企業の魅力が伝わる採用サイトの作り方|採用サイトディレクション事例

【H&K - 成功事例インタビュー】
<ご担当者様>

伊藤あき
株式会社クラッソーネ 人事広報部
<H&Kコンサルタント>

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檜森大河(Taiga Himori)
株式会社H&K HR支援事業部責任者
これまで急成長フェーズ企業3社で人事責任者を歴任。
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\現在、無料相談実施中/
「株式会社クラッソーネ」
~「住まい」の循環を担う建設DX推進スタートアップ~
株式会社クラッソーネは、解体工事領域で施主と工事会社を直接つなぐマッチングプラットフォームとして、解体業界のデジタル化(DX)を推進する、一括見積もりWebサービス「くらそうね」を展開しています。 |
目次
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今回の事例
採用競争が激しくなる中で、自社採用力を強化する企業が増えています。その中でも、自社採用の要となるのが採用サイト・採用ホームページです。とは言っても採用サイトの制作は難しいポイントも多いですよね。
この事例記事を読めば、採用サイト・採用ホームページの作り方がわかるように
・どういったフローで制作を進めれば良いのか
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などについて、株式会社クラッソーネ様に詳しく伺っていきます。
1.採用サイト制作の背景
檜森:本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、御社が採用サイト制作を検討された背景から教えてください。
伊藤さん:はい。元々の採用サイトが古く、会社の現状と掲載情報の乖離が起きてしまっていました。一定応募はあるものの、採用には至っておらず、スタートアップとしてのクラッソーネが求める人材とマッチングしていない状態でした。オフィスカジュアルな服装スタイルなのにもかかわらずスーツを着ている人がたくさん写っていたりと、採用広報・ブランディングにもマイナスな影響があるのではないかと危惧していました。
そういった経緯で、採用ページの刷新を行うことになりました。
檜森:その中でなぜH&Kを選んでいただけたのでしょうか?
伊藤さん:私たちが採用ページを作る上で望んでいたことが、スタートアップとしてイケてる採用HPを作ることでした。それは盛って魅力づけをするという意味ではなく、クラッソーネらしさを出しつつ、そういったマインドを持つユーザーにスタートアップとしての面白さがしっかりと伝わるものです。その点は自分たちには知見が足りていなかったこともあり、スタートアップの感度が高く、マーケティング視点を持った採用コンサルをできるH&Kさんに依頼することにしました。
採用マーケティングは意識していましたが、時間をとってできていませんでした。来て欲しい人がクラッソーネに入社するまでのフローを意識してやりたいと考えていたので、ぴったりでした。
檜森:ありがとうございます!宮田さんからクラッソーネ様についてお聞きした時に、すごく興味深い領域のサービスを展開されているスタートアップだな、ここから伸びていきそうだなという感じがバシバシ伝わってきました。もっと御社の魅力は世の中に伝えられるはず!と考えていました。
2.採用サイト制作フローと実施内容
檜森:今回のプロジェクトの工程は上記のフローで行いましたね。
伊藤さん:
まず、競合調査をしていただき、その中で他のスタートアップではどんなサイトでどういう訴求が行われているのかを分析していただきましたね。そこで似たターゲットを採用して成長しているスタートアップの採用HPの花形も知ることができました。
その後社内のクルーに対してアンケートやヒアリングを行い、入社の要因分析、興味を惹くキーワードなどの洗い出しをしていただきました。
これらの調査をもとに、クラッソーネの目的に合った採用ページの設計とデザインの原案作成を行うことができました。
そしてページの設計で企画されたコンテンツの制作を行いました。今回はキャッチコピー・代表メッセージ・採用ピッチ資料・対談コンテンツなど盛りだくさんな内容になりましたが、どれもインタビューからライティングまで手を動かして対応いただけました。
実装はクラッソーネのトーン・マナーを知っているデザイナーに依頼するなど、柔軟にご対応いただきました。
