はじめに
HTMLメールを作成するのは想像以上に工数が掛かりますよね。その割に成果が上がらずお困りの方は多いのではないでしょうか?Webサイトのデザインに基本やトレンドがあるようにメルマガにもデザインの基本やトレンドがあります。本記事では成果の上がるHTMLメールの作り方、メルマガデザインのコツや抑えておくべきポイントなどをご紹介します。
HubSpot導入 / マーケティングによる売上向上 / 採用強化 / バックオフィスの自動化 / Webサイト制作 / システム開発など、お気軽にお問い合わせください。
1.HTMLメールのメリット・デメリット
メルマガのデザインにはHTMLメールが必須です。HTMLメールは視覚的に魅力的なメルマガデザインができ、開封率のトラッキングができるメリットがありますが、一方で、デザインの統一性が重要であったり、一部のメールクライアントではデフォルトで表示が無効になったり、容量が大きくなり読み込み時間が掛かったり、セキュリティ面でのリスクがあるなど、デメリットや制約もそれなりにあります。
メルマガのデザイン性を考えるとHTMLメールは主流になっていますが、それらのメリット・デメリットをしっかり把握した上で成果の上がるメルマガをデザインしましょう。
1.1.HTMLメールのメリット
HTMLメールのメリットは次のとおりです。
■視覚的な魅力と柔軟性
HTMLメールは、豊富なデザインオプションを提供します。テキストスタイリング、画像の挿入、カラーリング、レイアウトのカスタマイズなど、視覚的に魅力的なメールを作成することができます。これにより、メールの受信者に対して強力な視覚的インパクトを与え、メッセージを引き立てることができます。
■直感的なナビゲーションとユーザーエクスペリエンス
HTMLメールでは、ハイパーリンクを使用して読者を特定のウェブページやコンテンツに誘導することができます。これにより、読者は直接リンクをクリックして関連情報にアクセスすることができます。また、ボタンやクリック可能な画像を使用することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させることも可能です。
■動的なコンテンツの表示
HTMLメールでは、動的な要素やコンテンツを表示することができます。アニメーション、スライドショー、動画などのメディア要素を組み込むことで、メールの魅力を高めることができます。さらに、動的なコンテンツを使用することで、読者の関与を促したり、特定の行動を促したりすることも可能です。
■メールのトラッキングと分析
HTMLメールでは、受信者の行動を追跡するためのトラッキング機能を組み込むことができます。開封率やクリック率の分析、特定のリンクやボタンの効果の評価など、メールキャンペーンの成功を測定するためのデータを収集することができます。これにより、マーケティング戦略の最適化や顧客の行動理解が可能になります。
HTMLメールの利点を活かしながら、視覚的な魅力と効果的なメッセージ伝達を目指して作成することで、効果的なメールマーケティングが行えます。ただし、異なるメールクライアントやデバイスでの表示の互換性に注意しながら、適切なテストと最適化を行うことも重要です。
1.2.HTMLメールのデメリット
HTMLメールのデメリットは以下の通りです。
■表示の一貫性の課題
HTMLメールは、異なるメールクライアントやデバイスで表示されるため、表示の一貫性を確保することが難しい場合があります。メールクライアントごとに異なるレンダリングエンジンやCSSのサポートがあるため、デザインやレイアウトが意図した通りに表示されない可能性があります。特に、古いバージョンのメールクライアントやモバイルデバイスにおいては、表示の互換性に注意が必要です。
■メールの読み取り制限
一部のメールクライアントや設定では、HTMLメールの表示がデフォルトで無効になっている場合があります。これにより、受信者がHTMLメールを正しく表示するために設定変更を行わなければならない場合があります。また、一部の受信者はセキュリティ上の理由からHTMLメールを受け取りたくないと考えることもあります。
■メールの容量と読み込み時間
