はじめに
メルマガの登録者数が増えずに困っている方は多いのではないでしょうか?メルマガの登録者数を増やすには単純に「メルマガ登録数を増やす」「メルマガ登録者数を減らさない」の2つに尽きます。どうしたらメルマガ登録数が増えるのか、どうしたらメルマガ登録者に退会させないのか、その秘策とポイントを成功事例を交えて解説します。
HubSpot導入 / マーケティングによる売上向上 / 採用強化 / バックオフィスの自動化 / Webサイト制作 / システム開発など、お気軽にお問い合わせください。
1.メルマガ登録を増やすメリット
メルマガ登録者数が増加するのは売上UPの先行指標の1つになります。また、メルマガ経由での売上が増えれば、メール配信コストは様々なマーケティング施策の中でも最もコストが低い施策とも言えるので、顧客獲得単価が下げられるメリットがあります。
顧客と継続的なコミュニケーションを通じて皆様の良さ、顧客のメリットが伝われば将来的な売上UPになります。ここでは、そのメリットをご紹介します。
1.1.顧客との継続的なコミュニケーションができる
メルマガは顧客と継続的なコミュニケーションをする手段として最もポピュラーな手法の1つです。もちろん、継続的なコミュニケーションを実現するには顧客にとって有益なコンテンツを定期的にお届けする必要があります。
顧客との継続的なコミュニケーションを確立するためには、以下のいくつかの方法を検討することが重要です。
・メール配信
顧客に対して定期的なニュースレターやメールを送ることで、最新の情報や特典、イベントの案内などを提供することができます。顧客が情報を受け取り、必要な場合には返信や問い合わせをすることもできます。
・ソーシャルメディア
ソーシャルメディアプラットフォームを活用して、顧客との対話を促進することができます。定期的に更新し、顧客からのコメントや質問に対して迅速かつ適切な対応を行うことが重要です。
・カスタマーサポート
効果的なカスタマーサポートチームを確立し、顧客の問い合わせや問題に対して迅速に対応することが重要です。顧客は自分の声が聞かれ、問題が解決されることを望んでいますので、迅速な対応は顧客との信頼関係を築く上で重要な要素です。
・イベントやセミナー
顧客向けのイベントやセミナーを開催することで、顧客と直接対話する機会を提供することができます。顧客は他の顧客とのつながりや、製品やサービスについての情報を得ることができるため、より関与度を高めることができます。
・フィードバックの収集(アンケート等)
顧客の意見やフィードバックを積極的に収集し、それに基づいて改善を行うことが重要です。顧客が自分の声が聞かれていると感じることは、顧客との関係を強化する上で重要な要素です。
これらの方法を組み合わせることで、顧客との継続的なコミュニケーションを確立し、顧客満足度を向上させることができます。顧客との関係を構築し、長期的な顧客ロイヤルティを築くために、一貫性と対話性を重視して取り組むことが大切です。
1.2.売上UPのチャンスが広がる
メルマガ登録者が増えればメール経由での売上UPのチャンスが広がります。メルマガ経由で売上を増やすためには、以下の施策を検討してみてください。
・パーソナライズされたメールキャンペーン
顧客に対して個別にカスタマイズされたメールを送ることで、関心のある商品やサービスを提案しましょう。過去の購入履歴や顧客の嗜好を考慮し、的確な情報を提供することで、顧客の関心を引きつけることができます。
・メールの自動化
自動化ツールを使用して、特定のトリガーに基づいてメールを送信することができます。例えば、顧客が商品をカートに追加したが購入を完了していない場合、リマインダーメールを送ることで購買率を向上させることができます。
・特典や割引の提供
メールを通じて顧客に特別な割引や特典を提供することで、購買意欲を高めることができます。限定的なセールや会員特典などを設定し、メール経由で顧客に提供しましょう。
・ニュースレターの配信
定期的なニュースレターを作成し、顧客に最新の情報やトレンド、特典などを提供しましょう。興味を持ってもらえる内容や価値のある情報を提供することで、顧客の関心を引き付け、売上へつなげることができます。
・A/Bテストの実施
メールの送信タイミング、件名、コンテンツなどの要素をA/Bテストすることで、より効果的なメールキャンペーンを実施することができます。異なるバリエーションを比較し、最適な結果を得るためにデータに基づいた改善を行いましょう。
これらの施策を組み合わせることで、メール経由の売上を増やすことができます。ただし、スパムメールと見なされないように、顧客の許可を得たメーリングリストを使用し、顧客のプライバシーと個人情報保護に十分に配慮することも重要です。
