Update.2022.12.07

YouTube動画制作の費用相場とは?工程別の相場や費用を抑えるコツを解説

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YouTube動画は商品・サービスの認知獲得に有効な手段の一つです。6,500万人を超える日本人が視聴するYouTubeはテレビに代わる広告媒体としても注目されています。新たにYouTube動画の作成を検討している方もいるのではないでしょうか?今回の記事では、YouTube動画制作費用の相場や制作費用を抑えるためのコツなどを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

 

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Contents

     

    1.YouTube動画の制作費用相場

    YouTube動画の制作費用は一般的な映像制作と同様に、制作スタッフの人件費と、カメラ・編集ソフトなどの機材費です。そのため多くのスタッフが関わり、撮影や編集に時間をかけて動画の作り込んでいくほど費用は高くなります。

    しかし、大体のYouTube動画は尺が短く、特別な場合を除いて撮影や編集の工数がそれほどかさむことは無いため、一般的な動画制作に比べて低い金額で依頼することができます。

    また、視聴者の多くはスマートフォンで視聴するため、ハイスペックな撮影機材は必要なく、その点でもコストを抑えることができます。

    この章では、種類別と工程別の費用相場を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

     

    1.1YouTube動画の種類別費用相場

    まずは、YouTube動画の種類ごとに費用の相場をご紹介していきます。

    ■費用

     

    1-1-1.インタビュー動画

    インタビュー動画とはその名の通り、経営者のメッセージや商品の開発エピソードなどをまとめたものなどインタビュー形式の動画のことを指します。最近では企業の認知度拡大や採用ブランディングを目的に、自社アカウントのYouTubeでインタビュー動画を配信する企業が増えてきました。

    多くのインタビュー動画は約1分~2分程度の尺に収まることが多く、複雑なカット割りなども必要ないため、撮影・編集の工数も抑えられ、限られた予算でも制作することができます。

    一般的な制作費の相場としては8万円~20万円ほどです。カメラや三脚があれば、自社で撮影を済ませることができるためコストを抑えることも可能です。

    1-1-2.商品・サービスのPR動画

    商品・サービスの販促を目的としたPR動画の場合、限られた時間のなかで商品・サービスの持つ魅力や特徴をわかりやすく伝えるため、構成やシナリオを工夫する必要があります。

    テロップやナレーションの挿入は必須になります。また、実写が難しい無形商材では、アニメーション化するなどより工夫が必要となるため、インタビュー動画などと比べると制作費はやや高くなります。

    一般的な相場としては、2分前後の尺のシンプルなプロモーション動画が30万円~35万円前後。カット数が多く、アニメ―ションやエフェクトなどを組み合わせた動画が40万円~80万円前後です。オリジナル音源やCG制作の有無などによっても制作費は変わってきます。

    1-1-3.YouTube広告

    YouTube広告の長さに制限はないものの、10分を超えるような長尺の動画は視聴者に避けられる傾向があります。YouTube公式サイトも3分以内を推奨しています。

    加えて、代表的な広告のTrueViewインストリーム広告は最初の5秒以降、ユーザーが自由にスキップできる仕様になっています。そのため、最初の数秒がもっともエンゲージメント率が上昇する時間であり、動画にインパクトをつけてスキップさせない工夫が必要です。

    短い尺でも制作会社には企画力・表現力が求められ、撮影や編集の手間は当然費用にも反映されます。

    広告動画の費用の相場は30万円前後を中心に、内容によっては50万円を超えることもあります。また、制作費以外にクリックや再生によって変動する広告予算、運用費も用意しておく必要があります。

     

    1-2.YouTube動画の工程別費用相場

    YouTube動画制作は、動画制作の工程ごとに見積もりされています。以下では、その内訳について詳しく説明していきます。

     



    1-2-1.企画・シナリオづくり

    動画の目的や動画で伝えたいメッセージなどを明確にし、全体の構成を作成します。その後絵コンテや台本への落とし込みが行われます。YouTube動画制作では、すでにある動画素材を使う場合や構成が複雑なものでなければ、テレビCM等と違って本格的な台本を作らない場合もあります。

    一般的な費用は5万円~20万円です。

    1-2-2.キャスティング

    役者が出演する場合はキャスティング費用がかかります。また、役者本人だけでなく、スタイリスト等の人件費がかかる場合もあります。

    費用はキャスティングする人や人数によって変わってきます。

    1-2-3.撮影

    このフェーズでは、企画・構成をもとに撮影を行います。撮影に関わるカメラマンや音響スタッフの人件費、スタジオを使う場合はスタジオのレンタル費用、出張撮影の場合はその交通費・宿泊費もかかる場合があります。また、撮影する映像の質やカット数によって、高額な機材が必要になったり、カメラが複数台必要になったりすると、その分費用がかかります。

    YouTube動画の場合はそれほど大がかりな撮影にはならない場合が多いため、相場は数万円~20万円といわれています。

    1-2-4.編集

    撮影した映像や動画素材を用いながら編集する工程です。 不要な部分をカットしたり、テロップを加えたりし、視聴者が見やすくなるようにします。特殊効果を加えたり、BGMや有料素材を使うとその分も費用がかかります。

    一般的な相場は、10万円〜20万円です。ただし、すでにある素材を使い編集の工数がかからない動画は数万円ほどで編集することも可能です。

    1-2-5.納品

    YouTube専用の動画で、YouTubeのみに活用するというケースであれば、別途費用はかかりません。ただし、SNS、YouTube、デジタルサイネージ等複数メディアで活用したい場合、

    動画の活用場所によって動画のデータ規格が異なるため、別途に費用が掛かる場合があります。

     

