今回は5つのメリットについて取り上げていきます。
2-1.SEO最適化が可能
ブログ作成時に、SEO最適化のためのToDoリストが自動作成されます。SEOについてあまり詳しくなくてもToDoリストを参考にすればSEO対策ができ、より多くの人に見てもらえる記事を作成することができます。
SEOについて知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
>>>SEOとは?SEO対策の準備から運用まで徹底解説
2-2.ブログ分析ができる
HubSpot内にはアナリティクス機能があり、PV数、コメント、インバウンドリンクなどを確認・分析することが可能です。どのようにすれば更に多くの人に見られるようになるのかをデータから分析できるようになり、より多くの読者を獲得できるようになります。
2-3.ブログ閲覧者への個別アプローチ
すでにサイトにコンタクト情報があるユーザーに対して、特定のブログを閲覧した場合に自動でステップメールを送るなど、個別のアプローチが可能になります。
2-4.レスポンシブデザインに対応
HubSpotのブログ機能は、無料・有料問わずデザインテンプレートが充実しているのが特徴です。これらのテンプレートを使用した場合は、自動でレスポンシブデザインに対応し、デスクトップ・モバイル・タブレットで最適な表示がされ、閲覧者に対するストレスをなくすことができます。
2-5.カスタムモジュールで柔軟なテンプレートを構築
HubSpotのモジュールはHTML+HubL・CSS ・JSで作成されています。そのためこれらの言語知識がある場合はモジュールを1から作成することができます。
カスタムモジュールに搭載されている幅広い機能により、ページ、Eメール、またはブログのエディター上でコンテンツをカスタマイズすることが可能となります。また、HubSpotにはテンプレートモジュールも複数用意されているため、言語知識のない方もドラッグ&ドロップで簡単にサイトやLPを制作することができます。
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3.HubSpotブログ機能の注意点
これまではたくさんのメリットを紹介してきましたが、実際に使用する上でいくつか注意点があります。
3-1.ソーシャルメディアへのシェアは有料プランしかできない
無料ユーザーでも使える機能は多いですが、使えない機能もあります。
見出しにもあるようにSNSへのシェアは有料プランしかできません。更に多くの人にブログを知ってほしい場合は有料プランを使わなければならないという注意点もあります。
3-2.モジュールのドラッグ&ドロップができない
HubSpotでウェブサイトを作る際にはモジュールをドラッグ&ドロップすることができますが、ブログを作る際にはモジュールをドラッグ&ドロップすることができません。
全ての機能においてモジュールをドラッグ&ドロップすることができるわけではないので注意が必要です。
4.HubSpot ブログ機能の使い方
ここではHubSpotブログ機能の使い方について取り上げます。先述のカスタムモジュールやフレキシブルカラムを理解した後、実際の作成に非常に役立ってきます。
4-1.フレキシブルカラム
フレキシブルカラムとは、モジュールを自由に追加・削除・編集ができるエリアのことです。
通常、テンプレート作成後(記事の編集時)は、モジュールの追加・削除・編集ができません。
しかし、テンプレート作成時にフレキシブルカラムを入れておくことで、記事の修正時にもモジュールの入れ替えが可能になります。
フレキシブルカラムはモジュール専用の余白のようなものです。この余白をあらかじめ作っておくことで、後で余白を埋めたり変更したりすることができます。
ブログ作成者は、今後モジュールを変更する可能性がある記事にはあらかじめフレキシブルカラムを入れておくと良いでしょう。
4-2.ブログの作成方法
実際にHubSpotでブログを作成してみましょう。記事内容はあらかじめ作っておく必要があります。HubSpot内で記事を作るのではなく、wordやgoogledocumentで作成しておくと初めてでも簡単にブログを作成することができます。HubSpotの設定画面のサイドメニューにある「マーケティング」→「ウェブサイト」→「ブログを選択し、右上の作成を選択します。
するとコンテンツの画面に映るので最初に「設定」を選択してください。
すると設定画面が出てきます。そこでは
・ブログのタイトル
・ブログのURL
・ブログのメタディスクリプション
などが設定できます。
ブログの「タイトル」は、ブラウザータブのタイトルバーと検索結果に表示されます。自社が伝えたいことを簡潔にまとめ、分かりやすいようにタイトルを作成しましょう。
ブログの「URL」はドロップダウンメニューを使用して、ブログがホストされるドメインを選択します。サブディレクトリを追加するには、適切なサブディレクトリを入力します。