1.3.顧客獲得単価(CPA)を下げられる
メルマガはマーケティング施策の中でも最も安価な手法の1つなので、メルマガ経由の売上が増えるのは顧客獲得単価(CPA)の低下に繋がります。CPAを下げるために、以下の方法を検討してみてください。
・ターゲットの絞り込み
メルマガを送信する対象の顧客をより具体的に絞り込むことで、より関心のある顧客を獲得できます。顧客の属性、興味関心、購買履歴などを考慮して、メルマガの受信対象を絞り込みましょう。ターゲットが具体的になるほど、興味を持った顧客が反応しやすくなり、CPAを下げる効果が期待できます。
・コンテンツの最適化
メルマガのコンテンツを最適化することで、読者の関心を引き付けることができます。タイトルや見出しの魅力的なキャッチコピー、魅力的な画像、読みやすいフォーマットなど、メールの内容を魅力的にする工夫を行いましょう。また、読者が求める情報やニーズに合わせたコンテンツを提供することも重要です。
・引き続き提供する価値の向上
メルマガの受信者に対して独占的な情報、特別なオファーや割引、限定コンテンツなど、継続的に価値を提供することが重要です。顧客はメルマガの購読を継続する意欲が高まり、また新たな顧客の獲得にもつながります。
・レスポンスの最適化
メルマガ内に購買や問い合わせのリンクを設置し、読者が簡単にアクションを起こせるようにしましょう。ボタンの配置やデザインの最適化、クリックに対する迅速な反応など、読者が反応しやすい環境を整えることが重要です。
・データ分析と改善
メルマガの効果を定期的に分析し、A/Bテストやメトリクスのトラッキングを行いましょう。開封率、クリック率、購買率などのデータを詳細に分析し、改善点や効果的な施策を見つけ出しましょう。データに基づいた改善を継続的に行うことで、CPAを改善することができます。
これらの方法を組み合わせることで、メルマガ経由での顧客獲得単価(CPA)を下げることができます。
2.メルマガ登録数を増やす7つのコツ
メルマガ登録数を増やすメリットはご理解いただけたかと思います。それでは、その為のコツや秘策は具体的に何をすれば良いのか。ここでは、7つのコツをご紹介します。
2.1.メルマガ登録フォームの入力項目を最小限にする
メルマガ登録フォームの入力項目を最小限にすることは、顧客の利便性を高め、登録率を向上させる一つの方法です。以下に、最小限の入力項目を考慮するポイントをご紹介します。
・メールアドレスのみの入力
メルマガ登録に必要な情報は、基本的にはメールアドレスだけです。他の個人情報や詳細なプロフィール情報を必須項目にしないことで、顧客の負担を減らしましょう。
・オプション項目の適用
追加の情報を収集したい場合は、オプション項目として提供することができます。例えば、顧客が興味のあるトピックや希望する情報の種類などを、チェックボックスやドロップダウンメニューとして提供することができます。これにより、顧客が自身の興味に合わせて選択できるようになります。
・シンプルなデザインと使いやすさ
登録フォームのデザインをシンプルかつ使いやすくすることで、顧客は迷うことなく素早く登録を完了できます。入力フィールドの配置や見た目、ボタンの分かりやすさなどに配慮しましょう。
・クリアな説明とプライバシーポリシー
顧客に対して、メルマガの内容やメール送信頻度、プライバシーポリシーなどを明確に説明しましょう。顧客が情報提供に対して安心感を持ち、登録に躊躇しないようにすることが重要です。
最小限の入力項目にすることで、顧客の登録の敷居を下げ、登録率を向上させることができます。また、顧客のメールアドレスを確保することで、後日追加情報を収集する機会を得ることもできます。
2.2.メルマガ登録フォームへのURLの視認性を高める(目立たせる)
メルマガ登録フォームのURLを目立たせることで、顧客に対して視認性を高めることができます。以下にいくつかの方法をご紹介します。
・ボタンやリンクの使用
メルマガ登録フォームのURLを、ボタンやリンクとして目立つように設定しましょう。目に留まりやすい色や大きさ、ボタンの形状などを選ぶことで、顧客がフォームにアクセスしやすくなります。
・目立つ場所への配置
メルマガ登録フォームのURLを、ウェブページやアプリの目立つ場所に配置しましょう。ヘッダー、サイドバー、フッターなど、顧客がよく目を通す領域に配置することで、視認性が高まります。
・強調表示
メルマガ登録フォームのURLを、強調表示することで目立たせることができます。太字、下線、色の変更などを使用して、URLを視覚的に引き立たせましょう。
・コールアウトメッセージ
メルマガの魅力や特典を強調するコールアウトメッセージを使用し、顧客に登録の利点を伝えましょう。例えば、「特別な情報を手に入れるために登録しましょう」や「限定オファーを受け取るために今すぐ登録!」などのメッセージを添えることで、URLへの注意を引きつけることができます。