    2.YouTube動画の制作を依頼する前の準備

    「目的」「予算」「納期」の3つは、動画を依頼する前ある程度決めておきましょう。

    何も用意せずに丸投げすると、そもそも適切な制作会社が探しにくくなります。また、たとえ良い制作会社に巡りあっても、その後のキャッチボールが上手くいかず、制作会社の提案もブレてしまう可能性があります。

     

    2-1.目的を決めておく

    動画を作る目的、目標を決めておくことは動画制作における準備の絶対条件です。なぜなら、目的によって動画の方向性や戦略は大きく異なります。動画の目的は主に以下の3つに分けることができ、どれに該当するかを設定してください。

     

    ・認知(企業名や商品・サービスの認知拡大)

    ・比較・検討(企業や商品・サービスの価値を高めるブランディング)

    ・行動(サイト誘導や商品購入)

    2-2.予算を決めておく

    予算が曖昧だと制作会社もどんな映像にするかを決めかねるため、動画制作にかける予算も事前に決めておいてください。また、動画は追加料金が発生する場合があるので、あらかじめ上限を決めておくことをおすすめします。

    もし予算をハッキリと決められない場合は、制作会社に作りたい動画のイメージを詳しく伝え、どの程度の制作費が必要か聞きましょう。

    2-3.納期を決めておく

    動画をいつまでに納品してもらうか、納期を決めておいてください。納期は修正が発生する場合もあるため、余裕を持ったスケジュールにすることをおすすめします。一度、制作した動画も確認時に修正が発生する可能性もあります。完成を延ばせないものに関しては、事前になぜその納期なのか理由を制作会社に伝えてください。

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    3.YouTube動画の制作費用を抑えるためには?

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    動画制作会社に依頼する場合、YouTube動画といってもある程度費用が必要となります。

    そこで、少しでも予算を抑えるために、自社でできることをご紹介します。

    ちょっとした工夫をするだけで、お金だけでなく、納品までの時間を短縮できます。ぜひ、実践してみてください。

    3-1.動画のコンセプトをあらかじめ定める

    すべての工程を動画制作会社に任せてしまうと、それだけ費用がかかります。

    動画を作る工程は「企画」「撮影」「編集」「運用」の4つに分けられますが、この4つのうちの自社でできるところはないか考えてみてください。

    3-2.まとめて発注をお願いする

    複数の動画を発注を考えている場合は、まとめて発注することでコストを抑えることができます。

    例えば、定期的に動画をアップすることを考えている場合は、数ヶ月先までの動画を一回の発注で行ってください。

    3-3.コストがかからない動画に変える

    コストがかからない動画に変えることも費用を抑える手段の1つです。

    具体的な方法としては、背景合成のためのスクリーンであるグリーンバックを利用し、スライドショー形式の動画にすることで出張費用・撮影費用が抑えられます。

    背景映像のために海や山などに移動して撮影をする場合、交通費がかかってしまいます。ですが、グリーンバックで背景を合成することで、現地まで行く必要がなくなりコスト削減につながります。

    また、最初から撮影をせずに画像を繋ぎ合わせてスライドショーを作り動画にする方法で制作することで、撮影費用分のコストを下げることができます。

     

    4.動画制作会社を選ぶ際の4つのポイント

    Woman connecting cellphone and laptop computer

    ここからは、動画制作会社を選ぶためのポイントを解説します。比較検討する際の参考にして下さい。

    4-1.実績

    過去に実績があるかどうかしっかり確認してください。

    ある程度実績がある動画制作会社なら、制作された映像のクオリティに不満を感じることはないでしょう。ホームページで制作実績を公開している場合が多いため、依頼する前に確認してください。

    4-2.費用

    見積もり内容が曖昧な場合、当初の概算よりどんどん費用が追加され、予算をオーバーしてしまうことがあります。

    必ず詳細に見積もりをしてもらい、その中に何が含まれていて、含まれていないものはあるのかしっかりと確認してください。

    4-3.提案力

    自社の要望を理解した上で、効果的な動画制作を提案してくれる会社を選びましょう。

    提案力がない制作会社は、お客様から言われた通りに作るだけになってしまい、最終的に自分のイメージした作品にはならいことが多いです。そのため、実際に制作会社の担当者と顔合わせを行い、ご自身の目で本当に信頼できる会社かどうか判断してください。

    4-4.進行管理

    ディレクターは制作の窓口となり、責任をもって案件を全面的にサポートしてくれる存在です。また、動画制作は、企画、撮影、編集、確認、納品など、各プロセスが複雑に連携しています。1つが欠けても、期待通りの動画として完成しません。

    そのため、ディレクターの裁量が制作物のクオリティに大きく関わります。

    他社や個人に案件を丸投げすることなどがないか、必ず確認しましょう。

    上記の4つのポイント「実績」「費用」「提案力」「進行管理」を参考に、実際に制作会社に見積もりを依頼し、比較検討をしてみてください。

     

    5.まとめ

    動画制作は作成したい動画の種類や工程により、費用相場に大きな差が出ることがわかっていただけたでしょうか?制作したい動画をあらかじめ明確にしておくことで、大まかな相場を算出する事ができます。

    もし、何か相談したい事がある方は、ぜひ一度弊社株式会社H&Kまでご相談ください!

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    安藤 弘樹(Koki Ando)
    株式会社H&K 代表取締役 CEO
    20代前半から事業を展開し、バイアウト。
    その後、30年続くイベント会社で最年少でセールス・マーケの責任者。
    広告代理店で取締役CMOを経験。H&Kを創業。