「サブディレクトリー」とは「https://example.com/sub/」の”sub”の部分をルートドメインに対するサブディレクトリと呼びます。
ブログの「メタディスクリプション」はメタディスクリプションとはページコンテンツを100文字程度で表した「概要」や「要約」です。検索結果が表示された際にブログタイトルの下に表示され、このブログの内容はどのようなものなのか、自分が知りたいこととマッチしているか確認できる重要なものです。自分が書いたブログの内容を網羅的に情報を入れて閲覧者を増やしていきましょう。
また、「コンテンツ」では実際に記事の内容を作成することができます。そこではブログタイトルを記入したり目次を作成したり本文を作成することができます。本文はwordのように文字の形式を変えたり文字の大きさを変えたりすることができます。そのため初めて本文を作る際でもwordを使ったことがある方は、スムーズに本文を作成することができます。この記事に「アンカー」というものを埋め込むことで目次と連携することができ、目次のある項目をクリックするとその項目に直接飛べるようになります。他にもCTAを埋め込む機能もあります。本文中で自社の問い合わせに誘導したい箇所にCTAを埋め込み、効果的に問い合わせを増やしていきましょう。
これらの設定がブログ作成の最低限の設定です。これらが終わったら右上にある「公開」を選択しましょう。これらを行うことでブログの作成は完了となります。
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5.HubSpot ブログ機能の特長
5-1.WordPressとの比較
HubSpot
CMS Hubは、クラウドベースのCMS(コンテンツ マネジメント システム)です。マーケティング担当者と開発者が最適なツールを活用して、顧客体験を高める優れたウェブサイトの構築に取り組むことができます。CMS Hubではコンテンツ制作、コンバージョン率の最適化、パフォーマンス情報の確認を、一元的に行うことができます。
費用について、HubSpot CMS Hub Starterでは、ウェブサイト管理の主要機能は月額3000円です。セキュリティやメンテナンスを含めても値段は変わらず年に36000円かかります。
さらに機能を拡充すると値段はさらに上がりますが、初めて運用するにはStarterで十分です。
WordPress
WordPressはオープンソースのソフトウェアパッケージなので、自社所有のサーバーにインストールして設定作業を行うか、サードパーティー企業によるホスティングサービスを使ってインストールする必要があります。WordPressのインターフェースには、コンテンツ作成ツールなどの基本機能が用意されていますが、サイトマップやSEO(検索エンジン最適化)、アナリティクス(データ分析)などの機能はプラグインを追加して実現する必要があります。しかし、膨大な種類のプラグインを活用したカスタマイズが可能です。数千種類にも及ぶ拡張機能を任意に追加することで、必要な機能をあとから自由につけ外しすることが可能です。
費用については、ウェブサイト管理の主要機能は無料で使えます。しかし、セキュリティやメンテナンスを含めると5,451~82,558ドル(110円換算で599,610~9,081,380円かかります。どのようにサイト運営をしたいかによってどちらを使用するか変わってきますので、しっかり検討してみてください。
以下の記事を参考にして作成しています。
5-1-1.ブログ機能比較
wordpressにはなく、HubSpotにしかない機能として
- ブログエディター
- 記事の予約投稿
- SNSへのシェア
- モバイル環境への最適化
- SEO支援
- CTAの作成
- 共同編集
が行えます。wordpressの機能は非常に基礎的なものしかないので機能の比較では圧倒的にHubSpotが優勢になります。機能の充実さを求めているのであればHubSpotを導入した方が良いかもしれません。
6.まとめ
HubSpotはインバウンドマーケティングを行う際に必要な機能を揃えた1つのプラットフォームです。
メリットとして
・SEOの最適化が可能
・ブログ分析ができる
・ブログ閲覧者への個別アプローチができる
・レスポンシブルデザインに対応
・カスタムモジュールで柔軟なテンプレートを構築
することができます。
一方で注意点として、
・SNSへのシェアは有料プランでしか使えない
・モジュールのドラッグ&ドロップができない
ことが挙げられます。
HubSpotとwordpressを比較し、自社のニーズに合うものを使ってブログ作成をしなければなりません。
・HubSpotについて詳しく知りたい
・HubSpotブログを実際に使ってみたい
・実際に使ってみたいけど導入する意味があるのかわからない
という悩みがある方。
ぜひ私たちH&Kに、お話ししていただけませんか?
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