・目立つデザイン要素の使用
登録フォーム自体に、目立つデザイン要素を組み込むことも効果的です。矢印やアイコン、色の対比など、視覚的な要素を取り入れることで、URLが注目されやすくなります。
これらの方法を組み合わせることで、メルマガ登録フォームのURLの視認性を高めることができます。ただし、目立たせすぎることでウェブページのバランスを崩さないよう、注意して配置やデザインを検討しましょう。
2.3.メルマガ登録フォームや別のページでメルマガ登録のメリットを訴求する
メルマガ登録のメリットを訴求するために、以下のポイントを検討してみてください。
・独占的な情報や特典の提供
メルマガ登録者に対して、独占的な情報や特別な特典を提供することでメリットをアピールしましょう。例えば、限定セールや先行アクセス、無料プレゼント、割引クーポンなど、メルマガ登録者だけが受けられる特典を訴求します。
・最新情報やトレンドの共有
メルマガを通じて、業界の最新情報やトレンドを定期的に配信することでメリットを伝えましょう。読者は他の人よりも早く情報にアクセスできるという点を強調し、専門知識やインサイトを提供することで価値を提供します。
・便利なコンテンツの配信
メルマガでは、読者にとって便利なコンテンツを提供することも重要です。顧客が役立つ情報やガイド、ヒントやトリック、使い方の解説など、具体的な価値を提供するコンテンツを訴求します。
・カスタマイズされた体験
メルマガ登録者に対して、個別にカスタマイズされた体験を提供することも有効です。顧客の興味や好みに合わせた情報やオファーを配信し、読者が自分に合ったコンテンツを受け取ることができると訴求します。
・プライバシーとセキュリティの配慮
メルマガ登録フォームやプライバシーポリシーで、読者のプライバシーと個人情報の保護に対する配慮を示しましょう。安全な情報管理や配信の選択肢の提供など、読者が安心して登録できる環境を訴求します。
これらの要素をメルマガ登録フォームや別のページで明確に訴求することで、顧客にメルマガ登録のメリットを伝えることができます。具体的な特典や情報を示し、読者が得られる価値を明確にすることが重要です。
2.4.サイト訪問者数を増やす
サイト訪問者数を増やすためには、以下の方法を検討してみてください。(メールマーケティング以外の方法をご紹介しています)
・検索エンジン最適化(SEO)の改善
サイトのSEOを最適化することで、検索エンジンからの有機的なトラフィックを増やすことができます。キーワードの適切な選定、メタタグの最適化、コンテンツの質とユーザビリティの向上などに取り組みましょう。
・コンテンツマーケティング
高品質で魅力的なコンテンツを提供することで、顧客の関心を引きつけ、サイトへの訪問者数を増やすことができます。ブログ記事、ガイド、情報提供など、読者が価値を感じるコンテンツを定期的に発信しましょう。
・ソーシャルメディアプロモーション
ソーシャルメディアを活用して、サイトへのアクセスを促進しましょう。魅力的なコンテンツをシェアし、フォロワーとの対話を活発化させることで、ソーシャルメディアからのトラフィックを増やすことができます。
・広告キャンペーン
オンライン広告を活用して、ターゲットとなる顧客に直接アプローチしましょう。検索エンジン広告(SEM)、ディスプレイ広告、ソーシャルメディア広告など、適切な広告プラットフォームを選択し、ターゲット顧客にアピールする広告キャンペーンを展開します。
・パートナーシップやコラボレーション
関連業界の他のサイトやブロガーとのパートナーシップやコラボレーションを通じて、相互のアクセスを促進しましょう。ゲストブログ投稿、相互リンク、共同プロモーションなど、協力関係を築くことで新たな訪問者を獲得することができます。
これらの方法を組み合わせて実施し、サイト訪問者数の増加を目指しましょう。また、分析ツールを使用してトラフィックの状況を監視し、改善点を見つけることも重要です。
2.5.CTAボタンの設置場所やデザイン・コピーを工夫する
CTA(Call to Action)ボタンの設置場所やデザイン、コピーの工夫は、サイトのコンバージョン率を向上させるために重要です。以下にいくつかのヒントを提供します。
・目立つ場所に配置する
CTAボタンをサイトの目立つ場所に配置しましょう。一般的にはページ上部やコンテンツの終わり、サイドバーなどが効果的です。顧客が自然に目にする場所に配置することで、クリック率を高めることができます。
・デザインを鮮明にする
CTAボタンのデザインは、目を引くような鮮明でコントラストのある色や形状を選ぶことが重要です。ボタンが他の要素から区別されるようにし、クリック可能な要素として認識しやすくします。