HTMLメールには画像やスタイルシートが含まれることがあります。これにより、メールの容量が増え、読み込み時間が長くなる可能性があります。遅いインターネット接続や制限されたデータプランを使用している受信者にとっては、メールの読み込みが遅くなることが問題となる場合があります。
■セキュリティのリスク
HTMLメールには、リンクやスクリプトを含めることができます。悪意のあるリンクやスクリプトが埋め込まれると、セキュリティの脅威となる可能性があります。これにより、フィッシング詐欺やマルウェアの拡散などのリスクが存在します。メールの送信者やリンクの信頼性を確認することは重要です。
■メールフィルタリングとスパム対策
HTMLメールは、一部のメールプロバイダやメールクライアントによってスパムメールとして認識される可能性があります。一部のHTML要素やスタイル、画像の使用は、スパムフィルタリングに引っかかる可能性があります。また、一部の画像やリンクのブロックも行われることがあります。
これらのデメリットにもかかわらず、HTMLメールは視覚的な魅力と柔軟性を提供するため、マーケティングやコミュニケーションにおいて広く使用されています。ただし、デザインやコンテンツの最適化、テスト、互換性の確認、セキュリティ対策などに留意することが重要です。
2.HTMLメールの作成方法
HTMLメールを作成するためには、基本的なHTMLコーディングの知識が必要です。以下にHTMLメールの作成方法の手順をまとめました。
2.1.テキストエディタを選択する
HTMLメールを作成するためには、テキストエディタを使用します。一般的なテキストエディタとしては、Notepad++、Sublime Text、Visual Studio Codeなどがあります。
2.2.HTMLコーディング
メールの骨格となるHTMLコードを作成します。以下は、基本的なHTMLメールのテンプレートです。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>HTMLメール</title>
</head>
<body>
<!-- ここにメールのコンテンツを追加します -->
</body>
</html>
2.3.コンテンツの追加
<body>タグ内にメールのコンテンツを追加します。テキスト、画像、リンクなどの要素を使ってメールのデザインを作成します。
html
Copy code
<body>
<h1>こんにちは!</h1>
<p>HTMLメールの作成方法をご紹介します。</p>
<img src="画像のURL" alt="画像の代替テキスト">
<a href="リンクのURL">リンクのテキスト</a>
</body>
2.4.スタイルの追加
メールのデザインをカスタマイズするために、CSSを使います。<style>タグ内にCSSコードを追加します。
<head>
<style>
body {
font-family: Arial, sans-serif;
background-color: #f2f2f2;
}
h1 {
color: #333333;
}
a {
color: #007bff;
text-decoration: none;
}
</style>
</head>
2.5.リンクや画像の絶対パス化
メールクライアントが画像やリンクを正しく表示できるように、それらのリソースの絶対パスを使用する必要があります。
<img src="https://example.com/images/image.jpg" alt="画像の代替テキスト">
<a href="https://example.com/">リンクのテキスト</a>
2.6.テスト送信
HTMLメールが期待どおりに表示されるかどうかを確認するために、テスト送信を行います。自身のメールアドレスやテスト用のメールアドレスにメールを送信し、様々なデバイスやメールクライアントで表示を確認します。
2.7.メルマガデザインの注意点
成果の上がるメルマガをデザインする際には、注意点もあります。以下のポイントに留意しましょう。
■インラインスタイル
一部のメールクライアントは、外部のCSSファイルを読み込まない場合があります。そのため、スタイルはインラインスタイルとして直接要素に適用することが重要です。
■レスポンシブデザイン
