メルマガは、顧客との良好な関係を維持する上で有効な手段です。現在、メルマガは多くの企業で取り入れられていますが、そもそもの書き方や、低い開封率にお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では
・読まれるメルマガを書きたい方
・メルマガの書き方がわからない初心者の方
に向けて、読まれるメルマガの書き方、おすすめのフレームワークを紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
株式会社H&Kは、マーケティングのコンサルティングをはじめ、国内で2社しかないHubSpotのDiamondパートナーとして、MAツールの導入支援・採用強化・バックオフィスの自動化・Webサイト制作・システム開発などを行っています。お気軽にお問い合わせください。
1.メルマガとは?
メルマガ(メールマガジン)とは、電子メールを通じて定期的に配信される情報やコンテンツの集まりを指します。
また、メルマガはメールマーケティングというマーケティング手法の内の1手法であり、メールマーケティングの中では最もポピュラーな手法です。
メルマガ・メールマーケティングの種類・メリットやデメリット・目的について詳しく知りたい方は、下記の「メルマガを始める前に知っておきたい事項をまとめた関連記事」をご覧ください。
【関連記事】メルマガを始めたい方は必見!効果的なメルマガのやり方を徹底解説
2.読まれやすいメルマガの基本構成
読まれやすいメルマガには、基本構成が存在します。必ずしも今回紹介する基本構成に一致させる必要はありませんが、メルマガ初心者の方や、開封率にお困りの方は一度参考にしてみると良いでしょう。
また、書き方の他にメルマガの登録者の増やす方法にお困りの方は、下記の記事をご覧ください。
読まれやすいメルマガの基本構成は以下です。
・件名/差出人名
・ヘッダー
・リード文
・本文
・フッター
2-1.件名・差出人名
メルマガにおいて、開封率はとても重要です。なぜなら配信数が多くとも、そもそも開封されなければ意味がないからです。
そして、この重要な開封率を左右しているのが「件名・差出人名」です。
2-1-1.件名の書き方
件名の書き方はキャッチコピーの書き方に似ており、わかりやすさ・キャッチーさを意識すると開封されやすくなります。読者は日々多くのメールを受信しています。数あるメールの中で自社のメルマガを目立たせることを念頭に件名を決めましょう。
わかりやすさのポイントは、記号で件名を目立たせることです。
よく使われる「【】(隅付き括弧)」の記号を用いた例が以下の通りです。
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キャッチーさのポイントとしては、以下の3項目を意識しましょう。
・限定感 - 「このメールが届いたあなた限定」「本日のみ」等
・お得感 - 「無料」「クーポン付」「半額」等
・好奇心を惹く文言 - 「〜〜のコツ」「みんなは知らない〜」等
これらのポイントを意識して開封率の高い件名にしましょう。
2-1-2.差出人名の書き方
差出人名は、メールソフトやスマホの画面では件名よりも大きく表示され、件名同様、開封率に大きく影響することがわかっています。開封率が高くなる差出人名を選択しましょう。
メルマガにおける差出人名は、以下の3パターンが主流です。
・会社名
・会社名+個人名
・個人名
この3パターンの中で、メルマガの差出人名として、最も開封率が高くなる傾向にあるのは、個人名です。
特に、過去に読者と何らかの接点を持った担当者の個人名を差出人名にすることで、開封率が高くなることがわかっています。
また、読者ごとに担当者名を自動入力するためにはMAツールや、メール配信ツールなどの活用が必要になります。読者の情報と担当者を紐付けて、顧客管理を行うことで、先述のツールを通じてメルマガの差出人名に担当者名を自動で入力することができます。
メルマガでのマーケティングを行う際は、MAツール等のマーケティングツールの導入を一考してみてください。
株式会社H&Kは、MAツール「HubSpot」の国内で2社しかないDiamondパートナーです。メルマガの差出人名差し替えの自動化をはじめ、マーケティングに関する相談を無料で行っています。
2-2.ヘッダー
ヘッダーは、メルマガを開いた時に一番上に表示される箇所を指します。
会社名、メルマガ名、配信日、第○回 等の配信元の基礎的な情報を、記号や装飾文字で囲み、見やすくしましょう。
また、ヘッダーはテンプレートを用意し毎回同じスタイルで書くことで、配信元が認知され読者の印象に残りやすくなります。
2-3.リード文
いきなり本文に入らず、挨拶を入れましょう。加えて、時事問題や配信内容に軽く触れるのも効果的です。
リード文では、これらの短い文章の他に、CTA(クリックされたいリンク)を設置し、読者の関心を惹くことが重要になります。
また、
「〇〇様 いつもお世話になっております!」
のように、読者の個人名をツールを用いてリード文に差し込むことで、親近感や特別感を出すこともできます。
2-4.本文
続いて、本文では、サービスの紹介や、セールのお知らせ等、メルマガで最も伝えたい内容を書きましょう。またメルマガにおいて、1件のメルマガにつき1つのテーマを扱うことが基本となります。
「1メルマガにつき1テーマ」にすることで、
・簡潔な件名
・わかりやすい内容
・ネタ切れの防止