・アクション指示のコピーを使用する
CTAボタンのコピーは、顧客にアクションを促す言葉やフレーズを使用しましょう。例えば、「今すぐ登録する」、「無料ダウンロード」、「詳細を見る」など、具体的で魅力的なコピーを使用します。
・顧客の利益や価値を強調する
CTAボタンのコピーでは、顧客が得られる利益や価値を強調することが重要です。例えば、「特別割引を受け取る」、「最新情報を手に入れる」、「無料トライアルを開始する」など、顧客にとって魅力的なメリットを示します。
・複数のCTAボタンを使用する
サイトの異なるセクションやコンテンツに対して、複数のCTAボタンを使用することで、顧客に選択肢を提供しましょう。ただし、ボタンの数を過剰にすると混乱を招く可能性があるため、適度な数に留めることが重要です。
・A/Bテストを実施する
CTAボタンの設置場所、デザイン、コピーなどの要素を変えたA/Bテストを実施し、効果的な組み合わせを見つけることが重要です。異なるバリエーションを比較し、データに基づいた意思決定を行いましょう。
CTAボタンの設置場所やデザイン、コピーは、サイトの特定の目標に合わせて最適化する必要があります。顧客の注目を引きつけ、アクションにつなげるために、継続的な改善とテストを行いながら最適な設定を見つけていきましょう。
2.6.ポップアップを設置する
ポップアップを設置するには、ウェブサイトのコーディングやスクリプトを使用する必要があります。以下に、一般的な方法を示しますが、実際の実装方法は使用しているテクノロジーやプラットフォームによって異なる場合があります。
HTMLとCSSを使用してポップアップのデザインを作成します。
HTMLでポップアップのコンテンツを定義します。
CSSでポップアップのスタイル(サイズ、位置、色など)を指定します。
JavaScriptを使用してポップアップの動作を制御します。
ポップアップを表示するためのトリガー(ボタン、リンクなど)を作成します。
トリガーがクリックされたときにポップアップを表示するJavaScriptの関数を作成します。
ポップアップを閉じるための閉じるボタンまたは他のイベントに対応するJavaScriptの関数を作成します。
ウェブページに必要なスクリプトやスタイルシートを読み込むためのHTMLのheadセクションにリンクを追加します。
ウェブサイトの適切な場所にポップアップのトリガーやコンテンツを配置します。
以下は、簡単な例です。
HTML:
<!-- ポップアップのトリガー -->
<button onclick="showPopup()">ポップアップを表示</button>
<!-- ポップアップのコンテンツ -->
<div id="popup" class="popup">
<h2>ポップアップのタイトル</h2>
<p>ポップアップの内容</p>
<button onclick="hidePopup()">閉じる</button>
</div>
CSS:
/* ポップアップのスタイル */
.popup {
position: fixed;
top: 50%;
left: 50%;
transform: translate(-50%, -50%);
background-color: #ffffff;
padding: 20px;
width: 300px;
box-shadow: 0 2px 8px rgba(0, 0, 0, 0.15);
display: none; /* 初期状態では非表示 */
}
JavaScript:
// ポップアップを表示する関数
function showPopup() {
document.getElementById("popup").style.display = "block";
}
// ポップアップを閉じる関数
function hidePopup() {
document.getElementById("popup").style.display = "none";
}
この例では、ボタンをクリックするとポップアップが表示され、閉じるボタンをクリックするとポップアップが非表示になります。スタイルや動作をカスタマイズするには、CSSとJavaScriptを適宜変更してください。
なお、ウェブサイトの実装方法や開発環境によっては、さらなる手順やライブラリの使用が必要な場合があります。
2.7.登録時にインセンティブをつける
登録時にインセンティブを提供する方法はいくつかあります。以下にいくつかのアイデアを示します。
・割引クーポンやプロモーションコードの提供
顧客が登録する際に特別なクーポンコードやプロモーションコードを提供し、それを使用することで割引や特典を得られるようにします。