メールは様々なデバイスや画面サイズで表示される可能性があるため、レスポンシブデザインを採用すると良いでしょう。メディアクエリやテーブルの幅設定などを使って、異なるデバイスで適切に表示されるようにします。
■テーブルレイアウト
メールクライアントの互換性を確保するために、メールのレイアウトにはテーブルを使用することが推奨されます。テーブルを使ってセルや行を配置することで、メールのデザインを制御しやすくなります。
以上がメルマガデザインの基本的な手順です。デザインや要素の配置は、個々のメールの目的やブランドのガイドラインに従って調整してください。
3.メルマガデザインの7つのポイント
成果のあがるメルマガをデザインする際には、レイアウト、ブランド統一、適切な色を使用、フォント、目次やセクション、引用符の使い方、イメージやビジュアルの活用といった7つのポイントがあります。ここでは、それぞれについて解説します。
3.1.レイアウトのシンプルさ
メルマガは情報を効果的に伝えるために、シンプルで整理されたレイアウトが重要です。適切なマージンやパディングを設定し、テキストや画像が詰まりすぎないようにしましょう。
メルマガデザインにおいて、シンプルなレイアウトを採用することにはいくつかのメリットがあります。
■視認性と読みやすさ
シンプルなレイアウトは情報の整理と可読性を高めます。要素やセクションを明確に区別し、余白を活用することで、読者は内容をスムーズに理解できます。クリアなフォントと十分な行間、適切な行長など、テキストの読みやすさを重視することも重要です。
■集中力の向上
シンプルなデザインは、読者の注意をコアメッセージや重要な要素に集中させるのに役立ちます。複雑なデザインや装飾的な要素が少ないことで、読者は目的やコンテンツに集中しやすくなります。
■モバイルフレンドリー
シンプルなレイアウトは、モバイルデバイスでの表示にも適しています。モバイルデバイスの画面サイズや制約に対応しやすく、読者がメルマガを快適に閲覧できるようになります。
■ブランドイメージの明確化
シンプルなレイアウトは、ブランドのメッセージやイメージを明確に伝えるのに役立ちます。無駄のないデザインや使いやすいナビゲーションは、ブランドのアイデンティティを強調し、一貫性を保つのに役立ちます。
シンプルなレイアウトを実現するためには、以下のポイントに留意することが重要です。
・コンテンツの重要性を考慮し、主要なメッセージやコールトゥアクションを目立たせます。・適切な余白を設け、要素間の適度な間隔を保ちます。
・色やフォントの使用を最小限に抑え、一貫性を保ちます。
・シンプルなテーブルやグリッドを使用して、情報を整理します。
・クリック可能な要素(ボタンやリンク)を明確に表示し、使いやすさを向上させます。
シンプルなレイアウトは、情報の効果的な伝達と読者のエンゲージメントを促すために重要です。ただし、ブランドの目的やコンテンツに合わせてデザインをカスタマイズし、必要な情報を適切に提供することも忘れないでください。
3.2.ブランディングの統一
メルマガは企業やブランドのイメージを伝える重要なツールですので、ロゴやカラースキーム、フォントなどのブランド要素を統一しましょう。読者がメルマガを見た瞬間に、差し出し人や関連する会社を認識できるようにすることが目標です。
メルマガデザインにおいて、ブランディングの統一は重要な要素です。以下に、ブランディングの統一を実現するためのいくつかのポイントをご紹介します:
■ブランドカラーの使用
ブランドのカラーパレットをメルマガに反映させることで、視覚的な一貫性を確保します。メール内のテキストや背景色、ボタンの色などにブランドカラーを使用することで、読者は直感的にブランドを認識しやすくなります。
■ロゴの表示
ブランドのロゴは、メルマガの上部やフッターに組み込むことで、ブランドの識別と統一感を高めます。ロゴはブランドの視覚的アイデンティティを象徴する重要な要素ですので、クリアに表示されることが重要です。
■フォントの統一
ブランドの指定フォントを使用することで、一貫性のあるデザインを実現します。適切なフォントを選び、見出しや本文テキストなどのテキスト要素に統一して使用することで、ブランドの個性やスタイルをメルマガに反映させることができます。
■スタイルガイドの作成
