企業のリーダーによってチームの雰囲気やメンバーの意識に違いがあります。
そこで今回は、2種類あるリーダー「増幅型リーダー」と「消耗型リーダー」について解説します。2種類のリーダーについて理解したうえで、自分たちの企業のチームを今一度確認し、「メンバーの能力が引き出せていない」「メンバーの向上心が低い」と感じたら、チーム全体を見直してみてはいかがでしょうか?
このブログのライティング者

安藤 弘樹(Koki Ando)
株式会社H&K 代表取締役
株式会社H&K 代表取締役CEO
20代前半から事業を展開し、バイアウト。その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。
@KOK1ANDO Youtube
1. 増幅型リーダーとは?
まずは「増幅型リーダー」とはどんなリーダーなのかについて解説していきます。「増幅型リーダー」とは、メンバーの能力を最大限引き出すリーダーのことで、才能のある人たちのマグネット的な存在です。また議論の推進者でもあります。そして自分の能力をひけらかすようなことはなく、自らも挑戦していくことで、メンバーにも挑戦する機会を与えてくれます。
上の図をご覧ください。上の図は、「ソーシャル理論」を表したものです。Driving行動派、Expressive感覚派、Analyticsl思考派、amiable協調派という4象限があった時、のDrivingが「増幅型のリーダー」の傾向が多いです。
「増幅型リーダー」はリーダーシップを見せる場面とそうでない場面がはっきりしており、自分がでていく価値を知っているので、それをメンバーに教育しメンバーのモチベーションをあげます。「増幅型リーダー」のMTGでは、心理的安全性を考慮したり、アイスブレイクやメンバーの士気を高めることを最優先として考えます。
\資料のダウンロードはこちらから/
2. 消耗型リーダーとは?
次に「消耗型リーダー」とはどんなリーダーなのかについて解説していきます。「消耗型リーダー」とは、メンバーを囲い込み、支配しながら生産性を上げることにこだわるリーダーのことで、自らの帝国を構築し「自ら意思決定」をします。そして自分は何でもできると考え、権力を誇示しています。
消耗型リーダーはMTGでは、タスクの進捗の確認を重視し、仕事を時間通りに終わらせることを意識しています。なぜならば、このタイプはリーダーでありながらプレイヤーとして一流の場合が多いからです。そのため、プレイヤーとしてのマインドが強く、自分よりできる人がなかなか現れずに疲弊していくことが多いです。議論をしても自分で答えを全て与えてしまいがちです。
以下が増幅型リーダーと消耗型リーダーの簡単な比較です。
増幅型リーダー | 消耗型リーダー | |
MTGで重視すること | メンバーの士気 | タスクの進捗 |
マネジメントで重視すること | 責任を少しずつ任せる | 責任を大きく任せる |
仕事の考え方 | 枠組み作りを重視する | プレイヤーとしてのマインド比重が高い |
議論の仕方 | 答えを導くための問題や壁を作ってあげ、乗り越えるのをサポートする | 答えを全て教えてマニュアルを作ろうとする |
しかしながら、どちらのリーダーも必要です。増幅型リーダーには消耗型リーダーが必要ですし、消耗型リーダーには新規事業責任者などで増幅型のリーダーが必要です。
成功した経営者にはそれぞれのスタイルがあります。自分がどの分野で強みを発揮し、どの分野を周りに補ってもらうのかを意識することで環境はガラッと変わります。だからこそ、自分が一緒に働くチーム作りが大事になってきます。
人を成長させるのは、常に現状を上回ろうとする向上心です。リーダーは常に組織全体の成長のために、自分自身とチームのメンバー双方にゴールとなる目標を設定することが求められます。つまりリーダーは、チームの能力を最大限に引き出すためのゴール設定をすることが大変重要になります。
3. まとめ
以上、2種類あるリーダー「増幅型リーダー」と「消耗型リーダー」について解説していきました。この記事が少しでも参考になっていただければ幸いです。
最後に覚えておきたい要点についてまとめます。
・「増幅型リーダー」はメンバーの能力を最大限引き出すリーダーのことです。
・「消耗型リーダー」はメンバーを囲い込み、支配していくリーダーのことです。
どちらのリーダーもチームの能力を最大限に引き出すためには、常に高い目標を設定し、チームの力を押し上げることが重要になります。これらを大事にしてみなさんにはリーダーシップを発揮していただきたいです。
株式会社H&Kでは集客やマーケティングに関する相談を受け付けております。気軽にお問い合わせください。