・無料の試用期間の提供
顧客が登録すると、一定期間(例: 1週間、30日間など)の無料試用期間を提供します。これにより、顧客はサービスやプラットフォームを試すことができます。
・ポイントやクレジットの提供
顧客が登録すると、一定量のポイントやクレジットを付与します。これらのポイントやクレジットは、サービス内で商品や特典と交換することができます。
・特別なコンテンツや機能の提供
顧客が登録すると、特別なコンテンツや機能にアクセスできるようにします。例えば、プレミアムメンバーシップや限定コンテンツへのアクセスなどです。
・フリーギフトやサンプルの提供
顧客が登録すると、特定の商品やサービスのフリーギフトやサンプルを提供します。これにより、顧客は提供されたアイテムを試すことができます。
これらは一般的なインセンティブの例ですが、実際の実装はサービスやプラットフォームによって異なる場合があります。顧客が価値を感じるインセンティブを提供し、登録と参加を促すようにデザインすることが重要です。
3.メルマガ登録されない5つの理由
メルマガ登録されない理由は、登録フォームの入力項目が多かったり、登録フォームの場所が分かりにくく到達できなかったり、プライバシーポリシーが明示されず不安になったり、登録するメリットが伝わらず動機づけができなかったり、そもそものサイト訪問者数が少なく登録該当者がいなかったりします。
ここでは、一般的にメルマガ登録されない5つの理由をご紹介します。
3.1.メルマガ登録フォームの入力項目が多い
メルマガ登録フォームの入力項目が多い場合、以下のような方法を検討することができます。
・必須項目の最小化
必須の項目を最小限に絞り、できるだけ短いフォームにすることで、顧客の登録プロセスを簡素化します。必要な情報以外は後で収集することも考慮できます。
・オプション項目の設定
必須ではない情報は、オプションとして設定することができます。顧客が自由に入力できるフィールドやチェックボックスを提供し、顧客が選択するかどうかを任意に設定します。
・ステップバイステップのフォーム
入力項目を複数のステップに分割することで、顧客にとって負担の少ない登録プロセスを提供できます。各ステップで必要な情報の一部を収集し、次のステップに進むことができます。
・自動入力やデフォルト値の利用
顧客が登録フォームに入力する必要がある情報は、可能な限り自動的に入力されるようにすることで、手間を省くことができます。例えば、既に知っている情報(名前、メールアドレスなど)をデフォルト値としてフォームに表示することができます。
・顧客エクスペリエンスを最適化
入力フォームのデザインや顧客エクスペリエンスを最適化することで、顧客がスムーズに情報を入力できるようにします。入力フィールドの整理、適切なフィールドタイプの使用、エラーメッセージの明確化などが含まれます。
・クリアな説明文
各入力項目に対して、その目的や必要性についてクリアな説明を提供します。顧客にとってなぜその情報が必要なのかを理解しやすくすることで、不必要な疑問や不安を解消できます。
これらの手法を組み合わせることで、顧客がメルマガ登録フォームをスムーズに入力できるようになります。ただし、重要な情報を見落とさないように注意し、個人情報の収集やデータの取り扱いに関する法的要件に準拠するようにしてください。
3.2.メルマガ登録フォームの場所が分かりにくい
メルマガ登録フォームを分かりやすく配置するために、以下の対策を検討してみてください。
・メニューやナビゲーションバーにリンクを追加する
ウェブサイトのメニューやナビゲーションバーに「メルマガ登録」や「ニュースレター」などのリンクを追加します。これにより、顧客は簡単に登録ページにアクセスできます。
・ホームページ上の目立つ場所に配置する
メルマガ登録フォームをホームページ上の目立つ場所に配置します。例えば、ヘッダーセクションやサイドバー、フッターなどです。色やデザインの面でも、他の要素とは明確に区別されるようにします。
・ポップアップやモーダルを使用する
メルマガ登録のポップアップやモーダルを設置し、顧客に目立つ形で登録を促します。ただし、ポップアップやモーダルを使用する際は、顧客エクスペリエンスを考慮し、過剰に表示されないように注意してください。
・記事やコンテンツの終わりに配置する
ブログ記事や他のコンテンツの終わりに、メルマガ登録フォームを配置することで、顧客が興味を持った後に登録することができます。
・ボタンやバナーを使用する
目立つボタンやバナーを作成し、それをクリックするとメルマガ登録ページにリダイレクトされるようにします。ボタンのデザインやテキストは、「メルマガに登録する」や「最新情報を受け取る」など、顧客に明確なアクションを促すようにします。