メルマガのデザインに関するスタイルガイドを作成し、チームや関係者に共有することで、ブランディングの統一を図ることができます。スタイルガイドには、フォントの指定、カラーパレット、ロゴの使用方法、アイコンやボタンのスタイルなど、デザイン要素に関するガイドラインを含めます。
■メッセージやトーンの統一
ブランドのメルマガでは、メッセージやトーンも統一することが重要です。ブランドのコンテンツ戦略やコミュニケーションスタイルに基づき、メルマガ内の文章やキャッチコピー、呼びかけのスタイルを統一することで、ブランドの一貫性を高めることができます。
ブランディングの統一は、読者にブランドの信頼性やプロフェッショナリズムを伝えるために重要です。メルマガデザインにおいては、ブランドのアイデンティティと視覚的な一貫性を確保することが、成功するための重要な要素となります。
3.3.色の適切な使用
カラースキームは、ブランドのイメージやメッセージに合わせて選ぶ必要があります。明るすぎる色や過度に派手な色は避け、読みやすさを考慮した色の組み合わせを選ぶことが重要です。また、リンクやボタンなどの注目すべき要素には、目立つ色を使用すると良いでしょう。
メルマガデザインにおいて、色の適切な使用は重要です。以下に、色を効果的に活用するためのいくつかのポイントをご紹介します。
■ブランドカラーの活用
ブランドのカラーパレットに基づいて色を選び、メルマガ内で一貫して使用することが重要です。ブランドカラーは、読者にブランドを認識させるための重要な要素です。メルマガ内のテキストや背景、ボタンなどにブランドカラーを組み込むことで、ブランドのアイデンティティを強調します。
■コントラストの確保
メルマガ内の要素やテキストが明瞭に読みやすいようにするために、コントラストを考慮します。明るい背景色には濃いテキストを使用し、暗い背景色には明るいテキストを使用するなど、視認性を向上させるために適切なコントラストを保つことが重要です。
■感情やメッセージの伝達
色は感情やメッセージの伝達に強力なツールです。ブランドのコンセプトやコンテンツの性質に応じて、適切な色を使用して雰囲気を作り出します。たとえば、青色は信頼性や安定感を、赤色は情熱や注意を、緑色は自然や健康を表現することができます。
■カラーパレットのバランス
メルマガ内で使用するカラーパレットは、バランスが重要です。多すぎる色の使用は混乱を招くことがありますので、主要な色を選び、それを補完するサブカラーや中立的な色を適切に組み合わせることが大切です。また、カラーパレットを使用する際には、色の組み合わせや配色の基本原則(対比色、類似色、トーンの調和など)に留意することも重要です。
■背景色とコンテンツの関係性
メルマガの背景色は、コンテンツの視認性や読みやすさに影響を与えます。背景色とコンテンツの関係を考慮し、必要に応じて背景色の明るさや濃度を調整することが重要です。また、背景色がコンテンツと競合しないように注意し、情報の階層性を明確にするために適切なコントラストを設定します。
色の適切な使用は、メルマガの視覚的な魅力やコンテンツの効果的な伝達において重要な役割を果たします。ブランドのアイデンティティやコンセプトに基づいて色を選び、コントラストやバランスを考慮しながらデザインすることで、読者に魅力的なメルマガ体験を提供することができます。
3.4.フォントの選択
メルマガでは、読みやすいフォントを選ぶことが重要です。セリフ体やサンセリフ体のフォントが一般的ですが、ブランドの雰囲気やコンテンツの性質に合わせて選ぶと良いでしょう。また、大きさや行間を適切に調整し、読者がテキストをスムーズに読めるようにしましょう。
メルマガデザインにおいて、フォントの選択は重要な要素です。適切なフォントを選ぶことで、ブランドのイメージや読みやすさを向上させることができます。以下に、フォントの選択に関するポイントをいくつかご紹介します。
■ブランドのイメージに合ったフォントを選ぶ
フォントはブランドの個性やイメージを反映する重要な要素です。ブランドが伝えたいメッセージやコンセプトに合ったフォントを選びましょう。たとえば、シンプルで洗練された印象を与えたい場合はセリフ体のフォントを選ぶか、ユニークな雰囲気を出したい場合は手書き風のフォントを検討するなど、ブランドの特性に合ったフォントを選びましょう。
