Update.2022.12.07

SEOとは?SEO対策の準備から運用まで徹底解説

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    「SEO」とは、検索エンジンの最適化を意味します。「SEO」は検索順位を上位にすることで、訪問者数を増やし、Webサイトの成果を向上させる施策です。

    本記事では、「SEOとは何か?」「SEO対策は何をすればいいのか?」について解説します。この記事を読めば、SEOの重要性がわかり、アクションプランを立てることができます。

     

    【テンプレ】マーケ分析資料

    1.SEOとは?

     

    SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジンの最適化」です。つまり、ユーザーが検索したキーワードに対して、自社のWebサイトを他社サイトよりも上位に表示させるための施策です。

     

    2.SEOで必要な考え方、前提

    2-1.日本で使われている検索エンジン

    SEO - Internet Concept Magnifying Glass with SEO and Growth Chart Icon on Old Paper with Red Vertical Line Background.-2

    検索エンジンによって検索のアルゴリズムが変わるため、ユーザーが高頻度で使う検索エンジンに対してSEOの対策をする必要があります。

    日本国内で使われている検索エンジンのシェアは、Googleが77%、Yahoo!が14%です。Yahoo!はGoogleの検索エンジンを導入しているため、検索エンジンのシェアの9割はGoogleです。SEO対策をするべき検索エンジンはGoogleになります。

     

    2-2.Googleの考え方

     

    Googleのアルゴリズムの根幹にはGoogleの使命、考え方があります。

    Googleの使命は以下の通りであり、ユーザーに対しての価値提供を第一に考えています。

     

    「Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。」

     

    また、Googleの考え方で重要なのは「Googleが掲げる10の事実」です。

    1.  
     ① ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
     ② 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
     ③ 遅いより速いほうがいい。
     ④ ウェブ上の民主主義は機能する。
     ⑤ 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。  
     ⑥ 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
     ⑦ 世の中にはまだまだ情報があふれている。
     ⑧ 情報のニーズはすべての国境を越える。
     ⑨ スーツがなくても真剣に仕事はできる。
     ⑩ 「すばらしい」では足りない。

    引用元 

     

    この中で重要なものは、最初の4項目です。つまり、ユーザー視点に立ち、高品質な情報を、ユーザーが早く辿り着き、そのコンテンツに対して多くの導線があるかどうかが重要だということです。

     

    2-3.検索順位が決まる仕組み

     

    検索順位は、サイトの総合評価が高い順に検索結果に表示されます。

    重要な評価基準は「E-A-T」です。つまり、サイトの専門性(E)、権威性(A)、信頼性(T)を高める必要があります。

     

    ・専門性

     

    サイトの専門知識は、コンテンツの内容が、ある特定のテーマについてのみ書かれているかが重要になります。

    また、人々の生活、お金、健康などに関するYMYLトピックについては、正式な資格や教育、Webサイトに同じジャンルのコンテンツを発信しているかが重要になります。

     

    ・権威性

     

    権威性は、そのサイトの評判が重要になります。具体的には、被リンクや専門的な人からの引用から確かめることができます。

     

    ・信頼性

     

    信頼性は、サイトやコンテンツが信頼できるものであるかどうかです。誰に書かれたものかを明示する透明性やコンテンツに誤りがない正確性が信頼性向上につながります。

     

    3.SEOのメリット

     

    SEOのメリットを3つご紹介します。

     

     ・検索流入が増える

     ・ブランディングできる

     ・コンテンツが資産になる

     

    ・検索流入が増える

     

    SEO対策をしっかりと行うことで、Googleにサイトの品質が認められ、自社のサイトが検索上位に表示されます。

    また、2020年時点で検索順位が1位の時のクリック率は28.5%、2位で15.7%、3位で11%と検索上位になればなるほどクリック率が上がります。

    さらにアクセス数が増えても費用が発生しないこともメリットになります。検索エンジンにサイトの品質が評価されている限り、追加費用が必要なくサイトに流入してもらえるのでWeb集客に力を発揮します。

     

    ・ブランディングができる

     

    常に検索順位が上位にあることで、ユーザーの目に触れる機会が増え、サイトに流入するユーザーが増えます。また、流入回数が多いほど、サイト名を覚えるので指名検索も増えます。結果、サイトの認知が向上し、ブランディングができた状態になります。

     

    ・コンテンツが資産になる

     