檜森:採用サイトであったとしても、伝えたいことを整理するだけでなく、他社はどう訴求しているのか・どんな人を狙っているのかを把握した上でサイトを設計していくことが重要ですよね。
↓完成したサイトがこちらですね!↓
3.採用ターゲットに適した導線と刺さるメッセージづくり
檜森:今回の採用サイトを作るにあたって重要視していたポイントが、導線設計とメッセージです。以前のサイトはどの職種のどんな人がどこを見ていいかわかりにくくなっていました。また、自社を説明するだけで本来伝えるべき訴求を入れることができていませんでした。そこを改善するためにターゲットの洗い出しとそれぞれの導線を考えるところから始めました。
クラッソーネ様では
・新卒採用
・中途採用
・エンジニア採用
の3つの大分類を設けて採用活動を行なっています。これを1つのページに入れ込んでしまうとページ内の情報がごちゃごちゃになり機能しません。そこで採用TOPページから下の階層の(新卒採用ページ/中途採用ページ/エンジニア採用ページ)に流れるような組み立てにして、TOPではどのユーザーにも訴求したい根幹となるコンテンツを、それぞれのページにはそれぞれのユーザーに訴求したい情報を配置しました。
中のコンテンツは、社内の分析を進めていくうちに、メンバーの入社興味を引いたポイントとクラッソーネ様のコアになる要素が掛け合わさることで決定されてきましたよね。
伊藤さん:非常にわかりやすい導線のサイトにできたと思います。
サイトに訪れた候補者へのメッセージもページごとにペルソナを考えて作ることができています。
檜森:特に私がクラッソーネ様の「らしさ」を感じたのが、
・代表メッセージ
・対談コンテンツ(①経営×人事 ②プロダクト×ビジネス)
この2つのコンテンツです。クラッソーネ様は、ミッション・ビジョン・バリューへ(以下:MVV)の共感を採用の最優先事項として認識されている企業様ですので、全てのユーザーに共通してみていただくTOPページには他社との違いや、MVVの理解浸透を促すコンテンツが必要でした。なので、この2つのライティングはインタビュー後、客観性をもって私が書かせていただきました。
社内分析にてクラッソーネ様のメンバーには、以下(一部抜粋)のような共通点があることもわかっていましたので、
・社会課題に純粋に取り組む
・本質的な行動を通して解決しようとする
・利他の精神を持っている
この「らしさ」が存分に現れるようコンテンツ、そしてメッセージを作っていきました。
解体という一見するとマイナーな事業領域が知れば知るほど興味深く思ってもらえるようなコンテンツになっていると思います。
伊藤さん:はい。以前と比べて格段にクラッソーネらしい言語化ができたサイトになっていると思います。
制作したページ内に留まらず、採用においての言語化がすごく進んだ期間でした。
H&Kさんには中にいると「当たり前」と感じてしまう当社の魅力にも気づいていただき、客観的な視点から社内のコンテンツ化を進めていただくことができました。
今のクラッソーネのフェーズに欲しい人材にダイレクトに伝わるものを作っていただけたと感じています。
その中でも特によかったポイントとしてトップページのキャッチコピーを挙げたいです。
「誰もやらない、やるべきことをやろう。」
というキャッチコピーの言語化は経営陣の言葉をたくさんヒアリングしてくれたH&Kさんだからこそできたものだと思います。
全ての採用候補者が閲覧する当社の入り口となる部分を非常にクラッソーネらしくまとめ上げることができました。
4.H&Kの取り組みと今後について

檜森:H&Kと一緒に取り組んでみていかがでしょうか?
伊藤さん:H&Kさんが一緒に議論に加わって採用チームの一員くらいのコミットしてくれたので結果的にいいものが作れたと思います。
H&Kさんの採用マーケティングの知見から採用サイトでは珍しい競合分析などもしっかりと行い、戦略的にページを作っていくことができました。
また、大きかったポイントとして言語化の部分があると思います。社内でもなんとなくわかってはいるけど対外的にうまく言葉にできない部分を、綺麗にコピー化していただけたので助かりました。本当に泥臭いところまで入り込んで支援していただきありがとうございます!
檜森:よかったです。今後はサイトをどう活用していきたいですか?
伊藤さん:はい。現在エンジニアチームを中心に開発ブログを作っていてエンジニア採用のサイトへの流入を図っていきたいです。また、いいコンテンツもみられないことには結果に繋がらないと思いますので、ここもH&Kさんにアドバイスをいただきながら採用広報の部分は強化していきたいです!
檜森:そうですね。ぜひ!ありがとうございます!