・メルマガの説明と一緒に表示する
メルマガの内容や利点を顧客に説明し、その説明と一緒に登録フォームを表示します。顧客がメルマガの魅力や価値を理解しやすくなります。
これらの方法を試して、メルマガ登録フォームをより目立つ位置に配置してみてください。顧客が簡単にアクセスできるようにすることで、登録数の増加が期待できます。
3.3.プライバシーポリシーが明示されていない
プライバシーポリシーは、顧客の個人情報の収集、使用、保護に関する方針を明示する重要な文書です。顧客が個人情報を提供する際に、プライバシーポリシーが明確に表示されていることは信頼性と透明性の向上につながります。
以下に、プライバシーポリシーを明示するためのいくつかの手順を示します。
・ウェブサイトのフッターやナビゲーションメニューにリンクを追加する
プライバシーポリシーへのリンクをウェブサイトのフッターセクションやナビゲーションメニューに追加しましょう。これにより、顧客は簡単にアクセスできるようになります。
・フォームの近くにプライバシーポリシーへのリンクを表示する
登録フォームや個人情報の収集フォームの近くに、プライバシーポリシーへのリンクを表示しましょう。顧客が情報を提供する前に、プライバシーポリシーにアクセスできるようにすることが重要です。
・登録フォームに同意チェックボックスを追加する
顧客が登録フォームに情報を入力する前に、プライバシーポリシーに同意する必要があることを示すチェックボックスを追加しましょう。このチェックボックスを選択することで、顧客はプライバシーポリシーを確認し同意することになります。
・プライバシーポリシーの内容を明確に記述する
プライバシーポリシーは、顧客に提供される情報の種類、情報の取り扱い方法、第三者への提供など、具体的で明確な情報を提供する必要があります。顧客が自分の情報をどのように管理するかを理解できるようにすることが重要です。
・シンプルで理解しやすい言葉を使用する
プライバシーポリシーは、法的な専門用語や複雑な表現を避け、一般の顧客にも理解しやすいようにすることが重要です。できるだけシンプルで明瞭な言葉を使用し、顧客が簡単に内容を把握できるようにしましょう。
プライバシーポリシーは、顧客の個人情報の保護と信頼構築のために重要な要素です。顧客が情報を提供する際には、明示されたプライバシーポリシーにアクセスできるようにすることをお勧めします。
3.4.メルマガ登録するメリットが伝わっていない
メルマガ登録のメリットを伝えるために、以下のポイントを考慮してみてください。
・特典や限定情報の提供
顧客がメルマガに登録することで、特典や限定情報を受け取ることができることを明示しましょう。例えば、割引クーポン、先行アクセス、特別イベントへの招待などの特典があることを伝えます。
・価値あるコンテンツの提供
メルマガを通じて、顧客に役立つ情報やエンターテイメントを提供することを強調します。業界の最新情報、トレンド、ヒントやアドバイス、実用的なガイドなど、顧客が興味を持つであろうコンテンツの一部を示します。
・1週間/月次のハイライトやまとめ
メルマガを通じて、過去の週間や月次のハイライトやまとめを提供することで、顧客は見逃していた情報や重要なニュースを把握できます。これにより、顧客は情報を簡単にチェックし、自身の利益につなげることができます。
・コミュニティや交流の機会
メルマガ登録者に対して、特別なコミュニティや交流の機会を提供することを示します。例えば、メルマガ読者専用のオンラインフォーラムやSNSグループなどを設けることで、顧客同士の交流や意見交換ができる場を提供します。
・メルマガ専用のキャンペーンやイベントへの参加機会
メルマガ登録者に対して、メルマガ専用のキャンペーンやイベントに参加する機会を提供します。これにより、顧客は他の参加者との交流や特典の受け取りなど、特別な体験を享受できます。
これらのポイントを強調することで、顧客にメルマガ登録のメリットを伝えることができます。具体的で魅力的な内容や特典を提示し、顧客がメルマガ登録を選ぶ理由を明確に示すようにしてください。
3.5.そもそもサイト訪問者が少ない
サイト訪問者が少ない場合、以下の施策を検討してみてください。
・SEOの最適化
サイトが検索エンジンで上位に表示されるように、SEO(Search Engine Optimization)を最適化しましょう。適切なキーワードの選定、メタタグの最適化、コンテンツの質の向上など、SEOに関する基本的な対策を行います。
・コンテンツマーケティング
高品質で魅力的なコンテンツを作成し、定期的に更新してください。ブログ記事、ガイド、情報提供など、訪問者が価値を感じるコンテンツを提供することで、サイトへのアクセス数を増やすことができます。
・ソーシャルメディア活用