    高品質なコンテンツを増やしていくことで、Webサイト全体のSEO向上にも繋がります。また、お金をかけて集客する広告とは異なり、コンテンツ作成後に追加料金なしで集客することもできます。結果、高品質なコンテンツは長期間検索順位上位をキープし、ユーザー流入の資産となります。

    4.SEOのデメリット

     

    SEOのデメリットを2つご紹介します。

     

     ・成果が出るまで時間がかかる

     ・アルゴリズムのアップデートによって検索順位が下がることがある

    •  

    ・成果が出るまで時間がかかる

    Closeup of womans hands measuring bar graph with tape on blackboard-1

    Googleが公式に発表しています。

    ”成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は4ヶ月から1年かかります。”

    引用元

     

    ・アルゴリズムのアップデートによって検索順位が下がることがある

     

    検索アルゴリズムのアップデートが不定期で行われています。更新頻度を重視して内容の少ない記事などを書いたりすると、アルゴリズムの変化によってペナルティを受け検索順位が下がります。多くの時間を費やし、検索上位に表示されたとしてもこのような失敗をする可能性があります。

     

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    5.SEO対策を始める前に準備すること

    5-1.ツール導入と分析環境の整備

     

    サイトの目的としてユーザーの集客や購買行動があると思います。目的を達成するための指標として、アクセス数やコンバージョン率があります。そこでこれらの分析ができる2つのツールを導入します。

     

     ・Google Search Console

     ・Google Analytics

     

    ・Google Search Console

     

    Google Search Consoleは、サイトへ流入したユーザーの検索クエリや表示回数、検索順位、クリック率などのデータが分析できます。

    また、サイトに問題が発生した際にアラートも出してくれます。

    結果、SEOの効果がどれだけ出ているのかがわかるようになります。

     

    ・Google Analytics

     

    Google Analyticsは、自然検索だけでなく、SNSなどのあらゆる流入経路でも分析することができます。また、サイト全体の訪問者数、閲覧ページ数、コンバージョン率などの数値を分析することができます。

    結果、SEO対策の施策の結果が全て確認できるようになり、改善点、成功点を見つけることができ、サイト全体の品質を向上させることに繋がります。

     

    5-2.現状を把握する

     

    Google Search ConsoleとGoogle Analyticsを導入した後は、サイトの現状を把握します。何が問題でSEO対策をするときにどの施策を重点的に行うべきかの検討をつけることができます。

    効果が出るまでに時間がかかるSEO対策だからこそ、最初の問題点の認識が重要になってきます。

     

    6.コンテンツSEOの実施手順

     

    コンテンツSEOに取り組む際には、具体的には何をすればいいのでしょうか。基本的な実施手順を説明します。

     

     1. SEO対策キーワードの選定

     2. SEO対策したいキーワードの検索結果上位サイトの調査

     3. SEOコンテンツを作成

     

    6-1.SEO対策キーワードの選定

     

    あなたのサイトのようなサービスを探している人になりきって、検索をしてみましょう。その時に検索したキーワードが、自社サイトを探すときに使われているキーワードに近いと考えられます。可能であれば、ユーザーが大手の対応に困っているポイントを押さえたキーワードを選びましょう。(土日・深夜・早朝営業などの柔軟な対応や信頼など、勝っているポイントを押さえたキーワードで対策を行いましょう)

     

    6-2.SEO対策したいキーワードの検索結果上位サイトの調査

     

    SEO対策したいキーワードを実際にGoogleで検索してみます。検索結果の上位サイトに記載されている内容を見ます。その内容が、現在Googleが対象の検索キーワードに対して評価している最適解を提供しているページとなります。

    上位表示されているページの内容を参考にして、より具体的かつ便利なコンテンツで、オリジナルな内容になるよう、記事内容を決めていきます。もちろん、上位の内容をそのまま取り入れてはいけません。必ず独自の内容でオリジナリティを出します。同じ内容だけでは先にウェブ上にコンテンツを公開しているサイトの方が有利となります。もちろん上位サイトの記事をコピーすることは言語道断です。著作憲法違反になりますし、検索順位としても、コピーコンテンツとしてペナルティを受ける可能性がありますので絶対にやめましょう。

    上位のサイトよりも充実したわかりやすい情報を記載し、利便性を高めることで評価が高まります。

     

    6-3.SEOコンテンツを作成

    designer hand working and smart phone and laptop on wooden desk in office with london city background