■読みやすさを重視する
メルマガの主な目的は読者に情報を提供することですので、フォントの読みやすさは非常に重要です。クリアで読みやすいフォントを選びましょう。特に本文のテキストには、適度な字間(行間)とフォントサイズを設定することが重要です。一般的に、セリフ体よりもサンセリフ体の方がデジタル表示での読みやすさが高いです。
■フォントの組み合わせに注意する
メルマガ内で複数のフォントを使用する場合、フォントの組み合わせに注意しましょう。フォント同士の相性やバランスを考慮し、視覚的な一貫性を保つために、適切なフォントの組み合わせを選びましょう。例えば、見出しには装飾的なフォントを使用し、本文にはシンプルなフォントを使用するなど、コントラストや役割に応じてフォントを使い分けることが有効です。
■ウェブセーフフォントを考慮する
メールクライアントやデバイスによっては、特定のフォントがサポートされていない場合があります。ウェブセーフフォントと呼ばれる一部の標準的なフォントを使用することで、フォントの互換性を確保することができます。代替フォントの設定やフォントフォールバックの考慮に留意しましょう。
■フォントの利用条件を確認する
商用利用に制限があるフォントやライセンスの制約があるフォントを使用する場合は、利用条件を確認しましょう。フォントの利用規約に従って正しく使用することが重要です。
フォントの選択はメルマガデザインにおいて重要な要素ですが、ブランドイメージや読みやすさ、フォントの組み合わせなどを考慮しながら慎重に選ぶことが大切です。
3.5.目次やセクションの使い方
長いメルマガの場合、目次やセクションを使ってコンテンツを分類しましょう。見出しや目次を明確に表示することで、読者が必要な情報を迅速に見つけられるようになります。
メルマガデザインにおいて、目次やセクションの使い方は、読者にとって情報の整理とナビゲーションを容易にするために重要です。以下に、目次やセクションの使い方に関するポイントをいくつかご紹介します。
■目次の作成
メルマガの冒頭やサイドバーなどに目次を設けることで、読者はメルマガの内容を一目で把握できます。目次には各セクションのタイトルやリンクを記載し、クリックすることで該当するセクションにジャンプできるようにしましょう。目次はメルマガの構造を明確に示し、読者が興味のあるセクションに直接アクセスできる便利なツールです。
■セクションの明確なタイトル
メルマガ内の各セクションには明確なタイトルを付けることが重要です。タイトルはセクションの内容を簡潔に表現し、読者にどのような情報が含まれているかを理解させる役割を果たします。タイトルは視覚的に目立つようにデザインし、読みやすいフォントや色を使用することがポイントです。
■セクションごとのスタイリング
各セクションには独自のスタイリングを適用することで、視覚的な区別をつけましょう。セクションの背景色やボーダー、フォントのスタイルなどを使い分けることで、セクションごとに個別のアイデンティティを与えることができます。
■セクション内のアイコンやイメージの活用
セクション内にアイコンやイメージを使用することで、情報の視覚的な強調や興味を引く効果があります。各セクションのトピックに合ったアイコンやイメージを適切に選び、セクションの内容と視覚的に関連付けることで、読者の注意を引きつけることができます。
■スクロールやページングの工夫
セクションが複数ページにわたる場合やスクロール型のメルマガの場合、スムーズな読み進めやナビゲーションの提供が重要です。セクション間のシームレスな遷移やページングの利用など、読者がメルマガ内を快適に移動できるような工夫を行いましょう。
目次やセクションの使い方は、メルマガの内容を整理し、読者が必要な情報に簡単にアクセスできるようにするために重要です。明確なタイトルや目次の設置、セクションごとのスタイリングやアイコンの活用などを通じて、読者にとって使いやすく魅力的なメルマガデザインを実現しましょう。
3.6.引用や引用符の使用
引用や引用符を使うことで、重要な情報や特定のテキストを際立たせることができます。引用符を使ってテキストを引き立てるなど、情報の階層性を明確にする工夫を加えると良いでしょう。