ソーシャルメディアプラットフォームを活用して、自社のサイトやコンテンツを共有しましょう。ターゲットオーディエンスが集まる適切なプラットフォームを選び、積極的に情報発信や顧客エンゲージメントを行います。
・広告キャンペーンの実施
デジタル広告を活用して、ターゲット顧客に対して広告キャンペーンを実施しましょう。Google AdWordsやFacebook広告などのプラットフォームを使用することで、効果的なターゲティング広告を展開することができます。
・オンラインコミュニティの参加
自社の分野や業界に関連するオンラインコミュニティやフォーラムに積極的に参加しましょう。他のメンバーとの交流や情報共有を通じて、自社の存在を知らせることができます。
・ゲストブログの執筆
関連するブログやウェブサイトにゲストブログを提供しましょう。ゲストブログを通じて自社の専門知識や情報を共有することで、新たな読者や訪問者を獲得できます。
・メールマーケティングの活用
サイト訪問者のリストを作成し、定期的にニュースレターやメールマーケティングを活用してコンテンツや特典を提供しましょう。これにより、既存の訪問者をリピーターに変えることができます。
これらの戦略を組み合わせながら、訪問者数を増やす努力を続けてください。また、ウェブサイトのデザインや顧客エクスペリエンスの改善も重要な要素ですので、それらの側面も検討してみてください。
4.メルマガ登録者を減らさないためにやるべき3つのこと
メルマガ登録者を減らさないためには登録者数を増やして退会者数を減らすことが重要です。その為の施策を3つご紹介します。
4.1.フォーム最適化(EFO)
フォーム最適化(EFO)は、ウェブサイトやアプリケーション内のフォームを改善するためのプロセスです。EFOの目的は、顧客がフォームを簡単に入力できるようにし、顧客エクスペリエンスを向上させることです。以下に、EFOの主なアプローチと手法をいくつか紹介します。
・フォームのシンプル化
フォームに表示される入力フィールドを最小限に抑え、必要な情報のみを求めるようにします。余分な入力フィールドや複雑なステップを削減することで、顧客はフォームの入力を迅速に完了できます。
・自動入力や予測機能の活用
顧客が以前に入力した情報やブラウザの保存データを活用して、自動的にフォームを入力する機能を提供します。また、顧客が入力を始めると、予測テキストやドロップダウンリストなどの予測機能を使用して、入力を容易にすることができます。
・エラーメッセージの改善
フォーム入力時のエラーメッセージを明確かつ具体的に表示します。顧客が正確にエラー箇所を特定し修正できるようにすることで、入力エラーの発生を最小限に抑えることができます。
・レスポンシブデザインの適用
フォームが異なるデバイスや画面サイズに適応するように、レスポンシブデザインを適用します。これにより、顧客はスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからでもフォームを簡単に入力できます。
・A/Bテストの実施
複数のバリエーションを作成し、それらのバリエーションをランダムに表示してユーザビリティやコンバージョン率を比較するA/Bテストを実施します。これにより、効果的なフォームデザインや要素の特定が可能となります。
EFOは、顧客がストレスなくフォームを入力できるようにすることで、顧客エクスペリエンスの向上やコンバージョン率の向上に寄与します。
4.2.メルマガ効果分析を行い最適なコンテンツを提供する
メルマガの効果分析を行い、最適なコンテンツを提供するためには、以下の手順を検討してみてください。
・目標の設定
メルマガの目的や目標を明確に定義します。例えば、クリック率の向上、購読者数の増加、売上の増加などです。目標を設定することで、効果分析の指標を明確にすることができます。
・成果指標の選定
効果分析に使用する成果指標を選定します。例えば、開封率、クリック率、コンバージョン率、購読解除率などです。これらのメトリクスを使用して、メルマガのパフォーマンスを評価します。
・データ収集と分析
メルマガ配信ツールやメールマーケティングプラットフォームからデータを収集し、効果分析を行います。開封率やクリック率などの基本的なデータから始め、より詳細なデータ分析を行いましょう。
・A/Bテストの実施
メルマガのコンテンツやデザインのバリエーションを作成し、ランダムに配信して効果を比較するA/Bテストを実施します。開封率やクリック率の比較を通じて、最適なコンテンツやデザインの特定を行います。
・購読者からのフィードバックを収集
購読者からのフィードバックを積極的に収集しましょう。アンケートやフィードバックフォームを活用して、ユーザーの意見や要望を把握します。これにより、顧客顧客が求めるコンテンツや改善点を把握できます。