    検索結果がより上位のサイトの内容をかみ砕いて、よりわかりやすく、かつ便利に、また独自性の高い情報を掲載します。イメージや図や表やデータ、動画を使い、独自の内容のコンテンツ記事を作成します。選定した対策キーワードも記事の中で使用して、関連性を高めます。エンドユーザーが求めている検索意図に対する回答(答えとなる内容)を含んだコンテンツを作成し、ユーザーファーストを追求します。

    このような方法で質の高いSEOコンテンツを作成していきます。

     

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    7.SEO対策の施策

     

    SEO対策の施策は大きく内部施策、外部施策の2つに分けることができます。

     

    7-1.内部施策

     

    内部施策とは、コンテンツの充実度、更新頻度、内部リンクの構造などに関する施策です。

    具体的な施策は主に4つあります。

     

     ・ターゲットキーワードの決定

     ・タイトル、メタディスクリプションの設定

     ・内部リンク構造を最適化

     ・ページスピードの改善

     

    ・ターゲットキーワードの決定

     

    検索順位が上位で表示されるには、検索ワードについてのコンテンツが充実している必要があります。つまり、どんなワードで検索された時にサイトに流入させたいのかを考えなければいけません。

    そこでターゲットとするキーワードを決めることによってSEOに強い記事を作ることができます。

    ターゲットキーワードは、キーワードプランナーやGoogleトレンドなどで、検索目的や検索数を分析し、自社としてどんな情報を出せばいいのか考えて決めます。

    結果、ユーザーニーズにも自社のサイト目的も達成できるサイトを作ることができます。

     

    ・タイトル、メタディスクリプションの設定

     

    検索エンジンはテキストでページの内容を判断します。検索エンジンにページの内容を判断しやすくするため各ページのタイトルタグ、メタディスクリプションタグは設定します。

    タイトルは40文字程度の簡潔な内容にし、ユーザーがわかりやすいようにします。

    結果、検索ワードとの関連性を高めることができ、クリック率の向上にも繋がるため、SEOの対策になります。

     

    ・内部リンク構造を最適化

     

    ただコンテンツを作成するだけではなく、ユーザーが欲しい情報を関連するサイトから辿り着きやすくする必要があります。

    ユーザーが欲しい情報を見つけやすくするためには、以下の方法があります。

     

     ・前後の文脈を考えて、本文中にリンクを貼る

     ・本文のサイドに新着記事やおすすめの記事の一覧を掲載する

     

    結果、ユーザーが欲しい情報を見つけやすくなるだけでなく、検索エンジンもWebサイト全体の情報を理解しやすくなり、SEO向上に繋がります。

     

    7-2.外部施策

     

    外部施策とは、良質な外部サイトから被リンクを獲得する施策です。自社サイトと関連性の高い外部サイトからリンクを張ってもらうことで検索エンジンからの評価も高まります。

    具体的な施策は下記の媒体を使ってPR活動することです。

     

     ・SNS

     ・メルマガ

     ・プレスリリース

     

    これらを活用することによって、多くのユーザーの関心を引くことができ、外部サイトでポジティブな言及、参照されます。結果、被リンクを獲得することができます

     

    8.SEOで注意すること

     

    SEOで注意するべきことは、ウェブマスター向けガイドラインに違反することです。

    Googleではウェブマスターガイドラインがあり、違反すると検索順位の下落や検索結果から削除されます。

    悪質な相互リンクや無断複製されたコンテンツ、隠しテキスト、コンテンツに関係のないキーワードを詰め込むことなどは行ってはいけません。

     

    9.まとめ:SEOはユーザーに高品質な情報を届けるための一つの要素

     

    このコンテンツの内容を2点にまとめました。

     

     ・SEOとは「検索エンジンの最適化」

     ・SEOは「Googleの使命と考え方」にどれだけ近づけるか

     

    重要なのは、SEOを上げるためにではなくユーザーに高品質な情報を提供するためにコンテンツを作るということです。Googleの10の事実の一番最初にある通り、ユーザーファーストのコンテンツでなければ、長期的に検索順位が上位になることはありません。サイトの目的を明確にしてSEO対策に取り組むことが必要になります。

     

    SEOに関するお悩みがあれば、H&Kまでお問い合わせください。

     

    【テンプレ】マーケ分析資料

    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。