メルマガデザインにおいて、引用や引用符を使用することで、特定のテキストや情報を強調したり、他の情報と区別したりすることができます。以下に、引用や引用符の使用に関するポイントをご紹介します。
■ブロック引用の使用
引用するテキストが長い場合や重要な情報を強調したい場合は、ブロック引用を使用します。ブロック引用では、引用するテキストを別の段落としてインデントし、引用符や背景色などで視覚的に区別します。ブロック引用を使用することで、引用されたテキストが他のコンテンツから区別され、重要なメッセージが目立つようになります。
■インライン引用の使用
引用するテキストが短い場合や、特定の文言を引用したい場合は、インライン引用を使用します。インライン引用では、引用されたテキストを引用符(「」や『』)や斜体などで囲みます。インライン引用は、テキストの一部を強調するために使われることが多く、文章内で視覚的なアクセントを与える効果があります。
■引用符のデザイン
引用符のデザインには、ダブルクオーテーション("")やシングルクオーテーション('')などの標準的な引用符を使用することが一般的です。ただし、デザイン上の要件やブランドのスタイルガイドに従って、独自の引用符を使用することもできます。引用符のスタイルやカラーリングを他のテキストと区別することで、引用されたテキストが視覚的に目立つようになります。
■引用テキストのフォントスタイル
引用されたテキストを他のテキストと区別するために、フォントスタイルを変更することもあります。例えば、引用テキストには斜体や太字などの特定のフォントスタイルを適用することで、強調効果を与えることができます。ただし、フォントスタイルの変更は適度に行い、読みやすさを損なわないようにしましょう。
引用や引用符の使用は、メルマガ内のテキストの強調や情報の引用に役立つデザイン要素です。適切な引用スタイルや引用符のデザインを選び、読者に対して重要な情報を明確に伝える効果を発揮しましょう。
3.7.イメージやビジュアルの活用
メルマガにはビジュアル要素を取り入れることで、読者の関心を引きやすくなります。関連する画像やイラスト、グラフなどを使って情報を視覚化し、文章だけでは伝えきれない内容を補完しましょう。
メルマガデザインにおいて、イメージやビジュアルの活用は非常に重要です。ビジュアル要素は視覚的な魅力を提供し、読者の興味を引きつける効果があります。以下に、イメージやビジュアルの活用に関するポイントをいくつかご紹介します。
■ヘッダーイメージの使用
メルマガのヘッダー部分に目を引くイメージを配置することで、メルマガのブランドイメージやテーマを視覚的に表現することができます。ヘッダーイメージは印象的で魅力的な写真やイラスト、ブランドのロゴなどを活用しましょう。ただし、イメージが大きすぎるとメールの読み込みに時間がかかる可能性があるため、ファイルサイズや解像度に注意しましょう。
■イメージを用いたコンテンツの補完
メルマガ内のコンテンツをイメージやビジュアルで補完することで、情報の理解や視覚的なインパクトを高めることができます。テキストと組み合わせてイメージを使用することで、情報の可読性や魅力を向上させることができます。例えば、製品やサービスの写真、イラストやチャート、グラフィックスなどを活用しましょう。
■視覚的なボタンやリンクの使用
メルマガ内の行動呼びかけやリンクには、視覚的に魅力的なボタンやアイコンを使用することで、読者の注目やクリック率を高めることができます。ボタンやリンクのデザインには、カラフルなボタンやホバーエフェクト、アイコンを組み合わせるなど、視覚的な引力を持たせる工夫をしましょう。
■イメージの品質と適切なサイズ
メルマガ内のイメージは、高品質でクリアなものを使用しましょう。イメージの解像度や色合いに注意し、必要な場合には圧縮や最適化を行ってファイルサイズを適切に管理しましょう。また、イメージのサイズも重要です。画像が大きすぎると読者のメール読み込み時間が長くなるため、適切なサイズに調整しましょう。
イメージやビジュアルの活用は、メルマガデザインの魅力と効果を高める重要な要素です。適切なイメージの選択、サイズ調整、コンテンツとの組み合わせなどを通じて、読者にとって魅力的なビジュアル体験を提供しましょう。
4.綺麗なメルマガをデザインするには?