・セグメンテーション
メルマガの購読者を適切なセグメントに分けて分析します。顧客の属性、興味、行動などに基づいてセグメントを作成し、各セグメントのパフォーマンスを評価します。セグメントごとに異なるコンテンツやアプローチを検討しましょう。
・継続的な改善
効果分析の結果をもとに、メルマガの改善策を検討し実施します。効果の高いコンテンツやデザインの要素を取り入れ、継続的な最適化を行いましょう。
効果分析と最適化は継続的なプロセスですので、定期的にデータを収集し分析し、メルマガの効果を向上させる取り組みを行ってください。
4.3.定期的・継続的に配信し続ける
定期的かつ継続的なメルマガ配信は、読者の関心を引き続けるために重要です。以下に、そのためのポイントをいくつかご紹介します。
・一定の配信頻度を設定する
購読者にメルマガが予想通りの頻度で届くことを保証しましょう。例えば、毎週火曜日の朝に配信するなど、一定のスケジュールを設定します。読者は頻繁にコンテンツを期待しているため、配信が不定期にならないように注意しましょう。
・コンテンツの品質を維持する
購読者に有益な情報や興味深いコンテンツを提供しましょう。読者が価値を感じる情報や特典、最新のニュースやトレンドなどを取り入れることで、読者の関心を引き続けることができます。
・レイアウトとデザインの工夫
メルマガのレイアウトやデザインを魅力的にしましょう。視覚的に魅力的で読みやすいデザインを採用することで、読者の興味を引きつけることができます。
・セグメンテーションとパーソナライゼーション
購読者を適切なセグメントに分け、それぞれの興味やニーズに合わせたメッセージを送りましょう。個別の興味関心や購買履歴に基づいたパーソナライズされたコンテンツを提供することで、読者の関心を高めることができます。
・フィードバックの収集と改善
購読者からのフィードバックを積極的に収集し、改善に活かしましょう。読者の要望や意見に耳を傾け、メルマガの内容や配信方法を改善することで、読者の満足度を向上させることができます。
・コンバージョン要素の導入
メルマガ内にコンバージョン要素を組み込みましょう。特別なオファーやプロモーション、クーポンコードなどを提供することで、読者の行動を促すことができます。
定期的かつ継続的なメルマガ配信は、読者との関係構築やブランドの認知度向上に役立ちます。以上のポイントを参考にしながら、質の高いメルマガを継続して提供していくことが重要です。
5.メルマガ会員登録を増やした成功事例
これまでメルマガ会員登録を増やすための方策についてご紹介してきました。
ここでは、より具体的に、どうやってメルマガ会員登録を増やしたのか、その成功事例を2つご紹介します。
5.1.パソナグループ様の成功事例
1つ目はパソナグループ様のB2B観光誘致プロジェクトです。
淡路島にあるパソナグループ様の施設・コンテンツを活用した団体旅行の推進や、旅行会社をはじめとするパートナーとの提携などを通して、B2Bマーケットでの観光誘致をコロナ禍前の5倍にするという目標がありました。
HubSpotではCMS・MA・SFAを活用し一気通貫した業務プロセスの管理をしています。
コンテンツを増やしてよりパーソナライズしたメールマーケティングの実践により商談数を増やしていきます。
詳細は以下のページをご参照ください。
https://www.handk-inc.co.jp/case/pasona
5.2.カゴメ様の成功事例
2つ目はカゴメ様の健康事業部様のお取組事例となります。
カゴメ株式会社健康事業部様とは、企業の健康経営・自治体住民の健康増進の重要性認知拡大ためのサイトリニューアルをHubSpot CMSを使用し、構築を行いました。SEOの対策から、コンテンツの配置にこだわり、デジタルでの集客を加速させています。
「健康事業の認知・サービス拡大」を軸に、認知・集客施策としてウェブサイトをリニューアルするという目標がありました。この目標を達成するために、HubSpotのCMS(コンテンツ管理システム)を活用したウェブサイト制作と、HubSpotのMA(マーケティング活動を自動化・最適化するシステム)を使ったリード獲得・育成、SFA(営業支援システム)での営業管理を実施しました。
詳細は以下のページをご参照ください。
https://www.handk-inc.co.jp/case/kagome
6.まとめ
いかがだったでしょうか。本記事ではメルマガ会員登録者数を増やすための様々な方策についてご紹介をしてきました。
メルマガ会員は将来的に顧客となりうる大事な資産であり、既存顧客との継続的な取引をするための大事な資産です。しっかりデータと向き合って、購読者にとって価値あるコンテンツをお届けし続けましょう。