が可能になるからです。
ただ、どうしても複数項目を取り扱わなければならない場合、重要度の高い項目を一番最初に配置することで、読者の印象に残したい項目を操作することができます。それは、上に表示されるほどより読まれる傾向にあるからです。
リード文同様、本文もできる限り内容をコンパクトにまとめ、記号、写真、装飾文字、改行、空行等で視認性を高めることが継続的にメルマガを読んでもらう上で重要です。
顧客との良好な関係維持のため良質なメルマガを心がけましょう。
メルマガの視認性を高める具体的なデザインについて知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】メルマガデザインのコツ!成果の上がるHTMLメールメールの作り方
2-5.フッター
フッターでは、配信元の情報を記載します。ヘッダー同様、毎回同じテンプレートを使用しましょう。
フッターに最低限掲載する内容は、ホームページのURL、連絡先、メルマガの配信停止方法で、箇条書きがおすすめです。
注意点として、メルマガの配信停止方法は、メルマガで、サービスや商品の情報を広告・宣伝し、商品ページへのリンクが貼られている場合は、「特定電子メール法」によって、メルマガ解除(オプトアウト)の導線設置が義務付けられています。忘れずにフッターに掲載しましょう。
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3.さらに読まれる3つのフレームワーク
ここまで、メルマガの基本的な構成について説明してきましたが、ここからはさらに読まれるようになるメルマガの書き方のフレームワークについて解説していきます。
3つのフレームワークには、それぞれ異なる特徴があるため、メルマガの目的に適したフレームワークを使いましょう。
3つのフレームワークは以下です。
・PREP法
・4Uの法則
・BEAFの法則
3-1.PREP法
1つ目はPREP法です。PREP法は説得力のある文を作ることに最適なフレームワークで、4つのアルファベットは、Point・Reason・Example・Point の頭文字をとったものです。
【Point】(結論)
文章の一番はじめに、結論を提示します。
【Reason】(理由)
次に、結論に至る理由について説明します。
【Example】(具体例)
具体例を提示し、結論や理由に説得力を持たせます。
【Point】(結論)
最後にもう一度結論を念押しすることで、結論に対して同意を得られやすくなります。
実際にPREP法を使った、自社情報に関するメルマガの文章を考えます。
【Point】
自社ホームページを一時停止いたします。
【Reason】
上場に向けたホームページのリニューアルに伴い、システムメンテナンスを 行うためです。
【Example】
20xx年のx月x日〜y月y日の間にメンテナンスを行います。
【Point】
ご迷惑をおかけしますが、自社ホームページを一時停止いたします。
PREP法は、読者に要点が伝わりやすく、執筆者は文章の作成がしやすいため、簡潔な情報を、定期的に配信するメルマガに適したフレームワークであると言えます。
3-2.4Uの法則
2つ目のフレームワークは4Uの法則です。4Uの法則は、読者の行動を促す4つの要素をまとめたフレームワークで、特にメルマガの件名に有効です。
4Uが示す、4つの要素は以下のとおりです。
・Useful(有益性)
・Urgent(緊急性)
・Ultra specific(超具体性)
・Unique(独自性)
これらの要素を重視することで、質の高い件名を決定することができます。
例えば、「今だけお得なセール開催中」という件名であれば、「緊急性」と「超具体性」を意識し、「本日限り半額セール開催中」にすると良いでしょう。
3-3.BEAFの法則
BEAFの法則は、購買意欲が既にある顧客を対象に、メルマガの読者が反射的に考えることを予測し、先回りして情報を伝えるフレームワークです。
また、BEAFの法則とは、もともとネットショップにおいて購買意欲を高めるコピーライティングの法則ですが、メルマガにおいても応用が可能で、よく使われています。
BEAFの法則の構成要素は以下です。
・Benefit(サービス・商品を購入・利用するメリット)
・Evidence(根拠)
・Advantage(競合他社に対する優位性)
・Feature(商品・サービスの色やサイズ等の具体的な特徴)
BEAFの法則を用いた具体例
・B(メリット):この牛肉は旨味と香りが優れています。
・E(根拠) :〇〇賞を受賞している、雑誌で紹介されている
・A(優位性) :品質は高いがまだ有名ではないため、低価格
・F(特徴) :日持ちする、様々な調理法に適している
販売促進のメルマガを考えている方は、このフレームワークを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
読まれるメルマガを書く上で、共通していることは簡潔かつ内容がまとまっていることです。この原則を守った上で、本記事で紹介した様々なテクニックを用いてより良いメルマガを作っていきましょう。
株式会社H&Kは、マーケティングのコンサルティングをはじめ、国内で2社しかないHubSpotのDiamondパートナーとして、MAツールの導入支援/ 採用強化 / バックオフィスの自動化 / Webサイト制作 / システム開発などを行っています。お気軽にお問い合わせください。