綺麗なメルマガをデザインするには、デザインセンスに自信のない方でも大丈夫です。無料で使えるギャラリーやHTMLテンプレートが多数あるので、ここでは、その一部をご紹介します。
4.1.メルマガデザインのギャラリーを活用する
■MAIL LIBRARY
https://design-library.jp/mailmagazine/
総数173件と日本国内では最大のHTMLメルマガデザインを集めたギャラリーサイトです。
Pinterest自体はメルマガデザインのギャラリーではないですが、「メルマガ」と検索すると非常に多くのメルマガデザインが表示されます。
■Email-Gallery
こちらは海外のメルマガを集めたギャラリーサイトです。テキストが英語なので文字のレイアウトは参考にしにくいかもしれませんが、海外ならではのデザインを見ることができます。
4.2.無料でつかえるHTMLテンプレートを使用する
■ZURB
https://zurb.com/playground/responsive-email-templates
HTMLファイルを無料でダウンロードして利用できるテンプレートで、シンプルな5つのデザインを利用でき、ほぼ全てのメールソフトに対応しているので、テンプレートの文字と画像を差し替えるだけでHTMLメールが作成できます。
ただし、Outlookの2007、2010、2013には対応していませんので、ご注意ください。
■Dyspatch
下画像のように左にあるタイトルやボタンの背kyしょんを右に移動させると自分好みのテンプレートを作成できます。
テンプレートが完成したら右上の青いボタンをクリックすて、名前とメールアドレスを入力しダウンロードできます。
自分好みのテンプレートが自由に簡単に作成できるのが特徴です。
■Cerberus
Cerberusは、シンプルなレイアウトを3種類利用できます。
テンプレートの種類によって対応しているOSが違うので、事前に確認してください。
- Fluid Template(対応OS:Google・Apple・Android)
- Responsive Template(対応OS:Apple)
- Hybrid Template(対応OS:Google・Apple・Android)
どのデバイスでもレイアウトを統一したい場合は、Fluid Templateがおすすめです。レスポンシブ表示したいときはHybrid Templateを選ぶと良いでしょう。
シンプルなレイアウトで作成したいときにおすすめのテンプレートです。
5.まとめ
いかがでしたか?メルマガデザインについてのまとめをご紹介します。
・シンプルなレイアウト
シンプルなレイアウトを採用しましょう。読みやすく、情報が整理されているデザインが重要です。
・ブランディングの統一
ブランディングの統一を心掛けましょう。メルマガのデザインやカラーパレットをブランドに合わせて統一することで、一貫性を保ちます。
・適切な色の使用
適切な色の使用に注意しましょう。ブランドのイメージやコンテンツの性質に合った色を選び、読者の関心を引く効果を狙いましょう。
・フォントの選択
フォントの選択には慎重に取り組みましょう。読みやすく、ブランドイメージに合ったフォントを選ぶことが重要です。
・目次やセクションの活用
目次やセクションを活用して情報を整理しましょう。読者が必要な情報に簡単にアクセスできるように工夫し、使いやすさを追求しましょう。
・引用や引用符を使用
引用や引用符を使用して重要な情報を強調しましょう。ブロック引用やインライン引用を活用することで、特定のテキストを目立たせる効果があります。
・イメージやビジュアルの活用
イメージやビジュアルの活用によって視覚的な魅力を提供しましょう。ヘッダーイメージや補足イメージ、ボタンなどを使ってメルマガを魅力的にデザインしましょう。
・メルマガデザインのギャラリーを活用
メルマガデザインのギャラリーを活用してアイデアやインスピレーションを得ましょう。オンラインデザインギャラリーやコミュニティ、参考書籍などから情報を収集し、自身のデザインに反映させましょう。
これらのポイントを考慮しながら、魅力的で効果的なメルマガデザインを作成してください。読者の関心を引きつけ、情報を効果的に伝えることができるメルマガを目指しましょう。
株式会社H&Kは、エリアマーケティングを含めたマーケティングのコンサルティングを行っています。
また、国内で2社しかないHubSpotのDiamondパートナーとして、MAツールの導入支援/ 採用強化 / バックオフィスの自動化 / Webサイト制作 / システム開発なども行っています。お気軽にお問い合わせください。